(前回からの続き)
これまで述べてきたように、肝心の経済―――アベノミクス・・・の本質である日銀「異次元緩和」の是非―――が今回の衆議院議員選挙の論点にまったく浮上しないため、アベノミクス「加速」(!)の掛け声のもと、黒田東彦同総裁らは安心して(?)同金融政策の異次元度をさらに深めていくでしょう(?)。その結果、やがて必達する(?)世界バブル崩壊の大津波にわたしたちの年金原資や日銀等の純資産は押し流され、国民の多くが経済的な巨大損失を被ることになるのではないでしょうか・・・。いまこれに対する懸念とか備えの重要性を語る候補者がいれば、たとえその方が当選しなくても、その所属政党が政権を取れなくても、この声をふまえて一定の対策が講じられ、上記ダメージが少しは緩やかになるかもしれないのに・・・(?)
・・・以上、このような悲劇がちょっとでも起こり得ると予想する方は、やはり自衛するしかなさそうです(?)。つまり・・・毎度毎度の結論「金(ゴールド)」の保有です。その理由は本稿、そしてこちらのカテゴリー他でたびたび書いているとおりです。
テレビや新聞、ネットでは日々、論戦に値しない空虚なスキャンダル突き合いや揚げ足取りに終始するセンセイ各位の饒舌ぶりや芝居がかった(?)姿が映されます。そんな喧騒のなか、あらためて痛感するのは・・・金は最高の政治家であり経済学者だということ。寡黙なこの方こそ、真に雄弁なポリティシャンでありノーベル経済学賞の受賞者をはるかにしのぐ叡智です、わたしにとって・・・
というわけで、混迷の日本そして世界にあって、これからもわたしたちを間違うことのない方向に導いてくださいね、金先生!―――(っても「Kim」ではなくて「Gold」のほうですからね、念のため)
(「衆院選:経済論争スルーの日本が堕ちる『戻り地獄』」おわり)
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