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【モノもマネーも外国依存の米国に自給自足スタイルは超不可能】保護主義的政策で自身の首を絞めるアメリカ③

2018-07-01 00:03:08 | アメリカ

前回からの続き)

 先述のように、輸入品には高額の関税をかけるとともに、外資の対米投資にも厳しい審査を課してこれを制限しようとする(?)米ドナルド・トランプ大統領。これ、いまのアメリカの交易スキームを根本的に転換させるやり方に思えます。

 同国はこれまで、基軸通貨ドルの信認(実力以上のドル高)を最大限利用し、安くて高品質な産品を日独中などの世界各国から買ってくるとともに、これら対米黒字国の投資を広く受け入れ、自動車工場のような米国民にとっての雇用の場を作らせるほか、経常赤字にともなう金利上昇の抑制を図ってきました。これをトランプ政権は次のように180度変えようというのでしょう。つまり、関税ブロックと外資投資ブロックの双方を強化して、もはや海外のモノもマネーもアメリカに入ってこないようにしたうえで、自分たちが必要なモノは自分たちのおカネで自分たちで作る、という、いわば孤立主義&自給自足のスタイル・・・

 ・・・ですが、正直に言って、いまのアメリカにこれができるとはとても思えないわけです。同国は、日用雑貨品は中国製、高級品や精緻な部材などは日本製といったように、長年にわたって対外依存を続けています。これらを急に代替できる米企業なんてそうはないし、いまから育成っても無茶過ぎでしょう。よってアメリカ国民は結局、もとの外国製品を買うしか手がないはずです、輸入関税の分だけ高いおカネを支払って・・・?

 マネーの面でも同じです。アメリカは国家も企業も家計も巨額の債務を抱えています。そんな状態下、「Make America great again!」に向けたプロジェクト用の自前のおカネなんてあるはずがない。これまた外国、とくに対米黒字国の日中両国から投資資金を借りてくる以外にない―――それが厳然たる現実のはずです・・・

 以上により、トランプ大統領の保護主義的な政策は、諸外国との関係を悪くするばかりか、国民に無用なコスト増をもたらすだけで、けっしてうまくいくことはない、と超~確信するものです(?)。そうこうしている間に今度はカナダが今日(7月1日)から対米報復関税を発動することを発表しました。当該対象のアメリカ製品は約166億カナダドル分で、カナダをターゲットにしたアメリカの措置とほぼ同じ規模なのだそう。同国はアメリカがこれを止めるまで続けるとのことです・・・

 こうして、EU、中国、メキシコなどに続き、アメリカにとっての隣国カナダまで対米貿易戦争に「参戦」したかたちになりました。ということで、次は・・・

(続く)

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