ひよりの音楽自己満足

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08.11.8 Acoustic Asturias

2008-11-10 07:03:54 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2008.11.8 高円寺Mission’s
<ロマンティック・アンサンブル>
 1988年に多重録音プロジェクト<Asturias>を立ち上げたギタリスト<大山耀さん>。その素晴らしい作品は“日本のマイク・オールドフィールド”と称えられ高い評価を得たもののアルバム3枚で1993年に活動停止。そして2003年、サウンドをアコースティック中心にしてバンド名も<Acoustic Asturias>として再始動します。2004年にミニアルバム「Bird Eyes View」を、そして2006年にフルアルバム「Marching Grass on The Hill」を発表し、ライブ活動も精力的に行い、国内にとどまらず海外のProgフェスにも参加され高い人気を誇っております。
 現在のメンバーはリーダーであるガットギターの大山さんの他、クラリネット・リコーダー他の<筒井香織さん>、ピアノの<川越好博さん>、ヴァイオリンの<伊藤恭子さん>の4人です。

 今年2008年は大山さんが<Asturias>を立ち上げて20周年にあたることもあり、<Asturias>名義では15年ぶりとなるニューアルバム「In Search of The Soul Trees/樹霊」を11/8に発表とのこと。そしてその日に高円寺のライブハウスで<Acoustic Asturias>のライブを行うとオフシャルサイトで知ってずっと楽しみにしておりました。

 さて当日。お天気も雨模様で寒かったですねぇ。でも雨は午後には止んでよかったっす。場所が高円寺で開演が19時半とのことなので、少し余裕をみて16時半に家を出発。19時前に高円寺に着いて軽く夕食を食べて19時に会場へ。すると10人くらいの列が。開場は18時半なのに変だなって思って。そして受付で支払いを済ませて中へ・・・するとすでに満員状態!もうビックリでした。人気を侮っていました。立ち見の後ろのほうでステージは人垣でほとんど見えず。ま、しゃーないっす。聴ければいいやってことで。
 で、今日発売のニューアルバムですが、調べたところ、某CD店では9日発売でしかも“おまけ”のDVDRが付くとか。なのでそっちで買おうと思っていたんですけど、会場の物販コーナーを見ると、そのおまけDVDRも付いてしかもライブ特典として本日に限り消費税分値引きで販売していてビックリ!もちろん即購入です。

 開演予定時刻をちょっと過ぎた19時35分ころ、それまでながれていたBGMが止まって、そして客席の照明が暗くなって・・・ステージにメンバーが登場!大拍手で迎えられます。まずはチューニングを。そしてはじまった 1曲目は「Bird Eyes View」。アコースティックギターのリフからはじまり、クラリネットの素朴な音色とピアノのリフがゆったりと響き、そこにヴァイオリンも加わって。叙情的なしっとりとした雰囲気になるも、すぐにアップテンポのピアノのリフにのって明るく楽しい感じに。続いてヴァイオリンがリフを弾いてパワフルな曲調に。ラストは幻想的なコーラスもはいってゆったりと綺麗にFin。ドラマティックな展開の曲です。

 続いて2曲目は「渡り鳥」。幻想的なピアノのリフレインからはじまり、美しいヴァイオリンとクラリネットの音色が響いて。ゆったりとした優雅でロマンティックな曲ですね。聴いていてとっても心地いいです。タイトル通りに鳥が風にのって空を浮かんでいるような感覚でしょうか。  
 初めて拝見する<Acoustic Asturias>。ステージ左からピアノの川越さん、ヴァイオリンの伊藤さん、クラリネットの筒井さん、そしてガットギターの大山さんです。秀才系の風格を感じる川越さん、才女という感じのインテリジェンスで美しい伊藤さん、お嬢様って感じの気品のある可愛いらしくて綺麗な筒井さん、優しく人の良さそうな雰囲気の大山さんです。

 「どうも、こんばんは。<Acoustic Asturias>です。」って大山さん。「え~、今日は、ひさしぶりで・・・1年半ぶりくらいですね、東京でやるのは。すいません、ごぶさたしちゃって・・・」って。「すごい大勢いらっしゃるみたいなんですけど・・・後ろの方は大丈夫でしょうか?」って気遣ってくださって。今日は前半後半の2部構成と長丁場なので楽な場所を見つけて観てくださいってなことも。そして「今日はロックな感じのライブハウスなので盛り上がっていきたいと思います」って。ここで笑いが。このあと今回のポセイドンフェスの宣伝を。

