約束 ＮＯ．６（質問したいとき）

　話をしているとき、低学年の子どもに多く見られる姿として、話し終わるまで待てなくて、話の途中に質問したり、隣の子と話をしたりする姿が見られる。一生懸命に話を最後まで聞いている子たちにとっては、とても迷惑な姿となる。そこで、子どもたちに「質問の時間を話が終わってから作るから、最後まで聞いてね。」と、話してから話をする。
　途中で話しかけようとする子には、首を振って「だめだよ。」と促す。
　落ち着いた学級を作るには、まず子どもの声に振り回されないで話したいことが話せるようにけじめをつける指導が必要だと思う。
　よくつぶやきを大切にしたいからこれは？と言われるかもしれない。しかし、先生をよく見て、話を聞けるようになっていれば、
「先生が反応を欲しがっている。」とか「最後まで聞いて欲しがっている。」ということが表情や、話の間や話し方から分かるようになる。（教師の話術が子どもの聞き方を左右するところが大きい。）