地名アラカルト

各地の難読地名や珍しい地名についての由来やエピソードなどについて調べてみたいと思います。

沖縄県の難読小学校名 何と読みますか ②

2019年07月05日 14時40分11秒 | Weblog
①那覇市立天妃小学校 久米1丁目     
②那覇市立大名小学校 首里大名町1丁目   
③那覇市立上間小学校 長田2丁目     
④那覇市立古蔵小学校 古波蔵(こはぐら)1丁目     
⑤名護市立真喜屋小学校 真喜屋     
⑥名護市立瀬喜田小学校幸喜      
⑦名護市立東江小学校 東江1丁目   
⑧名護市立羽地小学校 田井等(たいら)
⑨名護市立屋我地小学校 饒平名(よへな)     
⑩名護市立安和小学校 安和        

読みなど

① てんぴ 校名は,当校に隣接してある上天妃宮跡の石門に由来か。天妃は中国の媽祖(まそ)信仰に由来する航海を守護する神。標高6m。
② おおな 首里台地の北端,安謝川中流域に位置。方言ではウフナといい,広い野を意味するという。標高65m。
③ うえま 上間は王府時代~明治41年の村名。首里台地の南,識名台地南部に位置。標高45m。
④ こくら 校名は,古波蔵の短略か。那覇港に注ぐ国場川右岸に位置。標高32m。
⑤ まきや 沖縄本島北部,羽地内海(はねじないかい)に臨む。普通にはマヂャといい,地の人はマギャという。真謝(まじゃ)・真和志(しわし)と同語で,マーヂ(真土)の義だという(『沖縄地名考』)。校名も読みも3字。標高6m。
⑥ せきた 当校は,市街地の南,国道58号線沿いに位置。校名は学区域の喜瀬・幸喜・許田から一字ずつとつた合成校名。校名も読みも3字。校名も読みも3  字。標高6m。なお,幸喜は方言でホーキといい,もと砂原より成り乾地(かわきち)の義という(『沖縄地名考』)。
⑦ あがりえ 名護湾に臨む。王府時代~明治36年の村名。東は太陽が上がる方向で,アガリ,江は入江。標高4m。*西は太陽が入る方向で,イリという。
⑧ はねじ 明治41年4月,国頭郡の羽地間切(まぎり)の田井等・仲尾次など17村が合併し羽地村成立(~昭和45)。
標高9m。
⑨ やがじ 昭和21年5月,国頭郡羽地村の字屋我・我部(がぶ)・饒平名・済井出(すむいで)が分立し屋我地村成立(~昭和45)。村名は屋我地島(782ha)に因む。校名も読みも3字。標高3m。
⑩ あわ 王府時代~明治41年の村名。本部(もとぶ)半島基部に位置し,南は名護湾に臨む。校名も読みも2字。標高3m。

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