blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

サザン活動休止に思う

2008-05-22 22:08:54 | 音楽
来年から、サザンオールスターズが活動を無期限で休止する。
某スポーツ紙の解散報道もあったが、あくまでも休止ということだ。
ただ、これまでメンバーのソロ活動などにより「自動的に」活動休止となっていたのとは異なり、わざわざ宣言して休むことになった。

2005年にアルバム「キラーストリート」が出たとき、私はサザンが終わってしまうかもと思った。
30年近いキャリアを重ねたバンドが、今さら2枚組で30曲入りというアルバムを出してしまったら、それはもう集大成の宣言をしてしまったように思えた。
タイトルチューンの哀愁に加え、最後の曲が「ひき潮」とくれば、作り手の側がすでに「終わり」を意識しつつあることが想像できた。

「キラーストリート」のあと、グループとしては結局シングルを1枚出しただけ。
2007年は、リーダーの桑田佳祐氏がソロ活動に専心したためグループとしての活動はないままであった。
そして迎えた今年はデビュー30周年ということだったが、あまりにも衝撃の大きい知らせが付いてきた。

公式には無期限の活動休止ということだが、個人的にはこのままサザンが終わっていく覚悟はできている。
覚悟という表現を使ったのは、私自身が25年間愛してきたグループだからだ。
デビューのときから周囲の、一部の無責任な期待までも背負って30年も走り続けてきたグループが、今は休みたいといったところでどうして責められよう。

今年は夏に新曲を出し、日産スタジアムで計4日間のライブをする。
私のように「このあとはたぶんない」と思っている人間は、何が何でもライブには行かなくてはいけない。
チケット取得は至難だろうが、挑戦だけはしてみるつもりだ。

ライブが無理なら、機会を見てサザンゆかりの土地を訪ねたい。
鎌倉や江ノ島にはもう何度も行ったので、少し目先を変えて桑田氏の出身地である茅ヶ崎市あたりに行ってみたい。
なんでも、サザン通り商店街というのがあるそうで、ホームページもチラッと見させてもらった。

アルバム「綺麗」のトップを飾った「マチルダBABY」に衝撃を受けて25年、与えてもらったものはあまりにも大きい。
いつかは来る日が来たということで、ファンとしてはその決断を受け入れるのみであろう。

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