blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

2月に半そでを着る人 PART2

2013-05-21 20:58:03 | 日記
2つ前の記事で、職場のどうにも目立ちたがりというか「かまってほしい系」のK氏のことを書いた。
変わっていると一言で片付けるにはもったいないような言動が多すぎるので、本人のいないところでは相当にバカにされているのは以前にも書いた。

あまり詳しく書くわけにはいかないが、氏の家庭環境ほかのバックグラウンドは相当に恵まれている。
有り体に言えば「いいトコ」の出であり、日頃のお坊ちゃん的振る舞いはそのあたりから来ているのは間違いない。
ただのお坊ちゃんだけなら取り立てて嫌われる要素もないが、恵まれて育ってきたわりには相当に「ケチ」なのが災いしているものと思う。

最近の氏は休み時間になるとタバコを吸っている。
タバコくらいはいいじゃないかという話だが、自分のではなく必ず他人のものを吸っている。
タバコを持っている人に「一本もらえませんか」と断るのならまだいいとして、他人の胸ポケットに手を突っ込んで、もらえるのが当然と言わんばかりの態度だからあきれる。
金持ちのボンボンが自分で吸うタバコも買ってこないで人にタカっている姿は見るに堪えない。

もう少し前の記事では、自分が買ってきたおみやげを自分で配ろうとしなかったT氏のことを書いた。
それはそれでまた一つ変わっているとは思うが、K氏は旅行に行こうが県外のお母さん方の実家方面に行こうが、おみやげなるものは一度も買ってきたことはない。
自分のための旅行で職場や家族へのおみやげのことを考えるのは確かに面倒とはいえ、遠出をすれば私なら何かは買ってこようと思う。
人が買ってくるものは我先にもらいにいくクセに自分では何も買ってこないので、氏のことを知り尽くした年長の社員からは「お前は食うだけだろうが」とキツい一言をもらっている始末である。

まる3年ほどの氏との付き合いを振り返れば、自分から先んじて自分のことを明らかにしたことはほとんどない。
人からは引っ張り出せるだけ引っ張り出そうとするわりには自分のことはあまり話したがらないという不思議な性格をしている。
好きな野球チームや血液型など、人に話してもどうということはない内容でも、こちらが聞いて答えが出るまでに微妙なタイムラグがあったのを鮮明に覚えている。

自分のことはできるだけ出さないようにして他人の内面は多く引っ張り出したいというのは文字通りのタダもらいの根性に過ぎない。
温室育ちのまま大人になり「言えばもらえる」のが当たり前、自分から与えて初めて与えられるという感覚が身に付いていないようだ。

こんな人でもわが部署のエリアリーダーが務まってしまうのだから、部署のレベルとしては知れたものだ。
つまらないプライドやこだわりを捨てられないまま暦を4周してしまった哀しき男性の指示を受けながらまた明日も働く私である。

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