簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

バリ島旅行記 悪質ポーター

2009-09-01 | Weblog
凡そ30分ぐらい待ったで有ろうか、入国審査が無事終わった。
ガイドブックには間違いなく入国スタンプが押されているかすぐに確認せよとあった。
パスポートを捲ると間違いなく押されている。



 【写真:入国審査】

次はターンテーブルでの荷物の受け取りだ。
入国審査に手間取った性かターンテーブルは既に停まり、引き取り手を待つトランクが
テーブルの脇に降ろされ林立している。

その中から、自分のトランクを見つけ、出国の時受け取ったクレーム・タグと見比べ確認
していると、数人の男たちが「OK、OK」「ハイハイ」と口々に叫びながら群がってきた。
突然のことで何が起きたのか飲み込めない。
男たちが「間違いないか」と日本語で確認をしてくるので、タグを見せながら「間違いない、
これだ」と答えると、「OK、OK」と言いながら一人の男がトランクを塊の中から取り出した。

初めは、空港の荷物の引き取り係員のサービスか何かかと思っていた。
ところが男はそのままトランクを転がし、出口に向いだした。
あれっ、と思ったとき男は既に2~3メートル先を足早に進んでおり、急いで後を追う形になった。
追いついて、荷物を取ろうとすると、男は「OK、OK」と言いながら、トランクを放そうとしない。

その時、初めて気が付いた。
ガイドブックには、荷物を勝手に運んでチップを要求する悪質なポーターがいるから注意する
ようにと書かれていた。
出口が近づくと、男はやおらポケットから日本の札を取り出し、チップを要求してきた。
「5,000ルピアで良いか?」と聞くと、「これをくれ」と1,000円札を目の前に差し出した。
二つ折りされた1,000円札は結構な枚数がありそうだ。
こうして、朝から何人もの日本人のトランクを運び、荒稼ぎしてきたのか。

相手は3人、入国早々無用なトラブルは避けなければ・・・。
腹が立ったが結局言われるままトランク3個分、3,000円を支払った。
まんまとしてやられてしまった。

空港の外では旅行客を迎える旅行社の現地ガイドが、手にプラカードを持ってフェンスの外に
溢れていた。
行き成りこんな事があったので、どの顔も何となく胡散臭く見えてしまう。(続)
コメント
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