アメノチハレ

ゴルフ戦遊記 ③ 最終章

30歳でゴルフを始めて 今年でもう64歳になる

その時の友人が お前がゴルフを始めるのなら
毎年コンペをやろうと音頭をとってくれた

この30数年間
参加できる人も増えたり減ったり 

当時は毎回5組くらいで集っていたが
いまではやっと2組程度

コロナ騒動で2年間は自粛していたが
今年からまた再開催の予定だ

当時 アマンドという喫茶店の会社の副社長であった
星名さんという粋なおばちゃまもメンバーの一人だった

彼女の甥がレストランマネージメントの勉強でニューヨークに留学中
同じ英語学校で僕はその彼と知り会った

その最高齢のおばちゃまも亡くなり
友人の死や 病気や 仕事のことや
 
それぞれがいろんなことを抱えながら
年2回しか会わない仲間たちも
頭は白茶け皺も増え
これまで歩んできた月日が愛おしい


川奈ホテルゴルフコース 2019.9.7

長い間には奇跡も起きた

なんとホールインワンの経験もした

狙えば誰でも叶うことではない

しかし少なくとも そう打ったから そう飛んで そう転がった

ゴルフはどんなナイスショットより
スコアが少ない方が勝ちなのだ

偶然だったかも知れない
そしてその偶然へ導いたのは 自分に他ならない

ショットを自慢する気はないが
その一打は 一夜にして成せる結果ではないはずだ



金も使い時間も割いた

正直 ゴルフの才能はない
運動神経も鈍い
ボート部で艇は漕いでいたが
球技には無縁だった

中学の体育の時間 サッカーをやっていて
一度も自分のところにボールが来なかった思い出がある
球技はもともと苦手である

ただしかし 好きこそ物の上手なれ という言葉もある

何度もやめようと思ったが
やり続けていたから そんな偶然の景色も見ることができた



18ホールでいろんな試練に出会う

守りに入りながら打つ球は
体も縮こまって 曲がる

練習通りの球が一球も打てない

頭の毛と引き換えに
心臓に毛が生えるくらいの度胸が欲しい

課題が消化されてなくなる日は来ない

ゴルフというスポーツは
ナイスショットをすることよりも
ミスの確率を減らし それを克服してゆく競技だ

どんな場面でも対処できるよう 
そのひとつひとつの精度をあげてゆく作業は
どこか 仕事にもそして生きることにも
似ているような気がしてならない

山を超え 谷をかけ登り 
最終ホール18番でのスタンディングオベーション

自分の人生の最終ホールに向けて
そんな拍手がいただけるよう

日々 半歩でも 前に前に である


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