ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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アンテナの高さ

2009-06-12 | 育児
 子どもを育てる時に、様々な情報が自分の手元に入ってくる環境を作っていることが、とても重要だ。自分の目で見て集める情報には限界がある。学級に潜んでいる問題を早期に発見することができるのも、情報網を広げているかどうかで決まる。一番頼りになる情報源は学級の子どもたちだ。
 仲間のことをよく見ていて、教師に伝えてくれる子どもがどれほど担任の回りにいるかということだ。これは、日頃からの学級作りにかかっている。
・子どもから信頼される教師になっているか。
・子どもが話しやすい教師になっているか。
・話したことがよかったという思いにさせているか。
・子どもからの些細な情報でもしっかりと受け止めるか。
・伝えた情報についての対応をいかに早くしているか。
・伝えた情報を学級の財産にしているか。
 この姿になるためには、教師が日頃から、子どもたちに「秘密を作らない。」「一人の問題はみんなの問題だ。」「みんなで支え合う。」「仲間はずれは許さない。」などと強い願いを子どもに伝えておくことが必要だ。そして、それが言葉となって、
「先生は、みんな大好きだからね。」
「絶対ひとりぼっちにしないからね。」
「先生は、みんなを信じているからね。」
だから、「どんな些細なことでも話してね。」となる。
 そして、情報が入ってきたときには、「教えてくれて、有り難うね。」と声をかけることができる。
 逆に話が入ってこなかったり、遅くなったりした時には、「残念だ。」「寂しいよ。」「辛いなあ。」などと気持ちを伝えることができる。
 常に子どもたちと心の通う会話をしていることで、情報を集めやすくなってくる。まさに、日頃の子どもたちとの会話がアンテナの高さとなってくる。子どもの側にいて、たくさんの情報を集められる教師でいたい。