暁の広場

最近凝っているジオキャッシングの話題や真空管アンプ、料理、独り言のページ

ドカティストの悩み 前編

2014-11-05 21:26:35 | DUCATI Monsterの整備

3連休でとても都内の道は空いてて快調に走っていたところ突然シフトチェンジの手応え(いや足ごたえ)が無くなりました。瞬間頭に浮かんだのはシフトアームスプリング破損。。。
ドカにはとても頻度の多い故障で何時起きるのかと心配していた箇所です。


1、4、5速とニュートラルに入りません。2速発進で被弾した戦闘機のようにヨレヨレで帰宅。環七の陸橋坂道発進があったら大変でしたが幸い渋滞はありませんでした。

故障箇所の確認にクランクケースカバーを開けようとしたところクラッチレリーズのボルトの一本をなめてしまいました。コレを外さないとカバーを外す事が出来ません。一晩思案しドリルでボルト頭を削りやっとカバー外せると思いきや! 専用工具が必要。。。。 3mm厚のフラットバーを加工して製作しました。ボルトをねじ込むと難なく取り外し出来ました。。。





カバーを開けると線状の断片が! シフトアームリターンスプリングは2箇所で下側のスプリングが破断しています。こんな部品の故障は国産バイクでは聞いた事がありません。スプリングが折れる事は不思議な事ではありませんが粘りと強さを兼ね備える日本の品質には到底及ばなかったようでDCATIでは珍しくない定番故障箇所らしいです。



ディラーの修理では部品代¥3000位 工賃2-3万 (¥36000のところも)オイル代¥10000 ディーラーもバイク店も新車の販売の方が嬉しいらしく他で購入のバイクにはとても消極的で修理業務の意欲が全く感じられません。当店のお客様を優先をあからさまに。。。
レアな車種の修理対応には営業として理解できる事で概して高いとは言い切れません。

この状態でシフトアームが取り出せれば修理は簡単なのですがフライホイールが邪魔して取り出せません。フライホイールの脱着が必用。。。高トルク管理が必要な上にダイナミックバランスを崩さないよう慎重な作業も必要。。。インパクトレンチ、30mmディープソケット、フライホイールプラー、点火時期調整にストロボも必要ですww

 部品調達は”webike"が安かった。。。スプリング単品¥518 ディーラー価格は¥3000以上らしい。。。

 とりあえずは故障箇所の確定診断を終了 

さてこれからどうしようか。。。。まだまだ続くドカティストの悩み





能動素子を使わない警報機

2014-11-04 17:04:20 | エレクトロニクス


門扉を開けるとアラームが鳴る警報機を作ってみました。
方針は部品を買いに行かなくても手持ち材料で出来る事。。。門扉をちゃんと締めないと延々なり続けるのは困るのでワンショットタイマーが必要です。タイマー回路はICで簡単に構築出来るのですが今回はアナログの塊!能動素子を使わずに大容量コンデンサーとマイクロスイッチでいとも簡単に。。。
先ずはセンサースイッチの製作


これさえ出来てしまえばもう出来た様なもの コツは細いピアノ線をドアとの接触に使いバネを利用する事です。これによりスイッチのストロークを稼ぎ強い力がスイッチレバーに掛からないように出来ます。
原理はマイクロスイッチの2接点を使いcloseではコンデンサーに充電状態としopenでは充電を切り離しLEDとブザーに給電します。
コンデンサーの容量分だけ警報は作動し放電が終ると鳴り止みLEDは点灯しなくなります。
作動時間はコンデンサーの容量と消費電流に依存します。コンデンサー10、000μF、超高輝度LED( 自動点滅)は20mA、ブザー(フリッカー)は15mA この定数で約7秒動作します。更に動作時間の延長を図るにはコンデンサーの容量を増やします。


警報音(光)の役目を果たし且つ煩くない時間は6-7秒と考えました。設置場所によっては連続して長く警報音を発する必要があるかもしれません。

LED警報機の製作
これにはパトライトやフラッシュ発光が良いのですが超高輝度LED一個でやってみました。点滅に要する電子回路は不要で電流制限抵抗だけで動作します。LEDには20mA流したので抵抗値は360Ωです。夜間は目立ちますが日中は殆ど役に立ちませんww




