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12.6.17 Cichla Temensis

2012-06-20 00:00:13 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2012.6.17 横浜関内7th Avenue
 美女フルーティスト<深沢晴菜さん>を擁するテクニカルプログレバンド<Cichla temensis/キクラテメンシス>。リーダーでベーシストの<国分巧さん>、そして国分さんがバンド結成以前からリズムユニットを組んでおられたドラマー<野口雅彦さん>らと2005年に結成されました。これまでにフルート・ベース・ドラムスのトリオ編成で2007年にミニアルバム「Another Triangle」を発表され、2009年にもミニアルバム「affine space」を発表。ライブ活動も活発に行われますが、2010年4月から1年半の充電期間を経たあと、2011年11月に新たに女性キーボーディスト<清水未羽さん>を迎えて4人編成となっての新生Cichla temensisのお披露目ライブが横浜で行われました.それが今まで以上にめっちゃテクニカルでスリリングでかっこよくて。そして今年2月に沼袋のプログレイベントに出演され、その後はニューアルバムのレコーディングに突入するとのことで、しばらくはライブがないのかなぁ~って。そんな折に6月17日に横浜関内でライブがあるとの情報が伝わってきてビックリ!レコ発ライブにしてはちょっと早いかな?って思って。すると晴菜さんが渡米される予定があるとのことで急遽組まれたライブとか。詳しいことは判りませんがとにかく見逃せません。

 さて当日。日曜なので開演時間の18時に間に合うように家を出て、5分前に会場に着いて。今回は3バンドの対バンでCichla temensisはトリのようで。とても楽しみです。
 前2バンドの演奏が終わっていよいよです。ステージはメンバーの皆さんやお店の方々があわただしくセットチェンジを。ステージ向かって左にソリッドボディの5弦ベースを抱えた国分さんが。いつものハンチングとベストがキマってますね。中央後方は3タム1バスのドラムスをセットしている野口さん。黒帽子&黒Tシャツで。ステージ右は2段キーボードセットの準備をしている清水さん。今回は黒のタイトなミニワンピで金髪のボブウイッグすがたでちょっとビックリ!お人形のようにキュートで可愛い♪そしてフロント中央はフルートを持った晴菜さんが。今回はマイク2本高い位置にセットされています。今回はシックなデザインのドレスのようなノースリーブロングワンピで妖艶なおすがたで。そうそう、今回は客席に何台も簡易ビデオカメラがセットされて、ステージ後ろにもドラマー撮影用にセットされていて。ニューアルバムといっしょにDVDも発売されたら嬉しいなぁ。

 セットが完了するとメンバーの皆さんはステージ袖へ。20時を過ぎたころ、客席が暗くなって、フルートのしっとりとした音色がゆったりと響くSEがながれて。そしてベースとピアノのしっとりとした音色も聴こえてきて、それまで暗かったステージが徐々に明るくなって、国分さん・野口さん・清水さんがステージに登場して準備を。最後に晴菜さんがステージフロントに登場です。

 SEが止まってはじまった1曲目は「漆黒の空より」。フルートのリズミカルなリフからパワフルなベースとドラムがはいって、ミドルテンポでピアノとフルートがリズミカルなリフを。そしてシンセとフルートのユニゾンリフがながれ、ドラムがパワフルに叩きまくって。そしてミドルテンポでベースとピアノのダークなユニゾンリフからシンセとフルートのスリリングなユニゾンリフが。その後ベースのタッピングリフからブレイクをキメて。中盤ではピアノのダークでリズミカルなリフをバックにベースのサイケ風な前衛ソロが。そしてシンセサウンドがゆったりと響き、そこにフルートが加わってユニゾンで。その後シンセとベースのゆったりと雄大なサウンドがながれて徐々に盛り上がっていって、フルートの力強いリフからパワフルにブレイクリフをキメて。終盤ではオルガンサウンドが響くなか、ベースのタッピングも交えたテクニカルなソロ、フルートのエモーショナルなソロも。ハイキーのとっても綺麗に響いて。ラストはグルーヴィなリズムにのってシンセとフルートのユニゾンリフ、そしてオールユニゾンでリフをキメてFin。

 「ありがとうございます。Cichla temensisです。今日は最後まで楽しんでいただけたらと思います」って国分さんが挨拶を。大拍手です。

 2曲目は「The Ruin」。ベースのアップテンポのリズミカルなリフからハイハットのリズムがはいってダイナミックなバンドリフが。そしてアップテンポのダンサブルなリズムでピアノの綺麗な音色のリフをバックにフルートの伸びやかな音色が爽やかにながれて。その後テクニカルなフルートソロからダイナミックなリフがはいって、フルートとシンセのユニゾンリフへ。中盤ではパワフルなベースリフにのってオレンジライトで明るく照らされるなか、ピアノのリズミカルなソロが。その後、キーボード・フルート・ベースがブレイクリフやテクニカルなユニゾンリフを。終盤ではレッドライトのなか、ドラムのめっちゃパワフルなバスドラドコドコのリズムがはいってダイナミックに盛り上がって。そして再びダンサブルなリズムがはいってシンセリフをバックにフルートの伸びやかな音色が心地よく響いて、ラストはパワフルなユニゾンリフでFin。

