犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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「性格は変わらない」

2018年01月24日 | からだ
[あらすじ] 自分とは何か。
自分とは、この肉体のことではないか。
あとのものは、ちょっと変わったところで、自分が自分であることに変わりは無い。


「性格は変わらないねー。」

いや、変わりますよ。

「変わらない」と言っているから、変わらない。

変わると思っている人は、変わると知っているから変わる。
変わるように行動する。

変わらないと言っている人は、変わらないと思っているので、
変わろうとしない。言動を変えようとはしない。
だから変わらない。
それで、「やっぱり性格は変わらない」と言う。
そりゃそうだ。

性格的な傾向は、人の心身を作る。
すっきり生きてりゃ体もすっきりしようもんだし、
うじうじしてりゃ不活発にもなるし、
おびえていれば動きは小さくなるし、
うかうかしていたらケガが多かったりするし、
イライラしていりゃ血圧も上がる。

体の病気だと思っているものの多くは、
心とか人格とかが原因で、
心とか人格とかを作り上げているのは、性格的な傾向だろう。
日々いかに過ごしているか、その積み重ねで人の形はできあがる。

しかし、少々形が変わったところで、それが自分であることには変わりは無い。
だったら元気でいられたほうが生きていやすい。

「変わらない」と思っている人にとって、変わることはタイヘンに思える。
変わらないことはラクだからだ。
今の状態に居座って動かないのは、ラクだ。
コタツから出られない、というのが良い例か。

一方で、「変わる」と思っている人にとって、変わることは楽しみである。
変わるのが日々であり、変わることが生きることであり、実り多い。
コタツの中でオシッコを我慢するより、スッと立てるほうが、楽だ。

「変わらない」と思っている人にとって、変わることはタイヘンに思えるのだが、
実のところ、変わること自体はタイヘンではないわけなのだ。

「変わらない」と思っている人にとってタイヘンなのは、
「変わる」というふうに思いを変えることだ。
「変わらない」と思っているから、「変わらない」という思いも変わらないからだ。

そんなとこにこだわるより、変わってしまったほうが得策だ。
楽なんだから。

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