コンデンサーと電源
コンデンサーは容器に入れるだけとしてコンデンサーを充電する電源は幾つかの選択肢があります。最も安定して確実なのは12VのACーDCアダプターで容量はスイッチング式なら2A以上トランス式なら1Aもあれば良いでしょう。充電初期には瞬間で2A以上流れ敏感な保護回路搭載の高級アダプターほど給電出来ない事が有ります。
次は鉛シールドバッテリー 今回はコレを使いました。コンデンサーの充電は1秒程で完了しますがその後も僅かながらリーク電流が流れます。数ヶ月に一度は充電が必要です。鉛バッテリーを充電するソーラーパネルが有れば完璧となります。




ブザー(フリッカー)
12v印加で断続音を出します。スピーカーやらアンプを使わない全く簡単な警報音。


大変だったのは配線の引き回しと接続でした。端子台と車用の圧着端子で接続しました。

結果
快調動作中 門扉をあけると赤色LEDが点滅し宅内ではブザーがピッピッ



蜂トラップ秘密兵器

2014-10-15 10:47:56 | Weblog
6月頃実家の母から家賃も払わない不届きな間借り蜂が勝手に住居を作っていると連絡が。。。。

Webで見たペットボトルトラップと蜂寄せ液体を送りましたが胡散臭いこの装置は使われる事なく収納の中へ仕舞われていました。どうも信用出来んかったようです。


装置の優秀さを証明する為に木の枝に吊るしてみたら30分程で大型スズメ蜂を捕獲! 2日程でスズメ蜂10匹足長蜂3匹 蛾1匹、蝶も液体の匂いにつられてやって来ますがトラップの入り口からは入れません。


春に仕掛けて女王蜂を捕獲出来れば巣の形成を防ぐ事が出来ます。働きバチはドンドン産まれて来るので兵力を削ぐ程の捕獲は難しいでしょう。


作り方
2L ペットボトル上部4面に入り口を作る

2cm角の縦の辺のみカッターで切り四角の上部2/3を横に切断し上部を外側に向けて雨よけ下側1/3を内側に曲げて蜂が出てこれないトラップにします。

蜂寄せ液体
焼酎180ml 酢90ml 砂糖90gの割合でボトル1/4~1/3程度入れる。
腐敗したら中身を入れ替える。

三沢航空科学館再訪

2014-10-13 20:48:44 | Weblog

昨年に続き今年も行って来ました。
目的は昨年所轄役所に指摘した展示機の表記間違いの確認と今回はセスナ172のシュミレーターに乗る事。。。

米軍貸与展示機の説明板記載がP3になっている事を指摘したものでロッキード社機体レジ番登録からもすでにUP3Aへ型式変更されているものです。(詳細な経緯は過去エントリー参照)


今回はUP3Aである事の決定的証拠を捉えました。。。。


レジ番と一緒にしっかり機体にマークされてる。 説明板は改修時にパンフレットは増刷時に訂正すると連絡があったが両方とも前のまま。。。


フライトシミュレーターはパソコンのゲームレベルではなくコックピットブースが操作に応じて油圧で動く本格的なものでレベルに応じてシナリオを設定してもらえました。


VORやILSも使える 離陸後高度1000ft を指示され所定のコースを飛行、数分間自由飛行をさせてもらい東京上空を飛行しました。エンジン回転数に応じた振動や風の振動も再現されています。

着陸は羽田34L ビジュアルアプローチ、横風の難課題でガクガク機体が揺れ姿勢保持が難しい。。ワンハンドレットのコール後失速寸前!インストラクターから機首下げてパワー。。(横風止めてぇ~^^) ひゃー ハードランディングでした~ 横風着陸では風上と進行方向へのベクトルを作りながら機体を斜めにしながら飛ぶので大変なのです。軽量な機体と非力なエンジンパワーでは大変。

10分間の飛行を楽しみました。混んでる時は数時間待ちらしいですが今日は誰も居なくて課題のリクエストも聞いて貰えました。




昨年はF104Jコクピットへの着座は禁止されていましたが今年はOKでした。

休日でF16もF2も飛んで無かったのは残念


皆既月食

2014-10-09 10:29:41 | Weblog

以前に制作したデジスコが活躍する日がやってきました。
Nikon filed scope とiPhone5sの組み合わせです。 オリジナルカメラアプリでは明暗差が大きすぎて使い勝手が悪い為マニュアル操作出来るアプルを使いました。





