blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

忘年会済んで

2016-12-23 21:41:38 | 休日
今年の会社のカレンダーは、祝日をいじくって春のGWと夏のお盆休みが長くなるように調整してあった。
今日の天皇誕生日はその対象には入らず普通の休日として過ごした。
皇居の一般参賀には平成になって最多の人が訪れたようだ。
天皇陛下は、昨日の糸魚川市での火災にさっそく触れられていた。
常に国民の平和と安寧を祈る大きな存在があることがどれだけ幸せか、国民のどれだけが感じているだろう。

さて昨晩は、会社の部としての忘年会があって春日井市内某所に出向いた。
私は古い人間だから、例えば部署として支店として飲み会や旅行などの催しがある時は「出るのが当たり前」だという意識できたし、いくら日常がつらかろうが楽しかろうが「出ない」という選択は取ってこなかった。
昨日にしても、便宜上同じ部にはされているが、仕事の中身も全然違い日頃の接点にも乏しいメンバーも多かった。
実質的に「部署横断」であればそういう機会は大事にしなくては、と思ったから私としては何の疑問もなく出たまでである。

個人的には、会社のメンバーとの飲み会や旅行は若い時分は「仕事のうち」、今は「半分仕事」くらいの意識である。
昨今はそういった催しはアタマから出ない人も年代を問わず増えている。
飲み会にしても何にしても強制性が疑われるといろいろ難しい世の中になってしまったから、出たくない人を無理やり持って来ようとすればまず強制だと言って騒ぎ出して厄介だし、果ては宴会の時間も残業代の対象ではなどと労働組合のようなことを言い出す人間が出ないとも限らない。
そういう人は「どうすることもできない」のが今の時代であって、その時に出てきた人間で楽しむよりほかはないのである。

飲み会や旅行はともかくも、正規の勤務時間の中ですら「要所」をことごとく押さえられないタイプの人間もいる。
会社のトップがわざわざ出向いてくれるという日にマッサージの予約を入れ込んでそちらを優先、毎月同じ日にあると分かっている事業所全体での朝礼を外して旅行、一般的に「世の中が動き出す日」(お盆=8月13日〜16日とすれば明けの17日、など)として忙しいのが分かりきっている日に有給、など若い人間ならドヤしつけられても仕方がないが、かつての経験や地位から周囲から強烈には言われないことにドップリ甘えてしまっている。

当然ながらこういうタイプが昨晩のような宴会に出て来ることはない。
当人にとって大切なのは権利や自由であるが、それらとは表裏一体であるところの義務や責任からはまったく逃げている。
2016年度をあと3ヶ月も残していながら有給があと3日しかなく、おちおちインフルエンザにもかかれない状況だ。
与えられた自由が10あれば10使わなくては気が済まないというのなら、少なくとも実年齢とはかけ離れたお子様であり、他者への思いやりにも甚だ欠けると言わざるを得ないのである。

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