簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

等々力家と東光寺(JR乗り潰しの旅・大糸線)

2021-04-19 | Weblog

 穗高駅で途中下車した目的は、穗高神社とわさび農場を訪ねる事で、
その後時間が許せば、ここから1㎞程北に行くとある「碌山美術館」に
も立ち寄って見たい。
駅前の観光案内所で、観光マップを頂き、安曇野を少し歩いてみる。





 萩原碌山は、この安曇野の農家の子として生まれ、後に日本近代彫刻
界に多大な足跡を残した彫刻家で、その作品の蒐集と保存を目的に開か
れた美術館だ。

 教会を思わせる「碌山館」は、観光写真などでもお馴染みで、この地
のシンボル的な存在で、地域社会に貢献し優れた公共建築として「公共
建築百選」に選ばれている。





 駅から1㎞程離れたところに、曹洞宗の吉祥山東光寺と言うお寺がある。
信州七福神巡りの内、大黒天の札所としても知られた寺だ。
二層の立派な山門の前に、朱色に塗られた大小三足の下駄が置かれている。

 説明書きによると「吉祥仁王様の下駄」で、願いを込めて履くと、所願
が成就されるという。
「脚下照顧(きやつかしようこ)」、自分の足下をしっかり見つめ、一歩
一歩着実に進むことで、物事が成就すると言う、禅の教えである。





 その前にある立派な長屋門を構えたお屋敷が、当地域の有力者と言わ
れる「等々力家」である。

 江戸時代には松本藩の藩主が狩猟の折に滞在する本陣としても使われ、
古くは東光寺(古名、東龍寺)の創建にも大きく関わった名家らしい。
江戸中期に作庭されたという石組みの庭は、安曇野観光の名所の一つと
なっている。
又、NHKの連続テレビ小説「おひさま」の舞台としても知られている。(続)




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