久しぶりの天体ショーを楽しみました。各地では天気の悪かった所あったようでしたが恵まれました。次回は自動追尾でタイムプライスやって見ようか。。。

iPhone5s デジスコ化計画

2014-09-17 21:03:57 | Weblog

デジスコとはデジタルスコープの事でフィールドスコープや双眼鏡、一眼レフレンズ等にアタッチメントを装着してデジカメやビデオカメラを装着して画像を記録できるようにしたものを言います。

 通常それらでの観察は目で行うので記録に残す事が出来れば大変便利なのです。デジタルカメラ用のアタッチメントは各種市販されています。iPhone用のアタッチメントもKOWAから販売されていますがちょっと試して見るには結構な値段です。光学系のデバイスは無くただ固定するだけの道具。。。手持ちの廃材を使って作って見る事にしました。

 原理はコリメート法で目の替わりにカメラレンズを置き光軸、焦点が合うような位置にカメラを固定します。視野が得られる合焦位置は極めて狭く前後左右に調節機構を持たせる事が最大の製作ポイントとなります。

 本格的に一眼レフカメラではアタッチメントに専用マウント付き鏡胴が必要になる事からコンデジかiPhoneあたりが製作には楽になります。

 iPhoneのホルダーの製作

 固定位置調整機構を持つホルダーの製作にはアルミLチャネルとアクリル板、ローレットネジを使用しました。都合の良い事にこのLチャネルは淵に引っ掛かりが有り脱落防止につながりました。 ホルダーの上下に4箇所タップを切りiPhoneの上下左右の調整を行います。

 スコープとの接続金具の製作

 使用したNIKONフィールドスコープの接眼ベース径は39mmφ たまたま40mmφパイプホルダーが合ったのでコレを使いました。傷防止と隙間を埋めるためにニトリルゴムシートを巻いています。

 パイプホルダーとiPhoneホルダーとの接続もアルミLチャネルでiPhoneカメラでスコープ画像が良く見える位置関係に穴あけしビス止めします。この際もビス穴は大きめに開け位置調節の一助とします。

 つまり現物位置合わせが全てなので製作寸法の記載は省略します。意味が無いことです。

 取り付け調整

 合焦位置はとても狭いので稼動各部を良く見える位置に固定します。

ニコンフィールドスコープ60 接眼24X wide  iPhone5s

成功!

 視野が得られたらスコープのフォーカスやズームやAEロック等で撮影に好条件となるよう調整します。

 簡単な構成とはいえ超望遠レンズ! しっかりした三脚の使用は勿論のことレリーズの際もフェザータッチを要します。電子レリーズが欲しいところ。。。

 使わなくなったFDレンズ群がこのように使えれば大歓迎なのだが。。。今回は廃材の寄せ集めで製作したので制作費0 


7Mhz 短縮アンテナの製作

2014-08-30 17:13:16 | エレクトロニクス

サイクル24もそろそろ翳りが見え始めローバンドアンテナの準備をすることにしました。敷地は7MhzのフルサイズDPがギリギリのサイズ。。それも隣家の境界に支柱を立てたりしなければなりません。只でさえ大きな得体の知れないアンテナを上げてるところに敷地境界にいきなり構造物はちょっとはばかられます。

 もとより7Mhzはアクティブバンドでは無くたまに出る際に簡単に上げられるアンテナ。。。となればまた移動しない移動アンテナ。。。

 釣竿アンテナで知られるVCHアンテナは以前製作しましたが失敗。。意外と条件が厳しいアンテナでした。JE3HFU氏試作のコンパクトVCH短縮アンテナの記事を見つけ製作してみる事にしました。

 良く飛ぶアンテナの条件、より高くより大きく。。。フルサイズダイポール比云々。。。ビームアンテナなぞ望めるはずもなく。。となればダイポール比1になるべく近い短縮率の小さいものに。。。ここでモービルアンテナなんぞは論外です。製作するアンテナはエレメント長4.5m ラジアル長10mつまり約55%の短縮率です。受信はともかく電波の飛び具合は推して知るべしといったところでしょうか?

