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心原性脳塞栓症の予防薬:その1 ワルファリン

2012年09月05日 | 脳梗塞
脳梗塞予防の薬は、その原因によって違うことを以前に説明しました。
頚動脈や脳の血管が原因の場合には、抗血小板薬(アスピリン、プラビックス、プレタールなど)が適応です。
しかし心臓が原因の場合には、薬が違います。抗凝固薬という薬でないと効きません。
その代表はワルファリンという薬です(ワーファリンは商品名です)。
この薬はなんと50年間という長い間、唯一の抗凝固薬でした。

さて、この薬の作用機序を説明します。
私たちの血液は、体の外に出ると自然に固まります。例えば採血した血液をそのままおいておくと、数分でゼリーのように固まるのです。それは血液の中の「凝固因子」というものの働きによります。
この「凝固因子」のうちいくつかのものは肝臓で作られます。
ワルファリンはそのうちの4つをブロックすることで血液の凝固を妨げるのです(上図)。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ワーファリン (GG)
2012-09-05 16:44:17
私の夫はワーファリンを内服しています。一度、体中に斑点が出来てあわてて主治医の先生のところに飛び込んだことがあります。そのとき、この薬は同じ量を飲んでいても効きすぎることがあると説明を受けました。そのままにすると出血して危なかったそうです。でものまないと倒れるかもしれないとも言われていて不安です。新薬が出たと新聞でみましたが、まだ夫は説明を受けていません。どんな薬なのですか?
新規抗凝固剤 (吉村)
2012-09-05 23:51:16
GGさん、了解しました。
2-3回後に新規抗凝固剤を紹介します。乞うご期待!
採血が (Tousan)
2012-09-06 09:14:55
ワーファリンをのんですでに5年。毎月の採血をきちんと継続してきました。ずっと安定していたはずですが、先月初めに他の病気ではじめた薬が悪かったのかひどい皮下出血に。救急外来で薬をやめるよう言われ、主治医にかかったのが遅かったので、中止していることで逆に叱られれ、散々です。誰にも文句は言えないのですが、この薬、本当に続けないといけないのか不安です。
はじめて (Owara)
2012-09-06 14:14:35
ワーファリン、ずっとのんでいますが、初めて理解できそうです。とても分かりやすい。次回も期待しています。ワーファリンは血液さらさらの薬なんですよね?そうだという先生と違うという先生がいます。どうなっているんでしょう。それでワーファリンはすごく強いとか。いつか何かおきるんじゃないかと思って怖いです。

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