お化けはいたずらが大好き。それは古今東西に共通した認識である。
道具を使おうとしたら、それをはたき落とす。
呪文を唱えようとしたら、そっと口を塞ぐ。
悪意はなく、無邪気なだけのお化けを呼び出す妨害の魔法、それが《ゴースト・マジック》だ。
◆
「今、彼女の背後にいた気配……」「うん、誰かが口を封じてた」「それだけじゃねえ、ついでに乳も触っていやがった。俺は亡霊になるときがあったとしても、あんな姑息なマネはしねえ」「だけど、気持ちはわかる」「ああ、わかる」
火魔2枠消費
[対抗]使用中の消耗品を打ち消す。
土魔2枠消費
[対抗]使用中の戦闘スペルを打ち消す。
消耗品か戦闘スペルのどちらでも打ち消せるので、凄く便利。
このような打消しは手札で腐ることがなく、魔力さえ十分に準備できれば絶大的な効果を発揮します。
打消し一つで戦闘結果が大きく変わることも多いです。
ぜひ活用してみてください。
また亡霊秘伝呪文ではないので、吸血鬼全般も使用可能できるし、ラミアも一応使用可能。
戦略の幅が広がって、構築するほうも楽しいです。
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ある宮廷で開かれた、華やかなパーティー。
そこでは女の子たちに囲まれていた一人の男が、急に猛烈な頭痛に襲われていた。
彼の頭は、暗黒色に輝く輪によって締め上げられている。
その呪いの名は《ファンタズム》。
彼らの背後から、女性の亡霊が嫉妬深い瞳で男を睨みつけていたことに、 その場の誰もが気付くことはなかった。
◆
「……死んでる! これは……」「ああ、なんかいやがるな」「ラインズベルのその槍は魔法の物品だよね?」「竜槍ブリューナクだ、知ってるだろう」「だったら亡霊連中にも有効だ。僕が探知するから……」「わかってる、任せておけ」
亡霊秘伝呪文
魔1枠消費
敵1体を弱体化「-手札の2倍/-0」
魔2枠消費
敵1体に【精神 手札+2】ダメージ。
少ない魔力消費で大きな効果が出せるように見えますが、注意が必要。
この呪文の値は「能力解決時の手札」なので、呪文発動時と呪文解決時の値が同じ値になる場合がほぼありません。
実際に与える値は、弱体化「-4~6/-0」か6~8点ダメージになるでしょう。
ですが、幽霊デックは手札上限を増やすことも重要コンプセプトなので、実際の値は2~4されると楽観視出来ます。
上限枚数をしっかり増やしておけば、10以上の力を発揮できるので使える場面は多いはず。
戦闘前からの準備を怠らなければ、期待以上の力を発揮してくれる良い呪文ですね。
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