1科捜研が本格的に運用を始めたのは1996年2月からですが、当時は試薬の調整などの手作業も多く、1件処理するのに、数週間はかかっていました。しかし、2003年にフラグメントアナライザー(自動分析装置)の導入により、処理スピードが1日から、数日と格段に向上しました。個人の識別精度も格段に向上しました。
03年には1100万分の1
06年には4兆7千億人分の1と精度が格段に向上しました。
又、鑑定件数も2005年には100件程度でしたが、2009年には500件と大幅にふえています。でも、、DNA鑑定に頼りすぎてはいけません。
DNA鑑定で冤罪を生んだ足利事件を忘れてはいけません。足利事件のDNA鑑定は1991年に行われました。当時は、科捜研が本格的に、DNA鑑定を導入する前の鑑定ですから、精度の低さが問題になっています。
警視庁は、新年度にDNAセンターを新設し、各県の警察署には試料劣化を防ぐ、冷凍庫を配備するよていです。
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