ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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ラジオ体操

2009-05-18 | 育児
 体育の授業の前に準備運動を行う。昔はラジオ体操を全員で行うことが多かった。しかし、今ではそのラジオ体操を行うことも少なくなり、授業で特に準備運動の必要な部位に焦点を当てた運動をしたり、ストレッチ運動を行ったりすることが多くなった。地域の方々からは、夏休みにラジオ体操をしても、ちっともまともにできないという批判を受けるが、学校で行っていないことが多いためできなくて当たり前だ。
 そのため、学校でラジオ体操を行うように依頼をするように要請する方もみえる。できないことは何でも学校に頼めば済むという時代は終わった。地域・家庭・学校が連携をして子どもを育てるという立場で考えてもらう必要がある。子ども会が中心に夏休みのラジオ体操を行っている地域が多いので、ここは保護者の出番となる。夏休みのラジオ体操の折に子どもたちの前に立ってラジオ体操の見本をする保護者や地域の人材を育成することの方が地域の教育力を高める上で重要となる。
 子どもができないから学校に頼むのではなく、子どもができるように地域で育ててもらう。「そのためにお手伝いはしますよ。」というスタンスで保護者や地域と関わるようにしたい。
 保護者のためのラジオ体操練習会を設けたり、10分間のラジオ体操の持ち方についての説明会を開いたりすることはできる。慣れてくれば、地域の力で夏休みのラジオ体操をすることは十分できる。
 ただ、困ったら何でも学校に相談できるという便利屋としての学校は地域にとってとても有り難い存在だ。家庭・地域・学校の連携と言っても教育に関わることでは、やはり学校が中心になってくる。ここは、育てるプロの集団であることは自負したい。しかし、学校がするのではなく、家庭や地域で子どもが育つように手助けをする構えでいることが重要なのだ。家庭や地域を育てるのも学校の役割だと考えたい。
 これは、日頃から行っている子どもへの指導の延長になる。なかなか子どもが育たないと嘆くよりも子どもが育ちやすい環境作りに努力したい。その方が子どもが育ちが早いこともある。それぞれの家庭の考えに合わせるという考えもあるが、社会の中で生きていく上で必要な社会性を養うための指導はどの家庭の考え方にも当てはめることができるはずだ。
 学級通信などを通して、日頃の学級での子どもを育てる技術や大切にしている考え方を伝えることは可能である。また、学校からもHPや通信などでも情報発信ができる。事実だけの情報ではなく、家庭や地域を育てるための情報発信にも心がけたい。