 「ありがとうございます」って国分さん。ここで物販のミニアルバムの宣伝を。そしてニューアルバムは現在制作中とのことですが、発表はまだ未定のようで。

 3曲目は野口さん作曲の「Raplus」。ピアノのしっとりと哀愁ただようフレーズがながれ、フルートの郷愁を感じる抒情的な調べがしっとりとながれて。冬の寒空のような寂しげな感じです。そしてピアノのしっとりとした音色が切なげにながれ、味わい深いベースラインをバックに徐々にフルートの音色が力強くなって、明るく照らされたステージに美しいハイキーサウンドが響き渡ってドラマティックに盛り上がって。中盤では静かになってピアノリフをバックにベースのエモーショナルなソロが。そしてフルートの力強い伸びやかな音色が響き渡り、フルートとピアノのユニゾンがドラマティックに展開して。終盤ではピアノリフをバックにフルートがしっとりと。そしてピアノの音色がゆったりと静かに。

 「ありがとうございます」って国分さん。ここでメンバー紹介です。「オンキーボード、清水未羽!」「オンフルート、深沢晴奈!」「オンドラムス、野口雅彦!」っておのおのに大きな拍手が。そして晴奈さんが「オンベース、国分巧!」って大拍手です。「“Cichla temensis”とは、魚の名前で・・・さかなっぽい演奏ですよね」って国分さん。ここで「すいません、チューニングをしたいので深沢さん、つないでくれませんか?」って国分さん、いきなり晴菜さんにMCを振って。ビックリした晴菜さんですが、「あ、やっぱり次でいいです」って国分さん、爆笑!「次の曲がチューニング乱れるくらいのプレイをするんで」って。

 4曲目は「Strings of tention」。キーボードのパワフルでリズミカルなリフからミドルテンポのドラムがはいって、ベースとフルートもはいってダイナミックなリフが。そしてユニゾンのリズミカルなリフ・ダイナミックからシンセのエモーショマルかつテクニカルなソロが。中盤ではリスミカルなユニゾンリフからグルーヴィなべースリフにのってフルートのテクニカルなソロが。終盤ではベースリフからフルートとピアノのミステリアスなユニゾンリフからダイナミックなバンドリフが。

 「“緊張の糸”という意味の曲でしたが、切れることなく、つながったようで」って国分さん。ここで国分さんは「チューニングタイム」で、晴菜さんがMCを。「告知とかないんで・・・それじゃ世間話でも」って。今日のリハのあと、メンバーの皆さんで中華街でお食事をされて、そのあとは男性チームと女性チームに分かれて別行動で、女性チームは「足ツボマッサージ」に行かれてリフレッシュされたようで。「以前の3人トリオだったら、男性陣を足ツボマッサージに誘っても行ってくれなかったでしょうから」って爆笑!「可愛い女の子が入ってくれて嬉しい」って晴菜さん。清水さんちょっと照れたようで。ちなみに男性チームは「2人でカフェに行きました」って国分さん、爆笑です。

 5曲目は「ALKALOID」。ベースのハーモニクスリフとシンセサウンドから幻想的にはじまって、アップテンポのパワフルなドコドコドラムからダイナミックなリフがはいって疾走し、フルートの伸びやかな音色とキーボードとの変拍子テクニカルリフがレッドライトのなか、スリリングに展開して。そしてベースのテクニカルなリフからフルートのテクニカルなソロ、フルートとキーボードのユニゾンと続きます。その後一旦止まってピアノのしっとりとしたリフがながれ、ベースがハイポジションでほのぼのした感じのメロディを奏で、そこから綺麗な音色の瑞々しいピアノソロへ。中盤ではミドルテンポのパワフルなリズムから、レッドライトのなか、フルートの伸びやかな音色が爽やかに響き、アップテンポになってピアノとベースがテクニカルなリフを。終盤ではズンズンと躍動感たっぷりのリズムにのってフルートとシンセがさわやかなフレーズを奏で、ダイナミックなリフからブレイクもキメて。そしてテンポアップしてドコドコドラムがはいって疾走して、ベースの力強いリフをバックにフルートとピアノがユニゾンで。ラストは一旦止まったあと、ベースのハーモニクスサウンドがしっとりとゆったりと響いて。

 「凄い曲ですよね。自分で作って弾けなくて練習するってパターン」「ドラム炸裂!」って国分さん。「メロディアスな曲をやってゆったりしたあと、こういう曲で脅かす、みたいな」って爆笑!

