避けたいクレーム

妥協点ってどこら辺にあるのだろうか・・・。
モノ創りのお仕事をしていたら、つい妥協したくない！！
に、はまってしまう。
どこか探せばあるはずだ！とか、どこかの工場だったら
出来る筈だとか・・・。

当然そこにはコストの問題も発生してくるし、
もしかしたら、お客様はそこまで望まれて
いないのかもしれない・・・。
ほとんど自己満足の世界となってしまう。

時々規格品を見ては、これで許されるんだ・・・
と唖然とする事がある。
きっとこの商品がうちのオリジナルなんて言ったら
クレームになるだろうな・・・とつい思う。
メーカーブランドの強みを時に羨ましく思ったりもする。

工場で商品が出来上がるまでの工程を何度も見る。
繰り返される塗装工程で、初めて下地材に興味を持った。
下地処理で塗装のできばえは全く違う。
一概に下地処理といっても驚くほど扉によって違う。
どの処理方法が良いのか、色んな扉を取り寄せて、
コンパスで傷を付けてみる。
傷が付いた時、塗料はどうなるのか・・・。

カウンター材の素材ひとつとってもそうだ。
美容室からパーマ液を分けてもらいカウンターに塗ってもみた。

商品のできばえの違いは、お引渡時ではなく
長年使っていただいた時に初めてできばえの違いが
わかってくる。
やはり・・・自己満足と言われても妥協点は、
高い位置におきたい・・・・小心者だから。（笑
　　

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