ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

θ-theta

2008-12-26 07:04:18 | ジャパン・プログレ
 <ヴァーミリオン・サンズ/Vermilion Sands>の美しい世界にすっかり魅せられ、女性ヴォーカルの<蝋山陽子さん>とキーボードの<山田雅弘さん>がその後参加されたという、<θ-thate/シータ>の2000年に発売されたアルバム「Seeds of The Dream」を探したのですが、なかなか見つからずにいました。ほとんどあきらめかけていたときに某通販のサイトで発見!ちょっと自分には高額だったんですけど、この機会を逃がしてはいけないと即購入。やっと手にはいりました。もっともよく観ると2000年発売のものではなく、今年2008年にロシアで再発されたものでした。まあその貴重な音源が手に入ればどこの国だろうとかまわないっすね。
 うさぎのぬいぐるみを抱えた可愛らしい少女が、森の散歩道を歩いていると、そこに“どこでもドア”が。そして扉の向こうには青空と白い雲。なんともメルヘンチックで素敵なジャケットですね。うっとりと見とれてしまいます。
 <θ-thate/シータ>のメンバーは、蝋山さん・山田さんのほか、ドラムスの<原田直幸さん>、キーボードの<土屋裕子さん>、ベースの<川上一人さん>です。そしてこのアルバムにはゲストとして、ヴァイオリンの<美ノ辺純子さん>、同じくヴァイオリンの<壺井彰久さん>、ギターの<西郡英司さん>、同じくギターの<藍圭介さん>が参加されています。
 アルバム1曲目は「あしあと/Footprints」。ベースとピアノのゆったりとした叙情的な雰囲気からはじまり、ヴァイオリンの艶やかな音色が響いて。そしてナチュラルで素朴な蝋山さんのヴォーカルが入って。そして2ヴァースから一転アップテンポで楽しい雰囲気になり、ヴァイオリンの躍動感溢れるソロが。バックのベースもいい味だしてますね。その後リズムが止まって様々な音が飛び交う神秘的な雰囲気に。それが徐々に盛り上がっていってリズムが入ってキーボードソロが。ここでもベースがパワフルにうねってます。そして終盤では再び素敵なヴォーカルを聴かせてくれ、ラストはしっとりとFin。
 2曲目は「ブリキの飛行機/The Toy-Airplane」。ヴァイオリンの哀しいリフからゆったりとはじまり、ピアノをバックに蝋山さんが子供のような寂しげで愛しい歌を。間奏では哀愁のヴァイオリンソロが。それが中盤からアップテンポで明るく楽しい雰囲気に。爽快感もたっぷりと。まさにおもちゃの飛行機が大空を飛んでいるイメージですね。美しいコーラスも素晴らしい!そして艶やかなヴァイオリンソロも。とってもドラマティックな曲です。
 3曲目は「時の壁の向こう/Beyond the Wall of Time」。ハープシコード(チェンバロ?)風の優雅な音色からはじまり、メルヘンチックなヴォーカルが。童謡風の短い曲ですが、ちょっぴりひねってあったりして。
 4曲目は「墜悼歌/Mourning for a Falling」。ゆったりとしたテンポでのヴァイオリンの艶やかな音色からはじまり、素朴で綺麗なヴォーカルがはいって、朗々と歌い上げます。中盤では劇的なヴァイオリンソロも。ヴァースのあとは優雅でロマンティックなピアノソロが。ラストはドラマティックに盛り上がってFin。
 5曲目は「たそがれの中で」。ヴァイオリンとキーボードのメヌエット調の音色からゆったりとはじまって、ポップス調のナチュラルなヴォーカルがはいって。中盤には哀愁ただよう伸びやかなヴァイオリンソロが。終盤には透明感あふれるキーボードソロやヴァイオリンソロが。ドラマティックな美しいバラードですね。
 6曲目は「Afterglow」。叙情的なフルートのソロからしっとりとはじまります。そしてゆったりとしたリズムがはいって。しっとりとした日本情緒あふれるインストバラードです。中盤ではピアノをバックにエモーショナルなギターソロが。リズム隊はパワフルですね。
 7曲目は「Summer Night Dream」。幻想的で寂しげな雰囲気からはじまる、美しいコーラスのゆったりとした叙情的な曲。終盤には素朴で旅愁な横笛のソロも。
 8曲目は「いずみ:冥きより/IZUMI: from the dark side」。アコーディオンのような素朴な音色のリフからはじまって、ロマンティックでダンサブルなワルツリズムのヴォーカルが。間奏では美しいキーボードソロ、そしてガットギターのソロ。そして美しいヴォーカルを聴かせてくれたあとは、ダイナミックなサウンドに。再び優雅なワルツリズムのヴァースを聴かせてくれ、ドラマティックに展開していきます。そして劇的なフィナーレが。蝋山さんの美しく力強いハイトーン、聴きほれてしまいます。
 9曲目は「おるごおる/Musical Box of Nostalgia」。ネジを巻く音のあとにオルゴールの音色が。そしてヴァイオリンのゆったりとした伸びやかで美しい音色が響き、そしてそれをバックに哀愁ただようヴォーカルがはいって。中盤からはストリングスとアコーディオンの協奏曲風の演奏が。終盤では再びオルゴールの音色が響き、そこにストリングスが加わり、美しいヴォーカルが。朗々と歌い上げます。
 JAZZっぽい面があったり、メルヘンチックな面もあったりとバラエティに富んでいるものの、やはりクラシカルでドラマティックで美しい世界がたっぷり。蝋山さんの、アニー・ハズラムさんを彷彿とさせる素朴かつ美しいヴォーカルもたっぷりと堪能できます。もうこの世に蝋山さんがいらっしゃらないとは・・・ただただ残念でなりません。
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