STRONG 遠藤 創造と破壊 銀幕の隙間でひとこと。

映画 TV CM 映像の現場で、いい効果やビジュアルを作り出しながら
ここで喋ったりぼやいています。

本作、第一回目の衣装合わせ。

2010-12-02 22:43:02 | 映像美術のお仕事
本日、本作品の第一回目の「衣装合わせ」が五反田の衣装会社で行なわれました。

本来は、小生が衣装合わせに顔を出す事は、殆どありません。

しかし 今回に限っては、小生が出なければならない理由があります。

それは、今回の持ち道具さん「舞ちゃん」が時代劇の持ち道具経験がないこと。

その「舞ちゃん」は、他ならぬ 小生 のブログを通じて業界に入ってきた第一号であること。

そして、その「舞ちゃん」は現在免停中で運転が出来ないという事。

小生にとっても久々の時代劇で、持ち道具にまで自らちょっかいを出したいから。

等々の理由で、衣装合わせも最初から最期まで参加する事になっているのです。

参加してみて改めて感じましたが「やはり時代劇は、持ち道具が一番面白い」とい事です。

飾りに関して言うと、一部は昭和まで変わらずに使っていた「民具」が多いため、江戸~明治~大正~昭和とそんなに変化がなかったりもするのです。でもそれは、一部においてですが。

特に今回の時代劇は、一般の歴史物に比べると 自由度 が高く 遊べる部分が要所要所にあり楽しめるのです。

しかし、後進の育成を考えると「その楽しみ」も受け継いで行かなければなりません。

辛い事も楽しい事も引き継いで行って欲しいですからね。

辛さを理解する事は簡単ですが、その向こうの「楽しみ」にも気付いてくれれば、業界の未来も明るいというものです。

本日の講釈は、ココまで。