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Margaret Maggie  Tower –塔-

2014-05-29 23:10:34 | World Music
 中世の香りただようトラッド・プログレバンド<Margaret Maggie>。ギター・ベース・シンセ他の<阿久津太郎さん>の宅録音源から2007年にはじまって、2010年に5曲収録のミニアルバムを発表され、その後ライブを重ね、2014年4月にこのアルバム「Tower –塔-」を発表されます。全9曲収録で、ジャケットは今回もメルヘンチックでありながらも、ミステリアスな感もあって、アルバムを聴くのがとっても楽しみになります。
 <Margaret Maggie>、現メンバーは、阿久津さんの他、ヴァイオリンやヴィオラ・ダ・ガンバ他の<福井陽介さん>、ドラムス&パーカッションの<山本真也さん>、キーボード<畑花菜さん>、そして013年4月より海外赴任のために休業中の<谷篤実さん>です。現在は5人で活躍中です。
 アルバム1曲目は「太陽の影」。ミドルテンポのメルヘンチックなリフからはじまって、明るく華やかに、そしてほのぼのと。その後、徐々に盛り上がっていって、ヴァイオリンが力強くのびやかに奏で、キーボードの綺麗な音色とともにドラマティックに展開して。
 2曲目は「戯れ」。パワフルなドラムフィルからアップテンポのノリノリモードでパワフルにうねるベースリフとともにリズミカルなリフが明るく楽しく奏でられて。その後パワフルなドラムからヴァイオリンが力強くのびやかに奏で、ヴァイオリンとキーボードのテクニカルなリフと叩きまくりドラムで盛り上がって。そしてアップテンポのノリノリモードで明るく楽しく。お祭りというか、カーニバルのようなめっちゃ楽しい感じです。
 3曲目は「太平洋」。パワフルなリズムがフェードインしてきて、綺麗なピアノリフからシンセサウンドが幻想的にながれ、そこからヴァイオリンとギターのリフが明るく華やかにダンサブルな感じで奏でられて、ダイナミックなリフと叩きまくりドラムで盛り上がって。その後、綺麗なピアノリフからヴァイオリンがたおやかにのびやかに奏でられて。そしてリズミカルでテクニカルなリフから、ダイナミックなリフと叩きまくりドラムで盛り上がって。
 4曲目は「フィリップ小心王」。ドラムフィルからヴァイオリンとキーボードのテクニカルなリフがアップテンポでスリリングに展開し、ダイナミックなリフが。その後、静かになるもアップテンポのヴァイオリンとベースのリズミカルなリフがはいって、テクニカルなリフと叩きまくりドラムがスリリングに。中盤ではダイナミックなリフから、テクニカルなリフとユニゾンリフがスリリングに展開し、ミドルテンポになってヴァイオリンがのびやかに奏で、ミステリアスなリフを。終盤では静かになるも、リズミカルなリフからダイナミックなリフと叩きまくりドラムで盛り上がって。
 5曲目は「華麗なる野蛮人」。オンラインゲーム「進撃の巨人」に使われています。ミドルテンポのゆったりとした感じでフォルクローレ調で笛のリフがながれ、ビオラ・ダ・ガンバののびやかな音色がジャンベのリズムにのってながれて。その後チェンバロ風リフから笛とビオラ・ダ・ガンバがユニゾンでのびやかに奏で、それが力強くリズミカルに。終盤ではリズミカルなリフから盛り上がっていってダイナミックに。
 6曲目は「錆びついた機械文明」。パズドラTVCMに使われています。ミドルテンポのダイナミックなリフがパワフルに盛大にながれ、そこからミドルテンポでヴァイオリンとキーボードがリズミカルなリフを。そしてドラムが叩きまくって、ヴァイオリンとキーボードがユニゾンでリズミカルなリフを奏で、その後キーボードとビオラ・ダ・ガンバがのびやかに奏でて、ダイナミックなリフへ。ラストは盛大に。
 7曲目は「薄氷-ロシア-」。神秘的なサウンドがゆったりとながれ、金属音や風の音が響き、そしてビオラ・ダ・ガンバとシンセサウンドがミドルテンポでのびやかにながれ、フルートのような音色が哀愁ただようメロディを奏でて。中盤ではピアノのしっとりとした音色が響くなか、ビオラ・ダ・ガンバののびやかな音色とメロトロン風サウンドが。そしてフルート風サウンドのほのぼのしたメロディがんびやかにながれ、オルガンサウンドもパワフルなドラムもはいって、そこからギターのエモーショナルなソロへ。終盤ではオルゴール風のメルヘンチックなサウンドがゆったりとながれ、ビオラ・ダ・ガンバの音色がのびやかに。そしてパワフルなドラムがはいって、メロトロンサウンドとフルート風サウンドがのびやかに哀愁メロディを奏で、盛り上がっていって。ラストはシンバルロールからグロッケン風サウンドと笛の音色がユニゾンでゆったりと。
 8曲目は「赤カブ品評会」。アップテンポのリズミカルなリフからダイナミックなリフがはいって、ドライブ感たっぷりのノリノリのベースリフにのってダンサブルで明るく楽しいリフがながれ、ダイナミックなリフと叩きまくりドラムで盛り上がって。そしてアップテンポのリズミカルなリフがノリノリでダンサブルに。その後リズミカルなリフからギターのテクニカルなソロが。そしてドライブ感たっぷりにノリノリで盛り上がって、ダイナミックなリフと叩きまくりドラムが。
 9曲目は「枯れ庭」。パズドラTVCMに使われています。ギターのしっとりとした音色がゆったりとながれ、ハープと笛がハモってゆったりと奏でられ、ピアノのしっとりとしたリフと、ハープのしっとりとしたリフが交互にながれて。その後、笛が物悲しげにしっとりと奏で、ビオラ・ダ・ガンバの音色がのびやかに。そして笛のエモーショナルなソロが。終盤ではハープとピアノのしっとりとしたリフから笛とビオラ・ダ・ガンバがゆったりとのびやかに奏でて。ラストはピアノと笛がしっとりとゆったりと。
 アイリッシュ風な感じで明るく楽しいノリノリの曲がたっぷり楽しめるなか、しっとりと静かでドラマティックな曲もあって、唯一無二の古楽・トラッド&プログレのMargaret Maggieサウンドたっぷりの、アルバムを通して楽しめる素敵なアルバムですね。

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