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HoI2シナリオパッチ「アルデンヌ」

2018-07-28 07:48:20 | Weblog
HoI2日本語版が発売された当時は、無料体験として「一部の戦域のみを扱った」“シナリオパッチ”がプレイできた。
軍隊の構築も生産も補給も貿易も政治も必要ない、純粋に「手持ちの部隊で闘う」だけの内容なので、比較的取っ付きやすいものだ。

ある期限内にドイツ・連合どちらかで戦略的勝利・部分的勝利・部分的敗北・戦略的敗北の4パターンがそれぞれ用意されていたと思う。
当ブログもこの体験版でドイツ・連合両陣営で戦略的勝利を手にして、初めてHoI2の購入に踏み切った次第である。

本日は、このシナリオパッチについての両陣営の長所短所を少し述べたいと思う。


舞台は1944年12月の西部戦線。史実で発動されたドイツの事実上最後の攻勢「ラインの守り作戦」(いわゆるバルジの戦い)を、連合あるいはドイツでプレイする。


連合国

長所は、とにかく補給を気にしなくていい点である。
陸軍・空軍部隊も潤沢で、パリには戦車3個師団もある。

短所は、史実と同様「奇襲を受ける側」なので、前線への部隊の集結が全く完了しておらず、広範囲に部隊が散らばっていることだ。

プレイするならば、まずドイツ軍の一撃は防ぎきれないので(慣れてくると可能だが)、後方のみならず前線でも圧力の弱い部隊を移動させ、要所要所の守備を固めれば良い。
基本的に要所を守りきれれば部分的勝利(すなわち史実と同じ)は得られる。あわよくばドイツ最初の一撃を大幅にてこずらせて消耗させ、ドイツ領内へ逆侵攻も可能だ。

ドイツ軍

長所は、とにかく部隊の前線への集結が完了している点である。

短所は、まず石油がない。初期備蓄500量は、2日程度で使い切るか、攻勢をかけるとさらに消費は早まる。連合国の補給所を奪取(このシナリオパッチ特特有)で石油備蓄100増えただけで歓喜するレベルだ(ちなみに国家単位で石油を考えるなら、備蓄量数万が最低ライン)。
また、空軍が時事上使えない。ただこれに限っては、空軍は悪天候で戦闘効率が悪い上に、優勢な連合国空軍に太刀打ちできないし、ただでさえ貴重な石油を消耗するので、まず全く使わなくて良い。
加えて各師団の充足率が少ない(50%程度がちらほら)事も挙げられるが、これはもはや仕方のないことである。

プレイするならば、連合国と違って部隊の前線集結は完了しているので、最初の一撃を勝利することは簡単なので、いかにその一撃でを最大限活かしきって、連合国軍を散り散りにさせて、進撃を続行させられるかにかかっている。したがって石油が枯渇しようと、師団が大きな損害を受けようと、基本的に移動と攻勢のスタンスをかえてはいけない。
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