 「次の曲は、筒井さんの曲ですね」「久しぶりなんで上手くいくかどうか心配ですが・・・」ってはじまった3曲目は「ベタスプレンデス」っておっしゃったかな?アップテンポのミステリアスでスリリングな力強いリフからはじまります。まずはヴァイオリンの伸びやかなソロ。そして激しいリフのあとゆったりとしたテンポでピアノ・ヴァイオリン・クラリネットがからみあって。ピアノの迫り来るパワフルなリフが特に印象的ですね。時にヒステリックなヴァイオリン&クラリネットの音色も。攻撃的な曲です。

 続いて4曲目は「Adolescencia」。アルバム「Cryptogam Illusion」に収録されている曲のアコースティックアレンジです。早いパッセージのリフからはじまるアップテンポの明るく優雅な曲。とっても爽やかな雰囲気でアコースティック楽器の音色が心地よいですね。特に後半のロマンティックなヴァイオリンソロ、うっとりと聴きほれてしまいます。 

 「今日は“レコ初記念ライブ”で、お分かりの方はお分かりですが・・・」とここでAsturiasの歴史を語られて。そして「1988年に初めてCDが出まして、今年がなんと20周ということで・・・」って。ここでお客さん大拍手!「ありがとうございます」って大山さん。「その頃からAsturiasを聴いてくださってる方も今日は大勢いらしてるという噂も・・・」って。そしてニューアルバム「樹霊」のお話と宣伝を。「なんと、23分と27分、合計50分の超大作組曲ですので、プログレマニアの方にも・・・」って。お客さん爆笑です。「それのレコ初記念ライブなので、そのアルバムの曲をやれればいいんですけど、多重録音方式なので、それをやるにはステージに20人くらいいないと出来ないんで・・・」って。再び爆笑です。

 「その中から静かめの曲を・・・2曲メドレーでやってみたいと思います」って、はじまった5曲目と6曲目は「雲上の楽園/Paradice」「迷いの森/Woods」です。ゆったりとした哀愁ただようピアノのフレーズからはじまって、ヴァイオリン・クラリネット・ギターが寄り添うように音を重ねていって。美しいハーモニーを奏でて。うっとりと聴きほれてしまいます。
 再びピアノのゆったりとしたリフからはじまって、クラリネットのクリアな音色が響いて。ピアノとクラリネットのユニゾンのようなリフ、そこに艶やかなヴァイオリンが絡んでいって伸びやかな音色を響かせます。そしてクラリネットと掛け合いのようにフレーズを奏であって。続いてギターのソロとピアノのソロが。美しい曲です。

 「ありがとうございました」って大山さん。「いまは静かな曲をやりましたけど、アルバムには・・・」とアルバムに参加された多彩なゲストの紹介を。「けっこう・・・うるさい曲もあります」って。
 前半最後の7曲目は「Waterfall」。アップテンポのパワフルなユニゾンのリフからはじまり、テクニカルなフレーズが滑らかにスイスイと流れていって。急流を軽快に下っていく船を眺めているかのような感覚でしょうか。とってもスリリングですけど聴いていてワクワクしてきます。

 曲が終わるとメンバーの皆さんは立ち上がってお辞儀を。そして大拍手のなか楽屋へ・・・ここでしばし休憩です。時計を見ると20時15分。前半は約40分だったんですね。15分から20分休憩って大山さんがおっしゃってたから後半は20時35分くらいかな。自分が心配していたのは・・・帰りの都合でここを21時40分には出ないといけないのよね。もしかしたら後半の途中で退席しないといけないかな、とか途中で退席するのも失礼だから前半だけで帰ろうか、って思ってたんですけど、これならアンコールは難しいかもしれないけど大丈夫かな、って。

 20時35分頃、客席の照明が暗くなって、そしてメンバーが再びステージに登場!大拍手で迎えられます。そしてチューニングのあとはじまった後半最初の曲は「Distance」。アルバム「Cryptogam Illusion」に収録されている曲のアコースティックアレンジです。早いテクニカルなピアノのパッセージからはじまるアップテンポの躍動感あふれる明るく楽しい曲。青い空を飛んでいるかのような爽快感がありますね。 
 続いて9曲目は「Luminous Flower」。静かにゆったりとギターのリフがながれ、リコーダーの素朴で寂しげな音色が響いて。そして美しいピアノのフレーズにのって伸びやかなヴァイオリンの音色が響いて。それが徐々に盛り上がっていって。叙情的な美しい曲です。哀愁ただようヴァイオリンの音色、しみじみ聴きほれてしまいます。

