ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

JAZZ ROCK COLLECTION

2009-07-20 08:50:32 | ジャパン・プログレ
 ジャパン・プログレ界がもっとも活気があったのは80年代後半から90年代初頭にかけてでしょうか。その頃に発売されたアルバムってもうとっくに廃盤になっていてなかなか手にはいらないんですよね。なので毎日のように某オクや某中古サイトをチェックしておりますが・・・
 先日、中古CDも扱っている某CD店の広告に“プログレ廃盤放出!”なんて書いてあったものでちょっと見に行ってきました。そこで手に入れたアルバムがこの「JAZZ ROCK COLLECTION」というアルバム。1989年にジャパンプログレの仕掛け人であるヌメロ・ウエノ氏率いるMade in Japanレーベルから発売されたコンピレーションアルバムです。メルヘンチックなかわいらしいジャケットですが、よくみると1人がイスに縛り付けられていて・・・ちと怖いっす。
 収録されているバンドは以前アルバムを紹介させていただいた<Black Page><KEHELL><Bellaphon>、そして<MASQUE>というJAZZロックバンド、最後に自分が最も聴いてみたかったバンド<AFFLATUS>。計5バンド7曲が収録されています。そのなかで・・・

 まずは<Black Page>。あの“手数王”スーパードラマー<菅沼孝三さん>が在籍されていたバンドです。凄腕キーボード・プレーヤーの<小川文明さん>が中心となって1985年に結成されたバンドで、ギターは小川さんの実弟(?)の<小川逸史さん>、ベースが<小峰恒夫さん>。このアルバムには以前紹介させていただいたアルバム「Open The Next Page」には収録されていない「Overture~Just a Little Dream」という曲が収録されています。ヴォーカルには<クボ・タミコさん>が、パーカッションには<クツノ・ユキヒデさん>が参加されています。
 キーボードの可愛らしくも幻想的なサウンドからゆったりとはじまって、そして綺麗なキーボードのリフレインからミドルテンポのリズムがはいって澄んだ歌声のメロディアスな男女のヴォーカル&コーラスが。とっても綺麗な曲ですね。中盤にはエモーショナルかつテクニカルなギターとキーボードの掛け合いが。徐々にテンポアップして躍動感あふれるスリリングな展開に。そして再び幻想的な透明感のあるヴァースへ。きらびやかなキーボードもハードなギターも心地よいベースラインも美しいヴォーカル&コーラスもちろんすばらしいんですけど、やはり静かな曲ながらも絶妙なドラミングに耳を奪われてしまいます。

 次は<MASQUE>。詳細はまだ調べておりません。このアルバムには89年7月にスタジオでレコーディングされた曲「Second」が収録されています。メンバーはキーボード<クチゴウチ・ヤスヒコさん>、ベース<クロイシ・ノボルさん>、ドラムス<セト・トシオさん>、ギター<タケウチ・カズミチさん>の4人のようです。
 ハイハットとトライアングルによるハイテンポのリズムに乗って美しいキーボードのリフとメロディとフレットレスベースの心地よいベースラインが響いて。そしてハードなギターが入ってファンキーでテクニカルなJAZZロックを展開していきます。途中一旦リズムが止まってベースソロが。その後再びアップテンポになってアグレッシブなギターソロが。
 以前に<MASQUE>のアルバムを聴いたことがあるんですけど、そのときは自分の好みとは違っていたのでその後ノーマークだったんですけど、この曲はいいですねぇ。

 次は<KEHELL>。<Mr,SIRIUS>のギタリスト<釜木茂さん>のバンドです。このアルバムには88年のKEHELL初期の曲「Triton」が収録されています。メンバーはベース<ジョウニシ・キョウタロウさん>、ドラム<濱田亨さん>です。Mr,SIRIUSこと、宮武さんに影響されて作曲したKEHELL最初の曲だそうで。波の音から静かにはじまってミドルテンポのさわやかな雰囲気に。ディレイの効いた美しく幻想的なギターリフが、心地よく吹くそよ風のようにながれて。裏ではテクニカルなベースラインが力強く底を支えて。中盤ではパワフルなドラムのフィルのあと、ハードでエモーショナルなギターソロが。流れるようなメロディアスな早弾き、かっくいいっす。終盤は再び幻想的な雰囲気になって静かにFin。 
 この曲は後に発表されたフルアルバムには未収録でしたので、こうして貴重な音源が聴けてめっちゃ嬉しいっす。

 次は<Bellaphon>。ドラマーの<Taiqui(富家大器)さん>が中心となって1982年に結成されたバンドで、メンバーはTaiquiさん、キーボードの<垣光隆さん>、ギターの<田中稔裕さん>。このアルバムに収録されている曲「Evros」は以前紹介させていただいたアルバム「Firefly」に収録されている曲ですので、詳細は割愛させていただきます。

 そして最も聴きたかったバンド<AFFLATUS/アフレイタス>。バンドの経歴等、詳細はまったくわかりませんが、のちにAsturiasに参加されるドラマー<桜井和美さん>のリーダーバンドで、パーマネントメンバーはギター<ウエダ・カズキさん>、キーボード<ナシザワ・ヒトシさん>のようです。このアルバムには2曲収録されていまして、まず1曲目は「Quanties」。この曲ではAsturiasの<大山曜さん>がベースで参加されています。テクニカルでダイナミックなリフからはじまってアップテンポで軽快なJAZZロックが。躍動感のあるチョッパーベースにのってギターとキーボードのリフが踊って。そしてダイナミックでパワフルなテーマメロのあと、ファンキーなベースリフにのってパーカッションの短いソロ、そしてムーグのエモーショナルなソロ&ギターのメロディアスなソロが。その後、ギターとキーボードの掛け合いのアツいバトルが展開されます。リズムパターンがTOTOの某曲を思い出しますね。かっくいいっす。
 2曲目は「Seven Beauty」。この曲ではスーパーベーシスト<永井敏巳さん>が参加されています。Vienna参加前の貴重な音源ですね。
 キーボードの美しく幻想的な雰囲気からゆったりとはじまって、そしてギターの泣きのメロディが情感たっぷりに響いて。その後テクニカルなドラムフィルからパワフルなベースリフがはいって、そしてベースリフとギターリフが掛け合いのように。そしてアップテンポで爽やかなギターフレーズが力強いベースラインにのって心地よくながれて。そしてダイナミックなシンセのリフあと、テンポダウンして幻想的でメロディアスなシンセソロへ。それがテンポアップしてムーグのアグレッシブなソロ、そしてエモーショナルでテクニカルなギターソロと続きます。終盤では思いっきりアグレッシブな弾きまくりでドラムとのバトルも。そしてそのままパワフルかつテクニカルなドラムソロへ。ラストはシンフォニックでドラマティックなエンディングが。素晴らしいっす。
 <AFFLATUS>はどうも正式なアルバムは制作されなかったようですね。他にもっと音源はないのかなぁ。もっと聴きたいっす。まあでもこうして2曲だけでも聴けてラッキーでした。

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