blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

生きていれば。

2007-10-10 23:01:55 | 日記
私の人生暗かったという歌詞があるが、私の人生も前半戦はひどいものであった。
なまじ勉強ができてケンカはそれほど強くないとなると、同い年の集団では嫉妬の対象になると同時に攻撃もしやすい。
一昨日付けでは高校時代のことを書いたが、それ以前のまだまだガキンチョの時から毎年何かしらはイヤな目にあってきた。

まだ小学校3年くらいの時だが、自宅の台所で包丁を1本取り出してじっと眺めていたことがあった。
子供ながらに、生きることがイヤになった瞬間があったのだと思う。
お腹に突き当てるマネをしてみたが、刺すまでには至らなかった。
誰もが通るわけではない道を通っていることの理不尽さを感じ、小学生の身ですでに疲れ果てていたのかもしれない。

中学校1年のときは学校自体が荒れていた。
2年生に自殺者が出るほどであったが、1年生もひどかった。
私も、通りがかりに因縁をつけられて殴られたことがあった。
相手の顔も名前も、今でもハッキリ覚えている。
今何をしているのかは知らないが、あとあとまで残る心の傷を負わせたことは忘れてほしくない。

幼少から心を傷つけられる経験が続くと、大人になっていろいろな形となって爆発することが多い。
内側に爆発すれば無気力やニートや自殺といった問題になり、外側なら犯罪や暴力行為といった問題になる。

私は、とりあえずはまだ生きているし、警察に捕まるようなこともせずにここまでやってきた。
死にたいと思うことはあったが死ななかったし、誰かを殺したいと思うことはあっても殺さなかった。
しかし、心の傷は今も残っている。
その私が今何とか世の中で普通に過ごしていることは、ある意味奇跡に近いことなのかもしれない。

苦しくても生きてきたから、今ようやくやるべきことを見つけ、励ましてくれる人々にも恵まれている。
今日まではつらかった人生、これからもきっとつらいことはあるが、とにかく、生きよう。
生きることそのものが、これまで支えてくれた人への恩返しになる。

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