 「ありがとうございました」って大山さん。「今日は、東京では1年半ぶりということで・・・いろいろ新曲をこれからやっていきたいと思ってますけれども・・・」って。次に演奏する曲は、川越さんと筒井さんの<音楽えほん>というユニットの曲をアコアスアレンジで演奏してくださるそうです。8月にここで<音楽えほん>のライブを観た大山さんが演奏された曲を「この曲いいじゃん!」ってアコアスでもやってみたい、と川越さんと筒井さんに「アコアス風にアレンジやっといて!」ってお願いされたそうで。
 ここで筒井さんのCDの宣伝を。今日10枚づつ2種類販売されてたそうなんですが、自分が物販コーナーを見たときにはもうなかったですねぇ。残念っす。

 そしてはじまった10曲目は筒井さんの曲で「草原のルカ」。ピアノのリフレインにリコーダーとヴァイオリンのフレーズが交互に、そしてユニゾンでゆったりとながれ、一転アップテンポになり、躍動感あふれるリフにリコーダーの力強い音色が鳴り響いて。まさにモンゴルの草原を駆け抜けているかような感じがします。  続いて11曲目は川越さんの曲で「早春」。ゆったりと穏やかなピアノの音色がながれて、そしてそこにヴァイオリンとクラリネットが伸びやかでたおやかなフレーズを奏でて。心癒されますね。そしてピアノのリフレインをバックにリコーダーの素朴な音色が。そこにヴァイオリンも絡んで、ピアノのアップテンポのリフが。一旦おさまるとギターの素朴な音色のソロへ。ラストは再びピアノのゆったりとしたメロディが流れてしっとりと静かにFin。

 「ありがとうございます」って大山さん。「次も・・・あ、ここでライブインフォメーションをやるんだった、忘れました」って。まずは筒井さん。1月にベートーベンの曲を演奏する「まっとうなクラシックのコンサート」を行うそうです。詳しい日時は御本人も忘れちゃったみたいで、お客さん爆笑です。「筒井さんのHPで確認してください」って。
 次は新曲だそうですが・・・「次がハイライト、山バですね、今日の。最初はボクの曲で、これまでに何回かリハでやって、“こりゃムリだ”ってことで何回か見送ったんですけど・・・」って。お客さん爆笑です。「今日はじめて発表させていただきたいと思います」って。「軽い感じなんですけど、非常に難しかったということで・・・間違ったらごめんなさい」って。その次は川越さんの曲だそうです。「モンゴルの草原で踊っている感じですかね。お相撲さんが踊っている感じですか?」ってボケて。爆笑です。「そんな感じで・・・変拍子を間違えないようにがんばります」って。

 12曲目は「パペチュアル・モーション」っておっしゃったかな。大山さんおっしゃるように確かにタイミング合わせるのが難しそうな曲です。まずは3拍子で優雅な雰囲気ではじまりますが、変拍子の嵐が。めっちゃテクニカル。でもでもピタリとキマって凄いっす。
 続いて13曲目は川越さんの曲で「黄源の舞」。ピアノのリフにのってリコーダーの力強い音色が。そこにヴァイオリンもギターも加わって厚いサウンドに。パワフルなピアノのリフとリコーダー、そしてヴァイオリンがエネルギッシュなリフを。中盤ではヴァイオリンの伸びやかなソロや、リコーダーの素朴なソロも。モンゴルの大自然のなかを強く生きる人々が目に浮かんでくるようです。

 「ありがとうございました」って大山さん。そして・・・「え~と・・・しゃべることなくなっちゃった」って。ここで今回のポセイドンフェスの宣伝をちょこっと。明日出演するイタリアのバンドとはイタリアで開催されたプログフェスのときに大変お世話になったとか。

 14曲目は「Marching Grass on The Hill」。叙情的なピアノのゆったりとしたリフレインからはじまり、ヴァイオリンとクラリネットが静かに加わって、たおやかにメロディを奏でて。そして中盤にむかって徐々に盛り上がっていきます。一旦Finしたあと、アップテンポでとっても明るく爽やかな雰囲気な曲調に。ラストはゆったりと優雅にFin。

