実写版「カイジ」
実写版の「カイジ」を見てきた。
原作者の福本伸行先生が黒服役でちょっとだけ出演していたりと
色々面白そうだったので見てみたかったのです。
実際に見てきた感想としては、
まず、ストーリーは忠実に原作を再現していましたね。
ちゃんと
「限定じゃんけん」、
「鉄骨渡り」、
「Eカード」
三つともやったし、
勝負の内容も2時間てことで大分はしょられてはいましたが、
原作どおりの決着。
原作を読んだことがないひとへの大まかな説明としてはちょうどいい内容だったと思います。
遠藤が天海祐希で女じゃん!なんてのは誤差です、誤差。
ただ、原作を知ってるとやっぱ物足りなかったのは
やっぱりひとつひとつのゲームの密度の薄さですかね?
ダイジェストなんだから仕方ないじゃんとは思いますが、
「限定じゃんけん」とかはそれ単体で2時間映画一本以上の内容だと思うので
ちょーーーっとあっさり終わりすぎかな~とも。
お金でカードを買い取るシステムとか、
ディスプレイに総カード残数が表示されたりとかがカットされてたので
まぁ、エピソードとしては物足りなくはありますね~。
あと、「Eカード」も全12戦が3戦まで省略されていたので
あの11戦目、12戦目までの負け続けのタメがなくなってて
ちょっとカタルシスが足りなかったかな~てのもありました。
でも、映画としては「カイジ」が好きな人がつくったんだろーなー。
ってのは感じました。
多分ですが、この映画、
「Eカード」12戦目のカイジ対利根川のやり取りをやりたかったんでしょーね。
あの利根川視点の心理描写がちゃんと再現されてたし。
それと、
「ペリカ」
「限定じゃんけん」の後に無理やり地下王国を出したのに
「ちんちろりん」もなかったってのは
絶対ペリカのエピソードをやりたかっただけだと思う!
あ、あと、「ざわ…ざわ…」はアニメ版カイジと同じ表現でした。