アメノチハレ

安らかに。

今月16日、編曲家の池多孝春先生が逝去された。
昨日、お通夜に伺ってきた。



世代的にも携わっているアーティストのジャンルの違いなどから
池多先生と直接、作品を御一緒させてもらったことはないのだが、
かねてから可愛がって頂いている現在テイチクレコードの制作本部長であられる
池田純氏の御父上であり、また、
同じ音楽界の大先輩として敬意を込めてお焼香させて頂いた。

代表作には『与作』や『酒よ』(吉幾三)などこれまで2000曲を越える編曲を残して来られた。
ジャンルは問わず広い音楽知識と経験を持つ真の音楽家だ。
数年前にスタジオでお会いしたときはお元気そうにお見受けした記憶があるのだが。。
本当に残念だ。
斎場にて、隣の席に座った知り合いのエンジニアの方が
「また一人、グレイトな音楽家が逝っちゃったねえ。。」と呟きながら
遺影の写真を見つめておられた。

才能というものには定年はないが、ずっと現役で書き続けるってそう簡単なことではない。
それこそ僕らの仕事は、ひとりよがりでは何も成立しないからだ。
池多先生から比べれば、50代半ばの自分なんてまだまだ青二才だが
こんな若輩者でさえ、今まで何度も壁にぶち当たって行き詰まってんだから
80歳を越えても現役でおられたということがいかに凄い事かよくわかる。


池多先生 
沢山お話出来なかった事は大変心残りですが 
どうぞ安らかにお眠りください。
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