 「次の曲はバラードっぽい曲で、フルートをフィーチャー」って国分さん。6曲目は「Close to me」。薄暗いステージのなか、フルートのゆったりとほのぼのした感じのフレーズがながれ、ベースがメロウなラインをしっとりと響かせ、綺麗なピアノリフをバックにフルートがゆったりとメロウに奏でて。中盤ではベースのエモーショナルなソロが。その後、フルートがしっとりとしたフレーズを奏で、ベースラインが力強く響き、盛り上がっていってフルートの美しいソロへ。ラストは静かになってピアノリフをバックにフルートがしっとりとたおやかに。そしてベースとユニゾンでゆったりとFin。「オンフルート、深沢晴奈!」って国分さん、大拍手です。

 「次が最後の曲です」「長い曲で10分ちょっとになるかも」って国分さん。「“トキ”をテーマにした曲で、羽ばたき・成長・争いなど」「キクラの魂がたっぷり入った曲」「自分でハードル上げてどうするんだ」って。

 「ピアノをフィーチャー」って国分さん。オーラス7曲目は「IBIS」。白と赤のバックライトのなか、ベースリフがゆったりとしっとり響き、フルートが叙情的なメロディを奏でて、徐々に盛り上がっていって。そしてフルートがピアノとベースのしっとりとしたリフをバックに哀愁ただよう音色を響かせ、その後、エモーショナルなベースソロからピアノとフルートの美しいハーモニーがながれ、パワフルなドラムがはいって盛り上がっていって、さらにテンポアップして。一旦止まってピアノとベースのリズミカルなリフからアップテンポのパワフルなリズムがはいって、ベースとピアノがユニゾンリフ、フルートのリズミカルなリフが。中盤ではベースのテクニカルなリフからベースとフルートのユニゾンリフやブレイクリフが。そしてフルートとベースのテクニカルなリフから、レッドライトのなか、アグレッシブなピアノソロが。その後ダイナミックなバンドリフがはいって盛り上がって、ミドルテンポのグルーヴィなリフからブレイクリフ、そしてフルートとピアノのユニゾンリフからテクニカルなオルガンソロが。続いてベースのタッピングやチョッパーも交えたアグレッシブなソロ、フルートの力強いハイキーのテクニカルなソロが。終盤ではベースの爽やかなフレーズがながれ、フルートとベースのユニゾンリフ、ダイナミックなバンドリフが。そしてユニゾンをキメて♪ジャーン!ってドラムも叩きまくって盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って国分さん、再びメンバー紹介をして、おのおのに大拍手!メンバーの皆さんが深くお辞儀をして、大拍手のなかステージを降りて楽屋へ。場内はアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。
 しばらくすると国分さんのみステージに戻って大拍手で迎えられます。が・・・「アンコールありがとうございます。やりたいのはやまやまなのですが、曲がもうないもので・・・」って爆笑!そしてSEでながれている曲を「これがいま作っているニューアルバム収録予定の曲で」「これを聴いて次のアルバムを楽しみにしていただけたら」「最後までお付き合いありがとうございました。またお目にかかれたらと思います」って国分さん、大拍手。これにてライブ終了です。時計を見ると20時50分。50分間でしたけど、めっちゃテクニカルでパワフルでスリリングで、さらにしっとりと美しくドラマティックに聴かせてくれて。とっても素敵なライブでした。まだ未定だそうですがニューアルバム発売が待ち遠しいです。そしてもし本日のライブがDVD化されるなら、ぜひとも欲しいっす。

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2 コメント

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ありがとうございます (ひより)
2012-06-22 23:36:07
 わぁ!加藤さん、いらっしゃいませ!
コメントを書いてくださってありがとうございます。とっても嬉しいです。
 おぉ!開場一番乗りとはめっちゃ気合入れての参戦だったのですね。その甲斐がありましたね。ほんと素晴らしい演奏でした。
 私はライブ後すぐに帰ってしまったのですが、加藤さんは打ち上げに参加されたのですね。いいなぁ~。おぉ!アルバムは秋ごろですか!嬉しい情報をありがとうございます。
Unknown (加藤)
2012-06-22 08:43:46
前回、ここ7thAv.での大失態を挽回すべく砂被り?で開場1番乗りで待機しました(笑)
対バンのサリーさんは野口さんの先輩に当たる方らしくステージ終了後何やらお話していました。ジェフ佐藤さんは某レコード会社のディレクターやプロデューサーをされた方らしく終了後打ち上げ(今回も図々しく参加です・笑)で面白業界裏話されてました。左手の中指を怪我されていて大変だったようですが、、、「レット・ブーツ」のDs.はもっと大変だったような。。。笑
本題のキクラですが、4人体制でのアンサンブルもばっちり決まってよかったです。最初はMixrの調整がイマイチでKey.の音量が小さかったようですが、深沢さんの合図で修正したみたいです。国分さんにお聞きしたら音源は収録済みという事でMixdownや細かい部分の修正にかかっておられるという事で秋ぐらいとの事でした。早くリリースにならないかなぁ。という事で楽しみに待ちましょう。しっかし、今回改めて感じたのは野口さんのDs.のキレと深沢さんの華麗に舞うFlut.ですね~。もちろん国分さんのB.や清水さんのKey.も素晴らしいのですが、対バンがあるとわかりやすいです。笑

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