 短縮アンテナはコイルをエレメントに挿入する為調整がクリティカルになります。ところがこのアンテナはマッチングコイルのタップ変更によるマッチング回路を持ち一旦エレメント長を決めた後は設置条件にあわせ調整を簡単にとる事が出来るのです。

 製作は短縮コイル、マッチングコイルから始めます。

 マッチングコイルの製作

 マッチングコイルはタップを切り替えますので余り神経質になる必要がありません。水道パイプ等に直巻きでも全く問題ありませんが今回は自在ブッシュを貼り付けて1mmホルマル線を8T巻きました。この方が途中タップを出し易く等間隔のスペース巻きが楽だからです。

 ホルマル線を巻く素材の違いでコイル直径や巻き幅に違いが出る時は以下のサイトでコイル設計計算ができるのでマッチングコイル=3μHになるよう設計します。タップは5箇所ほどコイルを巻く際に山を作っておきます。

http://gate.ruru.ne.jp/rfdn/Tools/ScoilForm.asp#

短縮コイルの製作

 マッチングコイルと同じように水道パイプで製作しようとしましたが切った後に巻き数が足りない事が判明し作り置きのコイルを使いました。同じようにコイル設計計算で20μHとなるよう巻きます。線径は太いほど耐電力性がいいのですが1mmを使っています。

 当方の製作では自在ブッシュに20T 直径55mm 幅57mmです。

http://gate.ruru.ne.jp/rfdn/Tools/ScoilForm.asp#

バランの製作

 製作するアンテナは平衡、給電する同軸は不平衡なのでバランを使います。このような片側アースのラジアルの場合強制型よりソータ型のチョークバランが適します。

 FT82-43材 0.8mmホルマル線をツイストし5回巻き (CW SSBで100Wぎりぎり)

各部の接続

マッチングコイルをケースに入れみのむしクリップを付け調整し易い位置に固定。バランと同軸コネクター、ラジアル等を接続します。

エレメントは上部2m→短縮コイル→下部エレメント2.5m→マッチングコイルの順に接続します。

 釣竿に取り付ける

 エレメントをビニールテープで数箇所固定、少したるみが出るくらいに止めると釣竿の曲がり予防になります。ラジアル線(カウンターポイズ)は地面と平衡に浮かして張るか地面に這わすかは調整時の具合によります。当方の調整では通路を4m横切り6m下に垂らしたルーズな処理でも問題ありませんでした。釣竿にはあまりぐるぐるとエレメントを巻かないほうがいいでしょう。。コイルとして作用し設計値から狂う原因になりかねません。毎回同じ様に巻く事ができれば別ですが、、、

 調整

 給電点にアンテナアナライザーを接続しVSWRが最低となるようタップを切り替えたり設置条件を変えます。希望周波数帯での最低点が出ない場合はエレメントの長さの調整を行います。当方の調整では最初7600khz付近にVSWR2の最低点がありタップ調整で7080付近でVSWR1.2となりました。

 その他

 アンテナアナライザーでの調整が良好であっても実際に電波を発射するとVSWRが大きく悪化する時は釣竿の材質を疑ってみると良いでしょう。グラスロッドが最良ですが材質グラスファイバーと書かれていてもカーボンコンポジットだったりします。釣竿に関して言えば今やカーボンの方が大量生産のせいでコストが安いのでしょうか?これは電波を発射することでエレメントを沿わせたカーボンが誘電され導体として影響する為で微小なエネルギーしか使わないアンテナアナライザーでは出にくい現象です。

垂直系はやはりノイズが多いですが微小シグナルの局は呼んでも厳しく十分聞こえる局は応答率が高く国内数局と交信しましたが普通にRST599でした。(最近は5NNが多い風潮ですが)とにかく聞こえてる飛んでる。。。。

 

 


50Mhz  軽量SKYDOOR アンテナ

2014-08-18 15:39:15 | エレクトロニクス

 

