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【新興国通貨、対ドルで安値記録を更新中!】国内の「新興国」に悩まされそうなアメリカ①

2018-05-21 00:02:46 | アメリカ

 対岸の火事、かと思いきや、実は足元からも火が・・・なんて展開に、この先なっていくような気が・・・

 新興国の通貨が対ドルで安値記録を続々更新中です。トルコリラは16日時点で1ドル約4.5リラと過去最安値付近になっています。同国のエルドアン大統領が来月の大統領選に勝利したら金融政策への関与を強める意向を明らかにしていることもリラの軟調に拍車をかけている模様です。南米のアルゼンチンは今月4日、政策金利を何と!年40%にすると発表しました。先月下旬から利上げをしてきたものの同国通貨ペソが下げ止まらないためにさらなる利上げに追い込まれたもの。合わせてIMFに対して300億ドルの信用枠設定を要請しています。これら緊急の策で同国はペソのこれ以上の下落を食い止められるのか・・・

 トルコとアルゼンチンに加え、ブラジル、インドネシア、メキシコ・・・などなど、程度の差こそあるものの、いずれの新興国の通貨も対ドルで大きく値を下げています。その最大の要因は、アメリカ・・・の金利の上昇です。こちらの記事等で書いているように、同国のFRBはすでに政策金利の引き上げを再開しており、今年も数回程度の利上げを予定しています(?)。これに加え、ドナルド・トランプ政権の大減税政策にともなう財政規律の悪化見通し、さらには日銀の金融政策が規模縮小に向かうのではないかといった観測などから、今年に入って長期金利の上げ足が速まっているのはご存知のとおりです。18日時点の値は3.06%と、マーケットはもう「3%」を天井と意識しなくなったみたいです・・・

 こんなふうにアメリカの金利が上がれば、新興国通貨が米ドルに対して弱くなるのはもっともです。投資家のマネーは、インフレ等のリスクが高い新興国通貨でなくてもドルで利回りを取れるようになるから。これを本ブログでたびたびご紹介している通貨の強さを表す不等式(実質利回りの大きい順)「ドル>新興国通貨」で表現すると、両者の「差」がここのところ拡大しているということになります。

 まあ上記のトルコ、アルゼンチンといった国々は苦しいところですね。たしかに以前(アジア通貨危機等の頃)に比べると多くの新興国が外準を厚くしていて、投機筋の通貨売りに対する耐性は強くなっているみたいです(?)。が、どこも自国の一次産品の価格値上がりを当て込んでドル建ての債務を膨らませている点では似通っていて、そのあたりどこまで大丈夫なのか心もとないように感じられます。今後これらのなかから、追加利上げしても通貨下落がおさまらず、巨額の外貨売り介入に追い込まれて「虎の子」を喪失してデフォルトへ・・・なんて破局に陥る国が出てくる恐れもゼロではないでしょう・・・

(続く)

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