ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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自己肯定感を高める

2010-12-10 | 育児
 誰もが自分を生かしたいと思っています。そのために様々な努力をします。
素晴らしい事をすることも、醜いことをすることも根底にはそれがあるように思います。
 例えば、人を困らせることで自分の存在をアピールする子もいます。こちらを向かせたいと必死になっていると思うと何となく可愛そうにも思えます。いたずらも同じように考えることもできます。
 本当ならば、もっとうまく自分を生かすことができるのに、そんなことをするために無駄なエネルギーを使っているのではないかと思う程です。
 でも、そうせざるを得ないのでしょう。
 人間の欲求には、自己実現の欲求があります。これが、人間らしい欲求です。そのためにエネルギーを使うことが一番無駄がないと思います。
 この状態にならないのは、承認の欲求が満たされていないからだと考えることができます。

 承認は、関わる人々からの承認されることが大きな力になります。周りから認められることで、「私は、私」と自分を承認することができるのではないでしょうか。

 無駄なエネルギーを使っている状態は、この承認を求めている姿だと思います。
「子どもが承認を感じる取り組み」
・愛情一杯に育てられること
・自分の行動・能力・考え方、しいては自分の存在そのものが認められること
・自己実現できる環境に変化しやすい柔軟な環境が用意されていること
・叱咤激励を受け、常に注目されていること 等

「私は、私」と言えるのは、自己肯定感をもっているからだと思います。この感覚は、自分を認め、関わりをもってくれる刺激を受けて育っていくのではないでしょうか。

 「うちの子はわがままで困る。」と嘆くことはとてももったいないと思います。それだけ、自己主張ができる自分になっていることは素晴らしいことではないでしょうか。
 後は、TPOに合わせて自己主張できるように考えられるように伸ばしたり、自分の欲求だけでなく、互いの欲求をうまくすりあわせたり、人の喜びを自分の喜びと感じられるようにしたりする機会を増やし、心豊かにすることのように思います。
 自己肯定感をもたせる前に、「わがままだ」と否定してしまっては、自己主張もできず、我慢していると自己否定につながってしまいます。
 まずは、自己主張ができる子どもが育つ場を子どもに提供することが私たちの役目ではないでしょうか。

 それは、決して子どもに好きなことをさせ、放任することではありません。ここには秩序があります。みんなが安心・安全に暮らせるための秩序があります。犠牲が伴っていては大変です。だから、手を加えます。この手を加えること自体があなたの存在自体を認めている愛情の現れです。
 そして、その中で、自己肯定感を高めるために「子どもが承認を感じる取り組み」に全力を上げるのです。


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