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講義資料である

2006-07-24 13:47:04 | 学問
カリキュラム・マネジメントに先立つ用語として「教育課 程経営」という言葉をあげ「教育課程経営の概念の延長上に,カリキュラム・マネジメントを位 置づける」としている。 1998 年の学習指導要領の改訂で「教育課程の大綱化,弾力化」「学校の裁量拡大」 といった経営環境が変化したことにより,学校の自主性や自立性,創意工夫を生かした学校改善 への取り組みが可能になった。この意味合いを強調する必要からも「カリキュラム・マネジメン ト」という考え方が広まってきた。 カリキュラム・マネジメントは,教育課程経営の発想を受け継ぎながら,より自由に,ダイナ ミックに学校改善を進めていくものであると言える。
より具体的にいえば、カリキュラム・マネジメントは,日々の教育活動を通して,学校教育の改善を図っていく営みである。その目標とは,その学校の現在の子どもの姿や学習経験から決め出された学校教育目標(めざす子ども像)である。学校がその目標に向かっていくためにはその構成員で ある教職員が,計画(Plan),実践(Do),点検(See),改善(Improvement)というマネジメント・サイクルを通して,自らの教育活動を向上させていくことが必要である。
現在の子どもの姿,学習経験の点検(See)あるいは(Check)と改善(Improvement)あるいは(Action)を出発点と考える。つまり子ども達の学習経験,学力を観察すること,また「確かな学力」という観点から今のカリキュラムを点検し改善を重ねていくことが,カリキュラム・マネジメントとなる。
これらを踏まえてカリキュラム・マネジメントを表現するとすれば「自分たちがもっている資 源を上手に使って,自らの手で我が校をより良いものにしていく取り組み」と言えよう。これを一言で表すなら「学校改善」への取り組みということである。「学校改善」とは「一つあるいは複数の学校で,学習条件とそれにかかわる内部条件の改善をめざした体系的で持続的な努力であり,最終的には,教育目標のより効果的な達成をめざしたもの」である。


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カリキュラム・マネジメントという考え方は,どのような背景を踏まえて提起されてきたので あろうか。 西南女学院大学の中留武昭先生は,カリキュラム・マネジメントに先立つ用語として「教育課 程経営」という言葉をあげ「教育課程経営の概念の延長上に,カリキュラム・マネジメントを位 置づける」としている。

ところが,1998 年の学習指導要領の改訂で「教育課程の大綱化,弾力化」「学校の裁量拡大」 といった経営環境が変化したことにより,学校の自主性や自立性,創意工夫を生かした学校改善 への取り組みが可能になった。この意味合いを強調する必要からも「カリキュラム・マネジメン ト」という考え方が広まってきたのである。 カリキュラム・マネジメントは,教育課程経営の発想を受け継ぎながら,より自由に,ダイナ ミックに学校改善を進めていくものであると言えよう

カリキュラム・マネジメントは,日々の教育活動を通して,学校教育の改善を図っていく営み である。その営みが向かう先は,その学校の現在の子どもの姿や学習経験から決め出された学校 教育目標(めざす子ども像)と言えよう。学校がその目標に向かっていくためにはその構成員で ある教職員が,計画(Plan),実践(Do),点検(See),改善(Improvement)というマネジメント・サ イクルを通して,自らの教育活動を向上させ ていくことが必要であると考えられる。

現在の子どもの姿,学習経験の点検(See)あるい は(Check)と改善(Improvement)あるいは(Action)を出発点と考えるところであろう。つまり子ど も達の学習経験,学力を観察すること,また「確かな学力」という観点から今のカリキュラムを 点検し改善を重ねていくことが,カリキュラム・マネジメントとなる。

これらを踏まえてカリキュラム・マネジメントを表現するとすれば「自分たちがもっている資 源を上手に使って,自らの手で我が校をより良いものにしていく取り組み」と言えよう。これを 一言で表すなら「学校改善」への取り組みということである。 東京学芸大学の児島邦宏先生によると,学校改善とは「一つあるいは複数の学校で,学習条件 とそれにかかわる内部条件の改善をめざした体系的で持続的な努力であり,最終的には,教育目 標のより効果的な達成をめざしたもの」であるという
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