ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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ゴールを意識して

2009-03-19 | 育児
 場当たり的な指導は、効果を上げないばかりか、すべきことを増やしていく。目的をもって計画的に事を進めていくことが体に染み込み自然とできていくことが先生の力量を上げていくということを痛感している。
 ある面、子育ては目の前の状況に合わせて臨機応変に事を進めていくことは大事であるが、どこを目指しているのかがはっきりしていないと共同で子育てはできない。
 つまり、ゴールが明確でないと、それぞれが勝手なゴールに向かって歩み出す。一緒に関わっているから、それは言わなくてもわかるだろうと思うのは大きな誤解だ。話してみるとよくわかるが、それぞれのゴールのイメージは全く違っている。それも、具体的になればなるほど違っている。だから、揃えるためには意思の疎通を欠くことはできない。
 共通理解、共通行動と言われるが、まさにこれは、ゴールのイメージを揃えて、一緒に子育てをしようとする構えになっている。
 このことは、子どもへの指導も同様になる。教師が進む方向をきちんと具体的に決めることで子どもも安心して進む方向に向くことができる。具体的にどの子にもわかるように示されていれば、いるほど進む方向が揃ってくる。そして、目指す方向からずれていなければ、歩みが遅くても、めざし方の違いはそれほど問題にはならない。試行錯誤でもゴールを目指すのであれば応援できる。ゴールを目指す道は1本だとは限らないし、ゴールまでの道のりは人によって違うと誰もが納得できる。
 だから、ゴールを意識することはとても重要なことだとわかる。この重要さが体に染みこむまで身に付いているのがベテランなのだろう。
 どんな些細な場面でも、必ずゴールを示してから事を進めることができる。そして、ゴールを明確にして取り組んでいる子どもかどうか見分けることもできる。また、集団をみて、その集団の目指すゴールがそろっているかどうかもわかる。わかるというより感じると言った方がよいかもしれない。ゴールを意識しながら、一緒に子育てができる仲間にしよう。