「最近のブーム」

最近のジュリ・ブームをひとつ。ジュリアが水のボウルから水を前足ですくって飲むのが好きというのは再三紹介していますが、今までは猫部屋に限られていたんですよね。それが最近、なぜかリビングに器をもってきてもらって、そこでじゃぶじゃぶするのがブームになってしまいまして。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ジュリさん、それ、やだなー。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
じゃぶじゃぶ、じゃぶじゃぶ。
ジュリさんてば！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「…（聞こえないふり～）」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ふぅ。んまかった」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「さて、どこで寝ようかなー」
おーい、ちょっと待て。水浸しじゃないかぁ。なんて言っても、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
猫の耳に念仏なのです。

「秋草だより」

お隣のマンションの金木犀がやっと咲きました。でもやっぱり去年よりも花の付きが少ないような。いい香りはするのですが、何かイマイチ物足りなくて、北鎌倉の円覚寺に金木犀が何本かあることを思い出して行ってみました。思ったとおり、広い境内に馥郁たる香りが満ちていました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
円覚寺は鎌倉幕府将軍北条時宗が二度にわたる元寇の戦死者を弔うために建てたもので、武家の寺らしく質実剛健で全てが広くて大きく奥行きもあり、ゆったりのんびり境内をまわることができるお寺です。紅葉にはまだまだでしたが、色鮮やかな秋の草花があちこちに咲いて言いました。
　　　　　
　　　酔芙蓉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　紫式部
　　　　　
　　　ヒガンバナ
　　　
　　　秋明菊

方丈や仏殿、舎利殿、鐘楼等を見てまわり、山門へ戻ってきたら…いた、いた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
お寺猫のしいちゃんがお食事中でした。しいちゃ～ん、こっち向いてー。

「お彼岸」

「えーっと…」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「なんか落ち着かないのよね」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「だれか」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「いたんだけどなー…」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
たぶんね、いたんだと思うよ？　だってお彼岸だもの。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「うふ」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
このチェックのムートンざぶ、よくニ匹で取り合ってわちゃわちゃしてたなー。ティアラに対して一つだけ後悔みたいなものがあるのは、あんなに早く逝ってしまうんだったら、健康に良くないからなんて言わないで、好きなオヤツを自由に食べさせてあげればよかったということ。

「まぐろは嫌い」

「…？」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
すす。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
すすす。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
すいぃーっ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
やっぱダメか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
大体、「スシロー」って…。「ねこのきもち」１０月号の付録のつり竿型じゃらし、あの「スシロー」とのコラボらしいのですが、何かこのヘッドの部分が大きくて重いみたい。羽根か何かに替えたら遊ぶかなも。ジュリア、まぐろ食べないし。

台風一過
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
台風18号、うちのあたりは、深夜ちょっと風が強いかなくらいでした。でも、九州や四国の被害状況を見ると、ボー然。最近こういう何10年に一度の、というのが多すぎる。

「透視力」

ジュリさん、さっきからなに見てるのかな～？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ってか、どこ見てるの？　お世話係の方を向きながら、明らかにその「先」に焦点があってます。やだなー、ジュリアったらまた、人に見えないモノを見たりして…と思っていたら、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
あ、これか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
梅雨が明けたころからリビングに住み着いている蜘蛛さん。猫が何もない空間を凝視していると焦るけど、実はもの凄いミクロなものをみつめているんですって。とはいえ、猫にだけ見える「何か」をちょっとだけ信じてたりして。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
だから、その遠い目はやーめーてー。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
先日ティアラの位牌を作りました。無垢のガラス製で表面に肖像と命日がプリントされています。ティアラの隣でぶすくれてるのは、実家の三代目猫です。当初来月の100ヵ日をめどに追骨する予定だったお墓の女アルジです。父親が猫嫌いだったので、亡くなった時、それこそ母親がソンタクして家に連れて帰らずにそのまま納骨してしまったんですよね。ティアラの場合はそんなこと考える必要ないし、11年間すごした場所には想いも残っていると思うので、ずっと家に置いておくことにしました。ジュリアもまだ元気でうちにいるし、ね。

「秋のにおい」

「気持ちいいにゃ～」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「秋のにおいがする…」
猫も物思いに耽る今日このごろ。週末は秋晴れで窓から入ってくる風も気持ち良く、私の大好きな金木犀がそろそろ咲きそうな感じです。で、ジュリがあんまり気持ち良さそうなので、ついモフモフしていたら、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ちょっとぉ！」
睨まれてしまいました。いいじゃん、ちょっとくらい。ケチなんだから。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「だから、やめれってば」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「猫がせっかく気持ちよく寝てるのに」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「失礼しちゃうにゃ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あ、アリさん」
とかく気の散りやすいジュリアです。

「気は若いんです」

「なーんか…退屈」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「退屈じゃあ～～。ん？」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「んん？」
夜、テレビを見ている足元でつまんなそうにゴロゴロしているので、輪ゴムと針金（よくパンの入ったビニール袋の口を縛ってあるアレ）を麻ヒモに結んで投げてみました。すると、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「はむ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
くいつく。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ひっぱる。ほーら、猫がつれましたーー。ちょこっとだけ走り回って激しく遊びましたが、すぐにグダグダ遊びになっちゃって。気はまだ全然若いんですけどね。

おまけの画（江ノ電江の島駅名物スズメ兄弟）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
火曜日、用事があって江の島へ行ったのですが、駅のまわりに人が少なくて、もう夏の終わりという感じでした。

「季節は巡る」

「あぢー…」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「とけるぅ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
でろ～～ん。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
黒豆風味の魅惑のアンヨ。
こちら先週のあたま頃のジュリアです。まさに溶ける一歩手前でした。それが９月に入ったとたん、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
きゅっ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「さぶ」
夏が苦手な私とすれば涼しいのは大歓迎なのですが、この一気の気温低下はなんなんでしょうねー。第一今年は猛暑って言ってなかったっけ…。確かに35度近くまで上がった日は何日かあったけれど、でも夏だー！と言える期間は短かったような。こうなったら秋を満喫したいです。年々短くなっているような気がする秋ですが、今年は期待してるぞー。