きみぱんのひとりごと

東京の清瀬市にある、小さな小さなパン屋さん「きみぱん」のブログです!

パン屋さんを始めてみて…

2010-07-30 14:04:37 | きみぱん


現在の「Kimipann」の様子です
今日で、丸2週間がたちました…

今日から、今までのラインナップに「ソフトフランス」2種類とちぎりパンが加わりました
…と言うか、あんまり売れないくるみパンと入れ替えてみることにしたからですが…

開店直後から、お店を訪れて下さった方から、
「もっと、看板を出すとか、チラシをまくとかしないとみんな分からないんじゃないの」という、
ご指摘を戴いておりました…

それもごもっとも、我が家のある場所は、
住宅街の一番畑側の奥まった、行き止まりのところ…なんですから

なかなか時間が取れなかったんですが、やっとチラシをプリントし、
まける状態になったので、主人のお散歩時に配って貰いました
それから、家へ入る道の入り口のところに、看板を立てて、
この奥がその場所よって分かるようなものを用意してみました

その効果は…てき面

ここは、近所に団地を控えていて、そこの住民の方々にとったら、
スーパーはけっこう遠いし、「パン屋さんが出来たなら、とっても嬉しいわ」と
言ってくださって、わざわざ買いに来てくださいました

あとは、リピーターになってくださると、本当に嬉しい

ここのところ、毎日毎日、パンがけっこうたくさん残ることが多く、
ヘコむことが多かったので、
こうして、皆さんが連れ立って来てくださると、それだけで、元気が出ちゃうくらい嬉しかったんです

初めから、売れ残りが出ないほど売れていく…とは、まったく考えていなかったし、
最初の数ヶ月は、周知に時間がかかることも想像していたし、
今のところ、すべて想像通り、ってくらいなんですが、
それでも、売れ残りが多い日なんかは、
「何でこんな大変なこと、始めちゃったんだろう…」とか、
今後のことを考え出すと、言いようのないくらいの大きな大きなすんごく大きな不安に襲われます…
実際のところ、現在は、主人は世帯主ですが、私の扶養に入っていますから、
当然就職したゆうこ以外の娘と、おばあちゃんも私の扶養になっています。
そんなに重責を負わされてしまうと、それだけで、本当にすごく怖い

怖い、と言うのが、たぶん今の心境に一番近いんじゃないかな
世のお父さん方は、これをいとも簡単、とは言わないけれど、
家族みんなを養って、それを本当に当たり前にやってのけているんですから、
やっぱりお父さんって、すごいんだって、今頃になって、つくづく思います
この先のこと、このまま売れないんじゃないか、とか、
そのうち破産しちゃうんじゃないかとかいった、
良からぬ事ばかりの妄想がグルグル頭の中を廻ってしまい、
出口のない泥沼を行くようなず~~~んと落ち込んだ気分に…
今も、こうして、パソコンを打てる時間があると言うことは、
それだけお店が暇なわけで…
夏は一番パンが売れない季節、って言うこともあると思うけど、
本当に、難しいことを始めちゃったんだなぁって、思います



このウインドウのパンが、今日の終わりにどれだけ少なくなっているか、
あと数時間の勝負です

友人って、本当にありがたいです
自分の友達を連れてきてくれたり、注文を取って来てくれたり、
チラシを配ってくれたり、勤務先に貼ってくれたり、
わざわざ自腹を切って、パンを買って試食にと渡してくれたり…
そんなあったかい人達に囲まれて私は何とかがんばっています
このパンを見て、「…あ、あったこの前のカンパーニュってパン、
美味しかったから、また買いに来ちゃった」と言うお客様も出来たし、
まだ出来上がっていない時間だと、「じゃあ予約しておいて夕方また来るから」っていうふうに、
だいぶ「なじみ」っぽくなってきたりして、それはそれで嬉しいんですよね
もっとそんなお客様が増えてくれますように…毎日神頼みしている私です

先日、ゆうこと話しているときに、
不安で不安でしょうがない…って話していたら、
「人間なんだから、当たり前じゃないの
誰でも不安なんて、たくさん抱えて生きているんだからさ」…と。
娘も大きくなったもんです…

コメント (2)
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