地名アラカルト

各地の難読地名や珍しい地名についての由来やエピソードなどについて調べてみたいと思います。

岐阜県の難読小学校名 いくつ読めますか ⑥

2018年09月02日 20時50分02秒 | Weblog
①郡上市立石徹白小学校  岐阜県郡上市白鳥町石徹白  
②郡上市立高鷲小学校  郡上市高鷲町大鷲     
③郡上市立口明方小学校  郡上市八幡町市島(いちしま)
④郡上市立大中小学校  郡上市白鳥(しろとり)町中津屋
⑤下呂市立上原小学校  下呂市夏焼
⑥下呂市立小坂小学校 下呂市小坂町小坂町
⑦下呂市立馬瀬小学校 下呂市馬瀬中切(なかぎり)       
⑧海津市立海西小学校 海津(かいづ)市平田町野寺
⑨海津市立東江小学校 海津市海津町駒ケ江(こまがえ)
⑩垂井町立表佐小学校  不破郡垂井町表佐    


読みなど

① いとしろ 明治7年開校。明治29年大野郡下馬穴村大字石徹白が分立し村制施行(~昭和30)。村名は,「いとしろし(大変白い)」の和語を白山信仰に掛けて漢文(白石に徹す)を当てたものに因むという(丹羽・難読)。同校は標高695mの豪雪地帯にある。
② たかす 明治9年,前身校を現校名に改称。明治30年4月,大鷲(おおわし)・鮎立(あゆたて)・鷲見(わしみ)・西洞(にしぼら)の4村が合併して高鷲村成立。村名は高地にあることと,藤原頼保(よりやす)の大鷲退治の伝説に因むという。頼保氏はその功により鷲見(すみ)姓を賜ったという。
③ くちみょうがた 明治41年,開校。明治30年4月,市島・有穂(ありほ)など5村が合併して口明方村成立(~昭和29)。村名の由来不明。
④ おおなか 大正 8年,前身校を現校名に改称。校名は前身の大島小と中津屋小の頭文字をとったのか。
⑤ かみはら 平成16年開校。明治22年7月,益田郡上原村が単独村制施行(~昭和30)。村名は,益田川支流の門和佐(かどわさ)川・久野川・輪川の各上流に位置していることに因むか。
⑥ おさか 明治6年開校。明治22年7月,益田郡小坂村が単独村制施行(~昭和30)。村名は近世の小坂郷に由来するが,郷名は小さな坂が多いことに因むか。
⑦ まぜ 平成21年,開校。明治22年7月,上馬瀬・下馬瀬の2村が合併して馬瀬村成立。村名は村の中央を流れる馬瀬川によるが,川名の馬は間で,狭間を流れ,川底を川の意という。南北朝期にみえる馬瀬郷は馬瀬川による。校名も読みも2文字。
⑧ かいさい 明治30年4月,海津郡野寺・岡など6村が合併して海西村成立(~昭和30)。村名は,旧美濃国の郡名「海西郡」に由来,同郡は同国の南西部に当たる。
⑨ ひがしえ 明治30年開校。明治30年4月,駒ケ江・秋江など9村が合併して東江村成立(~昭和30)。村名は長良川と関係があるかもしれない。
⑩ おさ 明治17年,前身校を現校名に改称。明治22年7月,不破郡表佐村が単独村制施行(~昭和29)。村名は,古代渡来人の日佐(おさ)氏が居住した所によるという。校名も読みも2文字。

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