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世界

2006-02-25 07:53:29 | 映評 2006~2008
北京の中にひっそりとたたずむ世界。
"ニュー・ヨーク"には未だに貿易センターのツインタワーがそびえ立つ、時の止まった世界。
人目を引くような豪華なアトラクションがあるわけでも、楽しい楽しい絶叫系乗り物もなく、さびしい世界。
広い広い中国から"世界"に飛び込んだ人は、何事も起こらない世界の中で自分の人生も一時停止する。
"世界"から飛び出していく人たちは人生を躍動させ高速回転させていく。
世界から離れられない主人公は淀みの奥へ奥へとはまりこんでいく。

北京にできた時の淀み。そこに蜃気楼のように浮かびあがる世界。
広い世界にあこがれるだけでは人生どうにもならない、自らの足と意志とで一歩を踏み出すことで人生は動き出すのだ。

とても幻想的な映画。一方でぬるま湯の風呂のような危険な映画。
映画にあこがれてるだけじゃダメだ。そろそろ脚本でも考えるか・・・と映画館という淀みの中にいる自分に喝を入れる。

脚本のテクニカルな面では、
「初めて北京に来たときここに泊ったんだ」
「私が初めて北京にきた時、泊ったのは地下室だったわ。どうしたと思う?」
「もう何百回も聞いたよ、雨合羽を着て寝たんだろ」
・・・と、説明以外の何物でもない台詞とか、説明により無理やり配置した伏線に強引につなげる展開とか、がちょいと残念。
それでも、メールでのやりとりをポップなアニメで表現したり、世界公園という妙な場所から一本の映画を膨らませていった創造性とか、たまらなく愛しくなる要素がいっぱい。
"面白い"じゃなく"好き"な映画

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