STRONG 遠藤 創造と破壊 銀幕の隙間でひとこと。

映画 TV CM 映像の現場で、いい効果やビジュアルを作り出しながら
ここで喋ったりぼやいています。

メリケン国漫遊記 其の七

2008-10-15 19:09:25 | ブログ
サンタモニカを跡にした我々が向かったのは、友人である「Jr ことジュンヤ」が講師を勤めている「 I S M P (インターナショナル スクール オブ モーションピクチャー)」だ。
ジュンヤの手配で、ヒロシくんと言う同学校の生徒さんが、わざわざサンタモニカまで迎えに来てくれました。
ご苦労様でした。ありがとう!

いよいよと迫って来る「その時間」に、実は緊張をし始めていたのだが、そういった事を悟られないのが、小生の得な所でもあり損な所でもある。

サンタモニカから、フリーウェイに乗り20分ほど。
車内でヒロシくんに色々とインタビューを試みるが、その生徒数や?雰囲気や?小生がどういった事をスピーチすればいいのか?、ますます解らなくなり緊張がピークに達しようとしているころの到着。

ヒロシくんの案内もとに、校舎に向かう。  なんと治安の良さそうな地域だろう。ダウンタウンからこの旅を始めて、こんなにゆったりとした地域は初めてだ。 「これなら生徒さん達も安心して学べるだろう。」ってなことを考えながら歩いていたら、大分緊張がほぐれて来た。
というよりは、O型の血液がいい方向へ動いたかもしれない。
校舎に入り、「横山 校長」に改めてご挨拶をするや否や、ジュンヤの「コチラに来て下さい。」という案内。
部屋に入ってみると、そこはすでに教室。案内されるままに腰掛けた場所は、スピーチ席だった。

「さぁ~始めますから、皆さん席に着いてくださぁ~い!」再びジュンヤの声に入って来る生徒さん達と卒業生のみなさん。
「えぇ?いきなりっスカァ?!」「えっ?ダメですか?」そう言われたら、やらざるを得ない。と言う事で、はじまりはじまりぃ~。P1030097写真は、決して「汚職による謝罪会見」とかではなく、横山さん自ら撮影して頂いた、小生の授業?風景です。まるで謝罪会見を開いているか?なにか?に見えますが、一応熱弁を振るっているのです。
しかし、どう見ても「まな板の鯉」にしかみえませんな。

一体何を話したのか?よく憶えていないが、小生の経験からハリウッドと日本映画界との相違点についてを主に語ったと記憶している。
一応これでも、アメリカ フランス ホンコン 日本 の各現場を経験しているので、その違いや雰囲気は解っているつもりだ。  大学も専門学校もロクに出ていない小生が話せる事と言えば、27年間培った現場の知識しかない。

生徒さん達の質問や、横山さんからの質問を何とか凌いで、おそらく1時間以上の時間を経過していたと思う。
終わってみれば、背中には変な汗がにじみ、のどはカラカラの状態になっていた。
よもやアメリカに来て、こんな事をするとは思わなかったが、小生にとってとてもいい経験になった。
これから、日本やアメリカで映画や映像を担って行くかも知れない「若者達」と接する事で、凄いエネルギーを貰えた気がする。

授業が終わり、みんなで記念撮影する事になり校舎のそとへ出る。P1030105一面が芝で覆われた中庭で、「ハイ!ポーズ!」。
こんな小生のスピーチを皆さんが讃えてくれたので、とてもいい気分になれました。スゲェ~緊張してたんです。コレでも。
この中に将来有名になる人がいるかもしれない?とか思うとワクワクしてなりません。

後進の育成は、大切な事です。 ブッチャケ、商売敵を育てている事になりますが、そんなチッポケな問題ではなく、映画を愛する気持ちをこれからも若い人達に紡いで行く事は、先に映画への愛を知ったものの使命なんです。
なんかスゲェ~いいこと言ったゾ!ちょっと、キモイけど。

横山校長からは、これからも機会があったら「スピーチ」をお願いします。と言われた。
こんな小生で、お役に立てるなら、こちらこそお願いしたいところだ。

あとでジュンヤに「何点だった?」と訪ねたら「95点」だそうだ。残りの5点は「言葉がキタナイ」だって。
日本語も勉強する必要があるようです。 まだまだですね。


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