また移動用アンテナ。。。といって移動した試しなし

 50Mhz帯は相変わらずの閑古鳥状態ですが一旦Esが出たりコンテストともなると一体君達今まで何処にいたんですかと思うほど賑わいドラマチックに変化します。。

まぁそんな変貌振りが50Mhz帯の魅力でもあるのです。短波帯のアンテナ程ではないにしても大きなアンテナ。。6エレ7エレのビームアンテナを常設したいところですが運用時のみ上げるアンテナを製作しました。

 運用時のみ仮設する(移動用なみの)簡便さと軽量となれば組み立ての面倒な八木は除外でちょっとはゲインがあるアンテナとなればやはりループ系です。

 ループ系にはキュービカルクワッドやヘンテナ、デルタ、SKYDOORと沢山あります。今回はSKYDOORを試してみました。

 収納時は丸めてリュックにでも入るを目標に。。。。

 形状は長方形。。上部と下部をアルミエレメントとすると形状の保持が簡単なのですがエレメントは全てワイヤーで製作しました。形状保持がし易いよう上下にグラスロッドの支持棒を沿わせる事で解決しています。エレメントと支持グラスロッドの固定はタイラップで行います全分解でも極めて組み立てが容易です。

 給電部

固定100W 耐入力を目標にバランはFT114-43材 1mmホルマル線をツイストし5回巻き、ソータ型バランです。 マッチングコンデンサーは耐圧を上げる為と手持ちの関係から100PFシルバードマイカを2個直列で50PFとしました。

 パラメーター

 長方形エレメントの横(上下)サイズは88cm、垂直エレメント長は240cmから始めて最終的にVSWR1.5以下域に達するまで217cmまで切りました。。。。

 調整

 とてもクリティカルで作りっぱなしとは行きませんでした。階段踊り場での調整でおよそアンテナを調整する環境ではありません。周囲の影響があったと思われます。

 調整は垂直エレメント長を変えて行います。240cmでは47Mhz台に共振点がありました。1Mhzあたり約6cmです。 エレメントのカットは上部エレメント中央を切り両端を詰めて行います。切断後は圧着端子でカシメるとハンダ付けのようなわずらわしさがありませんし屋外での作業も簡単で延長を必用とする際も容易に調整できます。

 分解と展開

エレメントが絡むほどの長さではありませんが左右で色分けすると便利。通常分解はここまでで長さ90cmに収まります。さらに分解が必要なら固定するタイラップを切断します。

展開

 グラスファイバー釣竿の先端に上部支持ロッド両端からのロープを接続してつり下げる。下部支持ロッド給電部をロープ又はテープで固定。風が強くエレメントが回転したり変形するようならエレメント下部両端をロープで引きステーにすると良いでしょう。

その他

 周波数調整は主に垂直エレメント長で調整しますが展開時エレメントの弛み具合で共振点が変わります。上下支持棒はグラスファイバーで弾力性があるので強く張ると変形し垂直部が伸びて共振点が下がり緩く張ると共振点が上がります。製作に際してはこの張り具合を強めにして50Mhz下端に合わせFM帯が必用な際にはエレメントを緩め共振点を上げるという技が使えます。

 CQ6m CQ6m。。。。。。 応答なし。。。。


Brompton クランク ペダルストッパー

2014-07-31 12:46:28 | 自転車

Bromptonの左折り畳みペダルはワンタッチで畳める極めてBromptonらしい構造で大きな魅力のひとつでもあります。

 ところが最近の対策済み車を除いて古い年式ではペダルのストッパー機構が無くフレームに当たり傷を付けてしまいます。フレームは優雅な曲線でこれもまたBromptonの顔とも言えるパーツで構造上の不具合から傷をつけていい訳がありません。

 長年不満に思っていた箇所です。フレームを保護する皮のカバーが出回ってるのは乗り降りの際の足の接触以外にもこういった不具合のせいでもあります。

 最近のBromptonではやっとメーカーは重い腰をあげ左クランク内側に一体構造の突起を設けペダルを止める機構が付きました。部品として購入交換する事も可能です。部品代は¥3500ほど。。。 簡単な機構のストッパーなのでゴムシートを両面テープで止める事で間に合わせの対策を施していました。使い勝手も良く不具合も無かったのですが両面テープは高温ではがれ易くなり夏場の対処に不安があったことから恒久的対策をする事にしました。

 材料は5mm厚ジュラルミン(たまたま在庫) 3mmビス2本だけ

 材料を切り出し。。幅は10.5mmとしました。クランク幅を超えない十分な幅があるとペダルを折りたたんだ際にペダルプラスチックプレートがこのストッパー部品に動きを規制されてフレーム方向へのストッパーとなるだけでなく左右の動きも規制されペダル内側とクランクとの接触も防止します。

これはストッパープレート部分の断面がオリジナル形状より直角で厚く長い事で可能となります。この副次的効果は最初から狙った訳ではなく完成後初めて知りました。

 クランクは自転車にパワーを伝える重要部品で強大な力が掛かります。穴あけは望ましいことでは無いので必要最小径にとどめ貫通させません。(ここ大事) 今回は2.6mmの穴あけで3mmのタップを切りました。

完成。。。 絶好調^^

 


インターフェア センサーライト誤動作騒動記

2014-07-13 13:44:08 | エレクトロニクス

一度公開した記事を一旦停止しました。対策は上手くいったかに見えましたが。。。顛末を後半に掲載しました。 

 

いつでも好きな時にどうぞ状態になったアマチュア無線。。ソーラーサイクル終盤となっても太陽黒点数(SSN)は200を越える日があり相変わらず短波帯は好調です。

 春型コンディションの日中が良く飛ぶ状態から夏型の日が落ちてから好調に変わった頃ある事に気づきました。電信のキーダウンに反応してセンサーライトが誤点灯します。明るい時には点灯しない設定としてあるので夜に運用するようになって始めて気が付きました。

 web上ではセンサーライト誤点灯の怪は沢山の都市伝説があり見ていて飽きません。赤外線を探知する仕組みに由来するもので今回のはちょっと発生原因が異なります。

 HFの100Wと144Mhz、430Mhzでもフルパワーで誤動作し周波数に依存していないようです。アマチュア無線でのインターフェア電波障害は実に厄介で対処を間違えるとご近所トラブルの原因になったりアマチュア無線そのものを止めなければいけない事態に発展します。笑えないのは引越し転居を余儀なくされた話も現実に有るようです。

 将来は200Wや1KWを夢見るハムにとって100W程度の出力での障害を解決できないとなると死活問題。そりゃもう真剣です。

 ただでさえ得体の知れない大きなアンテナを風に揺らし不安を感じさせているかも知れない所に電波障害なんぞ出した日には。。。。

 インターフェアは他にないかを再確認したところ自室TVの音声にノイズと5個あるセンサーライトの内2個が反応します。他の部屋のTVには影響が無いのでTVは後回しにしてセンサーライトの対策をしました。

 電波の出力には相関し20~30Wではどの周波数でも点灯しません。 アパマンハムが長かったのでインターフェアには敏感です。既に一通りの対策はしてありましたが今回さらに増強する事にしました。

 1)既設アンテナ同軸コモンモードフィルターを1段から2段に 

 2)電源コードに既設トロイダルコア、ACラインのチョークフィルターに差動・同相フィルターを一段追加

 3)センサーライトACラインにパッチンコア4個挿入

と対策を強化してみましたが状況は全くかわりません。障害のある2個のセンサーライトはプラスチック筐体の安物。。障害の無いセンサーライトは国産メーカー品で金属ケースに入っています。この辺の違いが原因か?

 送信側での対策はほぼ出尽くしたのでセンサーライト側を重点的に見てみる事にしました。簡易的な防止処置では効果がなかったので無線的には障害に弱い構造と回路と予想できます。恐らくは長い電源コードの引き回しがアンテナとなって高周波エネルギーを拾いセンサー出力トリガー電圧を越えて誤動作、、、

電波の暴露に弱い仕組みの機器、、これは実に沢山存在し設計者はこのような状況を予想できずコスト低減に努力する結果障害が起きやすい機器になってしまいます。一時期の心臓ペースメーカーや航空機の機器等がそうです。予想できてもコストという壁のせいもあるでしょう。

