blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

いいことなのかどうなのか

2016-12-16 21:02:36 | 日記
今週の勤務も無事終わった。
ここのところ当地も寒いが、土日は天気に恵まれそうである。
富山をはじめ北陸や北日本は雪で大変だろうが、当地は体感温度を大幅に減じる強風が吹き荒れる。

仕事をやらない人間のことを繰り返して書きたくはないが、今週は本当にひどかった。
怠けることに関しては実によく鍛えられていて、ほとんど労力は使わないが仕事をしていないようには見えないという絶妙の振る舞いはもはや職人芸と言うよりほかはない。
本質は寂しがり屋で他人の注目が常に必要、少しでも他人に先んじることがあれば自慢が止まらないという典型的なオボッチャマ系であることは私もすでに見抜いている。
私で見抜けるくらいだから付き合いの長いもっと上の偉いさんは推して知るべしである。

当人の本質が見えてきて以後、私もかなり接し方が適当になっているので当人も腹の立つことはあるはずだ。
例えば私に対して声を荒げるような場面もあって全くおかしくはない。
しかし、こちらも相応の「抑止力」をいろいろ持っているので今のところは言わせていない。
体を動かす部署なのに動かしたがらないことは、半期に一度の上職者との面談で伝えてもいる。
日々の動きの面で私と対峙できている自信は当人にはないことも分かる。
一回り以上も年下の私になぜかいまだに敬語というのがその一つの表れである。

敬語ということで言えば、わがチームの他の人間もほとんどがなぜかタメ口ではなく敬語で接してくる。
私の年齢にしてメンバーの中では最も若い層に入るにもかかわらず、である。
当地にやってきてすでに1年以上が経つが、半年経過したあたりからこの傾向は変わっていない。

主にモノと数を相手にし乗り物を使うことも多いので、冷静さや確実さは仕事をする上では必要だ。
私も過去にはサイボーグ呼ばわりされたくらいだから今の仕事が合うのだと思うし、幸いにしてとんでもない大ポカは今までやらかしていない。
どんなに忙しくても、焦ってしまうような場面でも、結果的に致命的なミスになっていないことは自身としては誇りたいが、それがかえって「かわいげがない」とされ、周囲との心理的な距離を遠ざけることにはなっているのかもしれない。

しかし偉い人ならともかく、下っ端の人間が「かわいげがある」と思ってもらうために手を抜いたりわざとミスをしたりは到底できない。
「自分が実力最下位」とみなされることを極端に恐れる人間の集団では、ミス一発が半分イジメのような状況を引き起こさないとも限らない。
たとえ周囲と仲良しさんにはなれなくても、とにかく緻密にやって周囲をある意味遠ざけておくことが、当地で心穏やかに日々を重ねるにはベターなのだろうと思う。

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