デジスコとはデジタルスコープの事でフィールドスコープや双眼鏡、一眼レフレンズ等にアタッチメントを装着してデジカメやビデオカメラを装着して画像を記録できるようにしたものを言います。
通常それらでの観察は目で行うので記録に残す事が出来れば大変便利なのです。デジタルカメラ用のアタッチメントは各種市販されています。iPhone用のアタッチメントもKOWAから販売されていますがちょっと試して見るには結構な値段です。光学系のデバイスは無くただ固定するだけの道具。。。手持ちの廃材を使って作って見る事にしました。
原理はコリメート法で目の替わりにカメラレンズを置き光軸、焦点が合うような位置にカメラを固定します。視野が得られる合焦位置は極めて狭く前後左右に調節機構を持たせる事が最大の製作ポイントとなります。
本格的に一眼レフカメラではアタッチメントに専用マウント付き鏡胴が必要になる事からコンデジかiPhoneあたりが製作には楽になります。
iPhoneのホルダーの製作
固定位置調整機構を持つホルダーの製作にはアルミLチャネルとアクリル板、ローレットネジを使用しました。都合の良い事にこのLチャネルは淵に引っ掛かりが有り脱落防止につながりました。 ホルダーの上下に4箇所タップを切りiPhoneの上下左右の調整を行います。
スコープとの接続金具の製作
使用したNIKONフィールドスコープの接眼ベース径は39mmφ たまたま40mmφパイプホルダーが合ったのでコレを使いました。傷防止と隙間を埋めるためにニトリルゴムシートを巻いています。
パイプホルダーとiPhoneホルダーとの接続もアルミLチャネルでiPhoneカメラでスコープ画像が良く見える位置関係に穴あけしビス止めします。この際もビス穴は大きめに開け位置調節の一助とします。
つまり現物位置合わせが全てなので製作寸法の記載は省略します。意味が無いことです。
取り付け調整
合焦位置はとても狭いので稼動各部を良く見える位置に固定します。
ニコンフィールドスコープ60 接眼24X wide iPhone5s
成功!
視野が得られたらスコープのフォーカスやズームやAEロック等で撮影に好条件となるよう調整します。
簡単な構成とはいえ超望遠レンズ! しっかりした三脚の使用は勿論のことレリーズの際もフェザータッチを要します。電子レリーズが欲しいところ。。。
使わなくなったFDレンズ群がこのように使えれば大歓迎なのだが。。。今回は廃材の寄せ集めで製作したので制作費0
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます