「鎌倉・初夏の花」

「誰か来ないかな。来ないかな～～」
あちこち窓を開けて風を通すようになると、外が気になるみたいです。

そろそろ山藤が咲いているかなと思い、ゴールデンウィーク前に鎌倉へ行って来ました。
もうすぐ5月、風香る季節です。自然の色や空気が春先とは明らかに違って、北鎌倉の東慶寺の境内の緑が滴るように瑞々しかったです。
　　　　　　
ちっちゃなお地蔵さまも埋もれてしまいそう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
寒い間はもう少し色が濃い由比ガ浜の海も、すっかり初夏の色合いです。あとしばらくすると紫陽花の季節を迎える鎌倉は観光客で大混雑になるので、場所によりますが、ゆっくり散策できるぎりぎりのラインが今なんです。ゴールデンウィーク中は論外だし。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
で、肝心の山藤。上の方が薄紫色に見えると思うのですが、これが山藤です。藤棚とかで見る藤に比べて色が淡く、ケープのように咲きます。はっきりくっきりじゃないけれど、なんとなく好きな花です。
そういえば、今の鎌倉には青紫系の花が多いような気がします。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
これは十二単。花一つ一つはちょい地味ですが、名前が雅でしょ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
余り日の当らない所に咲くシャガです。薄暗がりの中にぽっぽっと咲いていると、その周りだけほんのり明るく見えます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
こちらは、杜若…かな（あやふやだ～）？　どうも、杜若、花菖蒲、アイリスあたりの区別が未だに付きません。咲く順番とか、場所の違いとかがあるハズなんだけどなぁ。

「怒ってるんですけど」

ティアラ姫はご機嫌が超斜めってます。
今年の秋には10歳になるシスターズ。なので、去年までは基本年１回受けさせていた健診を、春と秋の２回に増やしました。春は一応血液とおしっこの簡易検査で、お誕生日割引のある秋はがっつり検査の予定です。
というわけで、待合室で診察を待つ猫ノ図。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「かわいそうなとらわれのアタシ…」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「う゛＝＝」
先生の「ティアラちゃ～ん、どーぞ」の声に、更に緊張が高まります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
お鼻、真っ赤。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ふぇ～ん、もう帰るぅ」
体重測定などの身体検査をしてから採血して、「もう少しお水を飲んでくれると理想的なんだけど、数値的には問題ありません」との診断をいただいて帰宅しました。やれやれ…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「注射、いたかったんだからぁ」
帰って１時間くらい、しつこくしつこく怒ってましたとさ。

「リバイバル」

猫のブームは何の前触れもなく再燃する、というのは猫あるある。こちら、以前取り合いになるほど人気だったのに、ここ１年ばかり全くお見限りになってしまったキャットキューブなのですが、只今再ブレイク中なのです。で、ジュリアが気に入っているということは、もちろんティアラも黙ってはいられません。だって、お姉ちゃんですから。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
見ないふりをしているけれど、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
まるで初めて見たもののように気になってる…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「のぞいちゃおっかな」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
そろ～～り。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「わわわ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ん、もぉ！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
そして、当然のごとく入れ替わる、と。
でも、突然再燃したブームですがら、また突然見向きもしなくなっちゃうんだろうなーと思っているのですけれど。

「へっぽこぽこぽこ」

チキンのから揚げのポーズ…。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ここ、なんかついてる」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
えぺえぺ
「もういいよー」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「いいってばぁ」
前回のブラッシングのあと、隣りに寝ていたお姉ちゃんと予想通りの小競り合いが勃発。お昼寝をジャマされた（と思っている）ティアラは、ここぞとばかりにしつこくグルーミングをし続けていましたが、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
がっぷし。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ナニすんのよ、おバカ！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
しゅたたっ。
どうにもお互いへっぽこな喧嘩ですが、耳の向きから若干ティアラ優勢といったところでしょうか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ふん！だ」
「つぎは勝ーつ！」

「エステ猫」

ホットタオルはほっとするね～。ブラッシングが大好きなティアラとジュリア。それぞれに好みのやり方があるのですが…、
ジュリさん、ブラシやるよー。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ほーい」
オイルヒーターの横に猫用ブランケットを敷いてもらって、その上でごろごろしながらブラッシングというのがジュリアのスタイルです。なんか、ヨガみたい。隣りに寝ているお姉ちゃんが若干嫌がっても意に介さず。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ちょっとぉ。コレ痛いからヤダ」
今日はコームはイヤだそうです。では、ジュリお気に入りのラバーブラシで、肩→背中、首と胸、足先をやって、いざ一番モフ毛が取れそうなお腹へＧＯ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
万歳ポーズです。意外と嫌がらないんですよね。でも、長居は無用なので、高速ブラッシングゥ～。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
いかがでしょう。他に気になる所はございますか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「うにょにょ～～ん」リラーックス。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あ、マッサージもね」
かしこまりましたーっ。

「置物ソファ」

朝は床暖で温まりながらテレビ。にしても、ちっとも春らしい陽気なりませんな。今日も朝からズブズブの雨。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ファイトいっぱーーっつ！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「と思ったけど、もうちょっと寝る」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ほんと、春はどこへ行ってしまったんでしょうね。花見をしたのが嘘のよう…。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「どーしよーかな」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「せまいんだよね」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「…」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「悪いけど、もうちょっとそっち寄ってもらえる？」
なに言ってるの、十分でしょ。あなた小さいんだから。って聞いてないし。
リビングのソファはぬいぐるみくんたちと、ティアジュリのもの。冬の間はお籠り場所になったり、避難場所になったり、背の部分はツメ研ぎにも最適！　そしてジュリアは座面で寝るのも好きで、暖かくなったらお気に入りのお昼寝スポットに。なので、このソファは単なる置物、というわけです。

「さむいさむい」

「うー、さぶさぶ…」
先週の初めくらいは５月上旬なみの陽気と言っていたのに、どうしたことでしょう。昨日は一日弱い雨が降って、午前中は時折それにミゾレが混じるという…。あり得ないでしょ、４月なのに。冬モノのコートとか厚手のセーターとか、Ｈ洋舎に出しちゃったじゃないかぁ。
何でも、どこかで発生した台風のせいだとか。そういえば、この間、南極で17度を観測したとか言ってましたね。洪水でペンギンが溺れちゃいますよ。時々思い出したように、テレビで異常気象について特番を組みますが、本当に覚悟を決めなくちゃならない時がくるのかも…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「さむいからストーブつけて」
順調に冬毛が抜け始め、衣替えの準備に入ってしまった猫ずは超不機。当分床暖はやめられそうにないなぁ。もうそろそろ床暖止めます！なんて言ったら、猛抗議されそう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ねー、ストーブ」
床暖点けてるから、ストーブはダメ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「…けち」
のびのび～～。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
きゅっ。

おまけのジュリあたま
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
前から思っていたけれど、ジュリアの頭のお尻化が最近特に進んだ模様です。後ろから見ると、ほらー。

「今年の桜は」

すぴすぴ～。
本日は猫はお休みで。
先週水曜の雨降りの日、京都醍醐寺に桜を見に日帰りしてきました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
真っ青な空の下で見る桜は華やかですが、花曇りで雨に濡れる桜も中々オツなものですよ。雨の日の花見の利点は、とにかく人が少ないこと。花見シーズンの京都でお天気良くてなどと言ったら、もーどこ行っても混み混みですもん。その点この日は、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ほら、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ほらー、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ね？　人、ほとんどいないでしょう？　ちょっと寒かったけど。
醍醐寺は京都の中でも桜の名所ですが、所謂観光の中心地から少しはずれた場所にあるのがミソです。私的には、嵐山や清水寺～祇園界隈よりゆっくり花見ができて好きですね。広大な敷地内のあちこちに、かなり年を経た桜が散在しているのですが、やっぱり一番迫力があるのは、これかな。豊臣秀吉がデザインしたと言われる庭園が中にある塔頭・三宝院の入り口に植えられている大枝垂れ。
　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　
太閤枝垂れ桜と呼ばれる桜で、日本画家の奥村土牛画伯の「醍醐」という作品のモデルになった桜だそうです。荘厳にして妖艶。福島三春の瀧桜を見た時にも思ったけど、樹木もここまで年月を重ねて大きくなると人智を超えるですよ。こういう立派な木の前で飲めや歌えの宴会はできないなーと、厳かな気持ちになり、感動して帰って参りました。

という訳で、今日は猫、お休みですから。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ぐぅう…。

「危険物取扱」

これ、なーんだ？　先日出先の途中駅でフリーマーケットをやっておりまして、そこで見つけた羊毛フェルトのボールです（猫玉じゃないです）。売っていた若いご夫婦がユニークだったので購入。はてさて、猫心に響くかどうか…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
しゅたっ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あやしい…」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「でも、ニオイしないよ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「油断しちゃダメ。バクハツするかもしれないんだから」
「うそ、マジで？」
爆発なんかしないから、どーぞ遊んでね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
うちの近所の桜並木も満開になりました。先週の半ばくらいまでは２分咲きくらいだったのに、週末暖かかったので一気に咲きました。遠目に見るとなかなか綺麗で沿線でも人気の並木道です。ただ幹に苔や茸が生えた木も何本かあって、ここ数年伐採されるものも段々増えて来ました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ハイブリッドのソメイヨシノは、在来種に比べて弱く樹齢も短いといいますが、あと10年ほどで、半分くらいになっちゃうかも。同じような商業施設を駅の周りに建てるより、桜の植え替えの方が街がきれいになっていいような気がするんですけど。