中学入試・算数の小部屋

中学入試に出される算数の問題は、一般の人にとっても、なかなか良くできた脳トレです。

2013年中学入試算数・桜蔭中学校1番(2)・解き方

2013年10月26日 | 中学受験算数・解き方
Aさんは6日で1周期、Bさんは5日で1周期です。
最小公倍数の30日が大きな1周期となります。

この大きな1周期で何個の製品ができるでしょうか。
大きな1周期の中に、Aさんは5周期、Bさんは6周期入っています。
Aさんが作る分は次のとおりです。
25個×5日×5周期=625個
Bさんが作る分は次のとおりです。
30個×4日×6周期=720個
二人合わせると1345個となります。

では、次に、10000個作るには何周期かかるか考えましょう。
10000個÷1345個=7周期あまり585個
7周期で、あとは半端が585個ということです。

この585個に何日かかるかを求めるのがすこし大変かも。
様々なアプローチがあると思いますが、ここは地道に考えてみましょう。

1日目Aさん(25個)Bさん(30個)合計(55個)累計(55個)
2日目Aさん(25個)Bさん(30個)合計(55個)累計(110個)
3日目Aさん(25個)Bさん(30個)合計(55個)累計(165個)
4日目Aさん(25個)Bさん(30個)合計(55個)累計(220個)
5日目Aさん(25個)Bさん(やすみ)合計(25個)累計(245個)
6日目Aさん(やすみ)Bさん(30個)合計(30個)累計(275個)
7日目Aさん(25個)Bさん(30個)合計(55個)累計(330個)
8日目Aさん(25個)Bさん(30個)合計(55個)累計(385個)
9日目Aさん(25個)Bさん(30個)合計(55個)累計(440個)
10日目Aさん(25個)Bさん(やすみ)合計(25個)累計(465個)
11日目Aさん(25個)Bさん(30個)合計(55個)累計(520個)
12日目Aさん(やすみ)Bさん(30個)合計(30個)累計(550個)
13日目Aさん(25個)Bさん(30個)合計(55個)累計(605個)

この部分は表のようなものにまとめてしまえば、もっと簡単にできます。
ここは理解しやすいように少していねいに書いてみました。

さて以上より、半端の13日目に10000個目ができると分かります。
つまり合計の日数は次のとおりです。
30日×7周期+13日=223日

4月1日から開始していますから、4月223日ということです。
これが実際には何月何日になるのか。
ここからも地道に行きましょう。

223日-30日=193日(5月193日)
193日-31日=162日(6月162日)
162日-30日=132日(7月132日)
132日-31日=101日(8月101日)
101日-31日=70日(9月70日)
70日-30日=40日(10月40日)
40日-31日=9日(11月9日)

曜日も求めましょう。
223日÷7日=31週間あまり6日
火曜日から始まって6日あまりましたから、
火・水・木・金・土・日ということで、日曜日と分かります。

答え (11)月(9)日(日)曜日



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