信長の死後、秀吉が天下をほぼ平定して、小田原城を攻めるときに、東北の勇、伊達政宗の上洛をうながしましたが、正宗はこれを完全に無視しつづけました。正宗してみれば、秀吉の天下統一はないものと、思ってか、再三の要請にも、完全無視をつづけました。
今回のトヨタに当てはめてみると、最初は、米国の内々の豊田社長の訪米要請を完全に無視して、正式な訪米要請は無いとして、これを乗り切ろうとしました。ただ、正宗と違うのは、リーダシップの違いです。正宗の場合は独断と偏見で自分で100㌫決定しますが、トヨタの場合、いくら社長が出席すると決定しても、回りの取り巻きの意見は無視できません。今回のリコール問題が起きた時、初め社長は、出席発言していましたが、周りの取り巻きの意見を尊重して、出席を見合わせる発言につながりました。最後には米国議会の圧力に負け、出席を決意しました。
まさに、伊達政宗の心境です。正宗も、最後には死を覚悟して、秀吉のもとに,膝まずきました。
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