 「ありがとうございました」「早いもので次で最後の曲ということで・・・ここでメンバー紹介したいと思います」って。「じゃあ向こうから・・・ピアノ、川越好博!」大拍手です。「なにかあります?今後の予定とか抱負とか?」って大山さん。すると川越さん「パソコンを新しく買い換えたので、がんばります」って。爆笑です。「ヴァイオリン、伊藤恭子!」大拍手です。「なにかあります?」って。すると伊藤さん「パソコン買ってないですけど・・・」って。爆笑です。来年3月にクラシックのコンサートがあるそうで。続いて、「クラリネット・リコーダー、筒井香織!」大拍手です。ここで再び筒井さんのCDの宣伝を。なんと1枚500円だったそうで。欲しかったなぁ。 「それで・・・ギターの大山耀でした。どうもありがとうございました」大拍手です。「抱負は・・・やっと長年の超大作を完成させまして・・・またアコアスに力をいれていきたいと思いますので、宜しくお願いします」って。再び大拍手です。

 本編最後の15曲目は「邂逅」っておっしゃったかな。ギターのしっとりとしたリフレインからはじまって、横笛のような音色が響いて。平安・鎌倉時代のような雰囲気ですねぇ。リフにはピアノも加わって。そして一転アップテンポで躍動感あふれるパワフルな曲調に。ピアノの激しいリフにのってヴァイオリン、そしてクラリネットのヒステリックな音色のソロが。そしてそれが交互に・ユニゾンにと。続いてはピアノのエネルギッシュなソロが。そして再びゆったりとしたテンポに戻ってしっとりとFin。

 曲が終わると大拍手!メンバーの皆さんは立ち上がってお辞儀をして楽屋へ・・・もちろんお客さんはアンコールを求める手拍子を。時計を見るとまだ21時15分。アンコールもイケそうです。するとまもなく川越さんと大山さんのお2方がステージに戻ってきて。そして手にはエレキギターが。
 「ありがとうございます。え~と、ちょっとなぜかアンコール、2人で出てきましたけど・・・ギター持ってきましたんで、セッティングしますのでちょっと待っててください」って。「しゃべってて」って大山さん。すると川越さんは自分がなにかしゃべらないといけないのかと驚きの表情。「いや、お客さん」って大山さん。お客さん爆笑です。
 「あ、すいません。なんで持ってきたかというと、新作の組曲のなかの・・・もう1曲やろうかなっていうことで、エレキギターが入っている最後の曲を・・・ピアノと2人だけでやってみようかなと・・・ま、これ余興みたいなものなんで・・・」って。お客さん爆笑です。さらに・・・「実はエレキギターを人前で弾くのは高校の文化祭以来で・・・」って。「えぇ~!」って驚いたり笑ったりのお客さんです。もちろん大拍手!すると「そんな喜ぶほどのもんじゃないんですけど・・・間違えたらごめんなさい」って。

 そしてはじまったアンコール1曲目は「夜明け/dawn」。ゆったりとした美しいピアノのリフレインからはじまり、そして伸びやかなエレキギターの音色が響いて・・・最初ちょっとノイズが。アルバムのラストを飾る曲、とってもドラマティックで感動的です。終わると大拍手!「すいません、なんかすごいノイズでしたねぇ。リハーサルは上手くいったんですよね」って大山さん。「微妙なものなんですねぇ。“津田さん”のマネをしてみたんですけど・・・」って。
 ここで伊藤さんと筒井さんがステージに戻ってきて「もう1曲だけアンコール聴いてください」って。
オーラス17曲目は「神の摂理に挑む者たち」。綺麗なピアノの音色からはじまり、ヴァイオリンのスライド音が。そしてクラリネットの攻撃的でリズミカルなリフへ。パワフルな曲ですね。迫り来るものを感じます。 
 曲が終わると大拍手!メンバーの皆さんは立ち上がってお辞儀をしてそして楽屋へ・・・すると客席の照明が明るくなって・・・時計を見ると21時35分。自分はすぐに帰路に・・・前半45分、後半1時間のとっても素敵な感動的なライブでした。ピアノ・ヴァイオリン・クラリネット・ギターという編成でのヨーロピアン調の優雅でロマンティックなクラシックサウンド、最高でした。パワフルで激しい演奏も、ゆったりしっとりとした演奏もあり、固唾を呑んで微動だにせず見入ってしまう素晴らしい演奏でした。特にクラリネットとリコーダーのクリアな音色が印象に残っております。
 ただ・・・立ちっぱなしはキツかったですね。メタル系の3バンド4時間のライブとかは全然平気なのに今日の2時間はキツかったっす。メタル系の場合は休憩以外はほとんどノリノリで身体を動かしているけど、今回のようなのはほとんど動かずじっと集中して聴いているからかな。次回もし機会があれば、ゆったりとイスに座って楽しみたい・・・なんてね。歳かなぁ・・・体力つけなきゃ。
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