blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

初売り

2011-01-02 19:43:35 | 休日
小売やサービス業の世界ではほぼ今日から「普通」の営業になる。
初売りイコール一月二日というのは私の世代ではかなり固定したイメージとして今もある。
元日に外に出ても営業している店がどこもないので、初詣に行ってしまえばあとは半ば仕方なく寝正月を決め込まざるを得ないのが元日という日であった。

しかし実際には90年代の真ん中あたりから元日営業を始めたスーパーが出現していて、いつの間にか元日の初売りも珍しくはないものになっている。
最近の新聞記事では元日営業が徐々に縮小の方向ということが載っていたが、食品以外も扱うような大型スーパーとなると衣料品の福袋などに需要があるので続けているところもある。
元日にやっているのは電車やバスくらいという時代に完全に戻ることはないだろうが、個人的には「何もできない日」というのが年に一日くらいはあっていいように思う。

今日から営業というところは富山市内でもさすがに多く、某スーパーに行って福引をしたり食料を仕入れたりして過ごした。
特に大きな買い物はしないものの、市内をあちこち回って初売りの雰囲気だけ味わってきた。

それにしても今の自分のことを考えると、やはり元日もしくは三が日のうちから働いているというのは大変なことに思える。
今でこそカレンダー通りの勤務形態で働いていて正月休みらしい日々を過ごしているが、かつて元日もしくは三が日の間に働いた経験はけっこうある。
黒部市内の子供用品店にいた時は、店舗自体が年中無休だったから、一度は元日にも出たような気がする。
去年の今頃は金沢市内の家電量販店に派遣として行っていて、二日から店頭に出てテレビの説明をしていた。
極めつけは十年くらい前に某旅行会社に勤務していた時、添乗員として伊勢神宮参拝のツアーに乗って車中で新年を迎えたことだ。
新人でかつ独身だったから(独身は今もだが)そんな日程のツアーは容赦なく回ってくる。
お正月に神聖なる場所に行かせてもらったことには感謝だが、なにぶん仕事で行っているのでそのありがたさを実感できないままであった。

今の職場の仕事始めは一月四日である。
取引先には卸売業者を除けば病院や薬局が多いので、わが社だけもう一日ほどノンビリというわけにもいかない。
それでも私自身にとっては「三が日ベタ休み」というのはありがたい部類だ。
あと一日ゆっくりできるから少し外に出たくもなるが、例月月初に仕事が集中することを考えるとそこに備えることも大切だ。
外に出てはいけないことはないものの、いい加減な時間には自宅に戻って早く休むようにしたい。
わりあい静かに滑り出した今年だが、一年を通じて去年よりはいくばくかでも穏やかに過ぎていってほしいと思う。
もちろん穏やかばかりではなく、大切なものがどんどん増えていく年になれば素晴らしい。
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