犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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死因、腰痛

2018年04月22日 | からだ
腰が痛くっても、死ぬこたあ無い。なに、心配するな。
まあただ、生きているから、痛いのがつらい。

2年前に逝ってしまったプリンスは、腰痛に悩まされていたらしい。
ステージ上での負傷が原因となって、長年ひどく痛んだという。
その鎮痛剤が、死因になっているようだ。
これは、昨年亡くなったトム・ペティも骨折後の痛みを抑えるため、同種の薬剤を使用していたという。
用法・用量を守っていれば大丈夫なのか。
過剰に摂取してしまった、ということのようだ。

このブログで何度か書いてきたが、
腰痛の多くを心因性として解決できる。
1990年頃に米国の整形外科医が提唱したことだが、
広くは受け入れられず、現代医療の主流には乗らなかった。
しかし近年、心へのアプローチで腰痛を治すということもされるようになってきてはいる。
日本では心療内科の流れがそれを担っている部分があるようだ。

サーノの説では、
肩背部つまり首肩から腰にかけての背中全面の緊張と、痛みの感覚は繋がりやすい。
心の奥底に、まだ言葉で表現しきれないような幼時からの屈託、幼く原始的な怒りの感情が、
押し込められている。
うまく押し込めることで、オトナとして生活している。
そんな幼く激しい感情を抑える苦しさに、気付いてしまうと、それを解決しなければならなくなる。
しかし、それは簡単なことではない。
だから、そこから目を反らしていられるよう、
もっと今すぐ対処しなければならないようなもの、つまりはしつこい痛みを、脳が作り出している。

腰が痛い、というよりは、腰が痛いという感覚を脳が作り出しているのだ。
形質的な問題、例えば脊柱管狭窄とかヘルニアとか事故やケガなどとも、痛みとはイコールではない。
むしろ脳の作戦にとって格好のこじつけになる。
この場合、腰の治療をしても、痛みは治まらない。
しかもサーノが言うには、その深く押し込められた幼い怒りを解決するということも、必ずしも要らない。
ただ、この痛みはその深い感情から目を反らすように企んだ脳の作戦なのだ、
ということを理解すれば良い、と言うのだ。

これがほんとに効いて、私は20年以上抱えてきた腰痛がケロリと消えてしまった。
庭仕事で屈んだ姿勢が続いても、重たい物を持ち上げても、
筋肉の疲れはあるが、腰の痛みにはならない。
なんじゃこりゃ。

これをプリンスが知っていたら・・・。

「この痛みは脳の作戦だ」と唱えると痛みが消えて行く。
ただ、深く抑え込まれた激しい感情は、相当深く抑え込まれている。
心の問題が大きいと、なかなかこれだけの呪文で一発でスッキリともいかないようだ。

私の腰痛もその後再発した。
しかし、もう一度サーノの著書を読み直してみたり、「脳の作戦だ」と思い直してみたりすることで、
また痛みは去った。
まあ、何度か繰り返すのかもしれない。

専門家のカウンセリングが必要なケースも有るらしい。

私の人生なんぞなだらかなもんだが、
プリンスの人生の困難さは並大抵ではないだろう。
腰痛が死に繋がってしまうことも、あるのだ。



1990年のアルバム「LOVE SEXY」のジャケット。
顔は私。

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