簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
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九州の終着駅(JR乗り潰しの旅)

2020-01-29 | Weblog
 全盛時代である昭和50年代の国鉄には、九州内に行き止まりの終着
駅が18駅有った。
その中で今日までその形態を留めているのは、門司港、若松、西戸崎、
枕崎、三角、長崎、西唐津の7駅である。



 JR九州にはこれ以外にも行き止まり駅がある。
大隅線の廃線により終着駅となった志布志駅、香椎線の終着駅・筑前勝田
の廃駅による宇美駅、平成8年(1996)年に開業した宮崎空港線の宮崎
空港駅がそれである。香椎線はその両端が行き止まりの終着駅で、これは
JRのなかではここだけで珍しい存在だ。



 更に博多南線の博多南駅も、新幹線車輌が基地へ向かう経路とは言え、
新幹線博多駅との間で営業運転が行われているので、行き止まりの終着
駅の仲間に加えても良いだろう。



 また国鉄時代は松浦線(現松浦鉄道)で結ばれていた佐世保駅と伊万
里駅も、今ではJR線の終着駅である。
そのうち伊万里駅はJRと私鉄の駅舎が道路を隔てて建っており、線路
も完全に分離されているので、行き止まりの終着駅である。
一方の佐世保駅は松浦鉄道も乗り入れているので、行き止まり駅の風情
は無く、仲間に加えるかは微妙だ。



 同じような駅に筑肥線の姪浜駅がある。
昭和58(1983)年に博多との間が廃止され、国鉄の駅としては終着駅と
なったが、同時に開通した福岡地下鉄空港線との間で、相互乗り入れが
行われているので、ここは行き止まり駅でも終着駅でもなくなった。



 北海道が、28駅から8駅まで減少したのと比べると、九州地内では行
き止まり駅は良く残されているほうだ。
それらは人口の多い九州北部に集中しているのも特徴で、やはり多くの
利用がなければ鉄道は廃ると言うことのようだ。(続)


(写真:指宿枕崎線・枕崎駅)

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