簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

九重“夢”大吊り橋(高千穂ドライブ旅)

2017-07-24 | Weblog


 久しぶりのドライブで、山陽道から関門橋を渡り、九州道、大分道と乗り継いで、
九重ICで高速を降りた。この日は、「高千穂」を目指す道すがら、ここから国道210
号線を経て県道40号線に入り、少し寄り道をする。



 重く鈍よりとした曇が低く垂れ込め、昼前だと言うのに辺りが夕方のように薄暗い
陰鬱な日であったが、雨が落ちてくることは無かった。
そんな天候とは裏腹に、沿道の山々では所々で木々が既に紅葉をはじめ、緑の中
に赤や黄の素晴らしいグラデーションを見せてくれ、思わぬ景色に感嘆の声を上げ
ながらのドライブとなった。



 インターから30分ほど、山深い地に突然広大な駐車場が広がった。
その先を見れば、曇り空に霞むように高さ43mと言う主塔が見える。
周りを山々に囲まれた標高777mの地に、威容を誇って聳える「九重“夢”大吊り橋」
である。平成18年10月に完成し、その名は公募で決められたと言う。



 深くV字形に切れ込んだ渓谷に架かるこのつり橋は、長さが390m、高さは173m、
巾1.5mで、人道吊り橋としては日本一高く長いと言う規模を誇っている。



 橋の上からは日本の滝百選にも選ばれた震動の滝の雄滝や雌滝が望め、眼下
には九酔渓の絶景が広がり、天気のいい日には九重連山の壮大な景観も見られ
ると言う。
歩道には二か所ほど足元にグレーチングをはめ込んだところがある。
恐る恐るその隙間から覗いてみると、白く糸を引くような鳴子川の流れが、遥か真
下に透けて見える。



 そんな景観に見ほれていると、いつの間にか谷から湧きあがった白いもので、瞬
く間に辺が覆い隠され消えてしまった。(続)



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