STRONG 遠藤 創造と破壊 銀幕の隙間でひとこと。

映画 TV CM 映像の現場で、いい効果やビジュアルを作り出しながら
ここで喋ったりぼやいています。

驚愕!6時間押し。

2008-11-26 23:39:03 | 撮影現場って言うのはね
本日は、セット撮影。

ナント、6時間以上の「押し」状態。

現在、予定表の昼休憩後の部分を撮影している。(ちなみに今は、夜の11時半です)

一体この先、どうなる事か?先が思いやられる。

いま建っているいるセットを、この先何回建て込んで飾らなくてはならないのだろう?

11月4日にクランクインして、まだ一週分も撮影出来ていない。

二十日以上も撮影して、一週分も撮れていないのはかなり深刻な問題だ。

最低でも一週間内に一週分を撮影出来ないと、オンエアに追い抜かれてしまう。

しかし、我々が出来る事と言えば、撮影が止まらないように次々に飾り、道具を揃えたり作ったりすることだけ。

現場で撮影を早めたり、円滑に進めるパートではない所にジレンマを感じる。

こうした状況を打開するには、トップの意識を改善するか変革する他無いと感じる。

いくら予定表に26時とか28時と書こうとも、実際の時間は24個にしか割れない。

次の日次の日に分量と疲労を残し、さらに能率を悪くする悪循環。

思考能力の低下と集中力の低下による怪我や事故が心配だ。

しかし、これがいまの映像業界の真実である事は否定出来ない。

やはり、日本にも「組合」や「組織」や「コミッショナー」が必要なんじゃなかろうか?

以前は、各パートに存在していたが、権限を行使出来ずに仕事を「干される」怯えから、ただの飲み会に成り下がっていた。

ヤルとなれば、全員での一致団結が必須だが、かならず抜け駆けする輩が現れ頓挫してしまう。

ビジネスとしての認識の無さが、今日の悪循環の元だと思う。

「でも、好きな事をしてんるんだから」と泣き寝入りしているのだ。

好きな事をしているんじゃなくて、「ヤラされている」のです。

「する」と「ヤラされる」では大きな違いがあります。考えてみましょう!

今日のブログは退屈だって?

たまには真面目な話しもするわいナ。

本日の講釈はココまで。(明日は、好評だった「看板作り」を紹介します)


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