仕事から帰宅した時「ママに怒られた。・・・。」と泣いてきた娘さんへの対応に困っている父親からの相談メールが届きました。
子どもさんに理由を聞くと、「せっかく習い事(見学会、体験会)に連れて行ったのに、1時間半も無駄にした。」と母親から怒られたそうです。「行きたくなにのに、行きたい」という子どもの心理を知りたいとのことです。
みなさんならどのようなメールを返しますか?
<このような返信メールをしたい私です。>
大変ですね。このような事態は、家族で生活をしていると起きてくることが普通だと考えた方がよいと思います。
今回の件だけで考えるのではなく、常に起こりうる出来事だと考えて対応することで、出来事が起きてくる本質をつかむことができます。
父親の立場は、とても難しい立場だと思います。
母親とわが子の間に入っているわけですから、どちらともうまく関わらなければなりません。
そのために葛藤する場面が多くなります。
今回で考えると、娘さんが泣いてきたから、対応しなければと、娘さんの心理を理解して、娘さんの立場になって解決方法を考えようとされているのではないでしょうか。(奥様に泣いた理由を聞かれているのも娘さんの立場に立っての行動になります。)
もし、このような対応をしていると、今度は、奥様から、娘さんのことで相談があった時には、奥様の立場になって解決方法を考えることになります。
これでは、いつまで経っても問題は消えません。
今回の場合、子どもの心理というよりも、父親としての自分を考えるとよいと思います。
今回の出来事に関わって、父親として、何をされてきたかを振り返ってみましょう。
「父親として」ということは、
・子どもの習い事について、父親としての考えを奥様に伝える。(両者の合意で習い事をさせることになります。)
・娘さんに習い事に対する考え方を伝える。
(父親の立場として、母親と同じ考えをもっていることを子どもが理解する機会を設ける)
その上で、
・習い事の見学に行くことについての父親としての考えを両者に伝える。
・習い事に対する考え方がはっきりしていれば、その考え方から今回の件についての判断をする。
・両者にその判断を伝え、三者で、今後の事について話し合う。
習い事をすることは、娘さんだけの問題ではありません。それを支えるためには、母親と父親の協力が必要になります。ここに様々な問題が発生します。
例えば、送り迎えがあれば、時間の使い方も変えなければなりません。その時間を確保するために奥様は、今までの生活のパターンにそれを加える努力が必要になります。
お金もかかります。そのお金を工面するためのお金の使い方も考えなければなりません。
まだまだいろいろあると思います。
これらのことを夫婦で話し合い、それぞれが支え合って、子どもを一緒に育てることになります。
もし、これらの取り組みが一つでもされていなくて、奥様にお任せの状態ならば、奥様には、不満が募ります。
実は、奥様の怒りは、子どもには向けたくなかった怒りかもしれません。
このように子どもの心理を探ることよりも、まず、父親としての自分の姿を振り返ることが、今後、起こりうる事態を防ぐことになります。
もし、父親として、ここに挙げたことの一つでも欠けているようでしたら、
―奥様に対して―
「ごめんね。私が悪かった。せっかく子どものためにしてくれたのに。私は君のためにすべきことをしていなかった。こんな事になって本当にごめんね。」
―娘さんに対して―
「大好きなお母さんから叱られて辛かったね。お父さんがもっとあなたのためにしてあげなければならない事があるのに、それをやらなかったからこんなことになったんだよ。ごめんね。これからは、こんな辛い思いをさせないようにお父さんも頑張るから、許してね。」
と伝えてみてはいかがでしょう。
誰も、子どもに辛い思いをさせたいとは思っていません。それをさせたのは、そこに至るまでの何か配慮が足りなかったと考えた方がよいと思います。
今回の事は、子どものせいでも、奥様のせいでもありません。
子どもの心理についての回答とは異なりますが、今回の事を父親としての自分を見つめるための学びの機会ととらえてはいかがでしょう。
子どもさんに理由を聞くと、「せっかく習い事(見学会、体験会)に連れて行ったのに、1時間半も無駄にした。」と母親から怒られたそうです。「行きたくなにのに、行きたい」という子どもの心理を知りたいとのことです。
みなさんならどのようなメールを返しますか?
<このような返信メールをしたい私です。>
大変ですね。このような事態は、家族で生活をしていると起きてくることが普通だと考えた方がよいと思います。
今回の件だけで考えるのではなく、常に起こりうる出来事だと考えて対応することで、出来事が起きてくる本質をつかむことができます。
父親の立場は、とても難しい立場だと思います。
母親とわが子の間に入っているわけですから、どちらともうまく関わらなければなりません。
そのために葛藤する場面が多くなります。
今回で考えると、娘さんが泣いてきたから、対応しなければと、娘さんの心理を理解して、娘さんの立場になって解決方法を考えようとされているのではないでしょうか。(奥様に泣いた理由を聞かれているのも娘さんの立場に立っての行動になります。)
もし、このような対応をしていると、今度は、奥様から、娘さんのことで相談があった時には、奥様の立場になって解決方法を考えることになります。
これでは、いつまで経っても問題は消えません。
今回の場合、子どもの心理というよりも、父親としての自分を考えるとよいと思います。
今回の出来事に関わって、父親として、何をされてきたかを振り返ってみましょう。
「父親として」ということは、
・子どもの習い事について、父親としての考えを奥様に伝える。(両者の合意で習い事をさせることになります。)
・娘さんに習い事に対する考え方を伝える。
(父親の立場として、母親と同じ考えをもっていることを子どもが理解する機会を設ける)
その上で、
・習い事の見学に行くことについての父親としての考えを両者に伝える。
・習い事に対する考え方がはっきりしていれば、その考え方から今回の件についての判断をする。
・両者にその判断を伝え、三者で、今後の事について話し合う。
習い事をすることは、娘さんだけの問題ではありません。それを支えるためには、母親と父親の協力が必要になります。ここに様々な問題が発生します。
例えば、送り迎えがあれば、時間の使い方も変えなければなりません。その時間を確保するために奥様は、今までの生活のパターンにそれを加える努力が必要になります。
お金もかかります。そのお金を工面するためのお金の使い方も考えなければなりません。
まだまだいろいろあると思います。
これらのことを夫婦で話し合い、それぞれが支え合って、子どもを一緒に育てることになります。
もし、これらの取り組みが一つでもされていなくて、奥様にお任せの状態ならば、奥様には、不満が募ります。
実は、奥様の怒りは、子どもには向けたくなかった怒りかもしれません。
このように子どもの心理を探ることよりも、まず、父親としての自分の姿を振り返ることが、今後、起こりうる事態を防ぐことになります。
もし、父親として、ここに挙げたことの一つでも欠けているようでしたら、
―奥様に対して―
「ごめんね。私が悪かった。せっかく子どものためにしてくれたのに。私は君のためにすべきことをしていなかった。こんな事になって本当にごめんね。」
―娘さんに対して―
「大好きなお母さんから叱られて辛かったね。お父さんがもっとあなたのためにしてあげなければならない事があるのに、それをやらなかったからこんなことになったんだよ。ごめんね。これからは、こんな辛い思いをさせないようにお父さんも頑張るから、許してね。」
と伝えてみてはいかがでしょう。
誰も、子どもに辛い思いをさせたいとは思っていません。それをさせたのは、そこに至るまでの何か配慮が足りなかったと考えた方がよいと思います。
今回の事は、子どものせいでも、奥様のせいでもありません。
子どもの心理についての回答とは異なりますが、今回の事を父親としての自分を見つめるための学びの機会ととらえてはいかがでしょう。