 対策はセンサーライトを分解してセンサー出力とドライブトランジスターやIC間のバイパスコンデンサーを追加したりフェライトを追加したりします。

 分解する前にセンサーライトのACライン(既にフェライトコア4個装着)に差動・同相フィルターを入れてみたところピタリと誤動作が止まりました。やはり長いACラインがアンテナとなって電波に弱い機器を誤作動させていたようです。ガレージのセンサーライトはこれで止まりましたが玄関上センサーライトは長時間の送信時にたまに誤動作します。劇的改善がみられているので対処方針は変わらずフィルター1段から2段に増やす事にしました。

対策 

 差動・同相両用型のフィルターを2段にします。このフィルターは送信機AC電源ラインに用いるもので送信機側対策ですが今回は機器側AC電源に使用します。

 トロイダルコア FT-82-43に1mmφホルマル線をキャンセル巻きで14回x2

 積層セラミック0.1μF、0.01μF(各500V以上耐圧)を各2個 これが1段分ですが今回は2段構成としました。

 電源ラインへの高周波の漏洩が有る場合とても効きます。。もっとも不用副射を無くす、減らす措置が優先されるのは当然のこと。。。

 適当なケースが見当たらない。。。今回は例の飲み物の空きボトルを使いました。中の様子が見られて且つ防水構造。。。。コアの発熱もあまりありません。

 電力通過容量はFT-82-43自体は20A程ありますが巻く線材に依存します。14回x2巻くので1mm程度が限界でこの場合2A位が安全電流値となります。センサーライトの場合は常時点灯させないので多少の超過はOKでしょう(責任持ちませんけど)

 

 ACプラグ&ソケットは単品でホームセンター等でも入手できますが¥100ショップにある延長コード1m~2mが安くていい。。

 

 最後に自室のTV対策。。。地デジチューナーのアンテナ同軸と電源ラインにパッチンコアを付けて止まりました。

 電波障害は出したくて出してる訳じゃなくましてや違法な無線局や無線機器を使って居る訳でもありません。数十年前の無線環境から比べると随分出にくくなって来てるとは思うのですが電波に弱い機器が有る以上避けて通れません。

 障害は出なくても送信機側の対策は万全を期すべきでアマチュア無線家がいるお陰でフェライトコアを作ってる会社は無くならないじゃないかと思う(・・・・ ・・)

 秋葉原ではフェライトコアを取り扱ってるお店が沢山ありますが仙石電商の通販がお勧めです。価格自体はお店で買うより一割ほど高くなり送料は一律¥432掛かるけど。。送料は電車賃より安い 因みにパッチンコアは秋月電子の店頭ワゴンのが安くて種類が豊富です。。秋月の通販は送料が高いのでコレは買いに行くが。。。。。w

 インターフェアには沢山の種類と原因があり複合的に絡み合い対処は中々難しい。。今回のフィルターは安くて製作も簡単なので試してみる価値は十分あります。

 ところが。。。

 翌朝フィルターのケースを見て愕然としました。ケースが熱で変形し数個の積層セラミックコンデンサーが飛び散っていました。

 耐圧は103が1KV 104が500Vとして購入したものです。AC100Vの尖頭電圧を考慮しても十分なはずで電波の影響を考慮しても十分と考えましたが。。。。

耐圧試験を行いました。。。AC100Vに103と104を並列に接続して数時間放置 両方とも触れない程ではありませんが発熱しています。他に製作した3KVコンデンサー使用のフィルターでは全くこの不具合がなくコンデンサーの耐圧か電波が乗って共振したのかよくわかりません。

 コンデンサーの耐圧は大きさにも現れますがコレは少し小さい気がします。103 630V耐圧品と比べても半分以下です。。。

 この不具合はちょっと危険なのでコンデンサーを交換しコアを1段にして作り直しました。

センサーライトの一つの取り付け場所を数m移動しACの接続位置を変えたところHFでの誤作動がありません。場所もさることながらACラインの取り出し位置変更が大きく影響しています。やはりアンテナ化していたようです。

 この状態で144Mhzだけが移動したセンサーライトを誤作動させます。ホイップアンテナのFM50W機では問題なく50WのCWで反応。。。。

 作り変えたフィルターをACラインに挟んだところ誤作動は起こらなくなりました。しかしこれはたまたまの条件でさらに出力やアンテナを替えるとどうなるか予測がつきません。

 RFIとはもぐら叩きのようなもの。。。。。