「タッチアンドゴー？」

秋が深まってくると、風が気持ちいいのか、ジュリアが開いた窓から外を眺める頻度が増してきます。隣りのマンションの金木犀もほぼ満開です。秋の香りだな～～。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「はっ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
じー…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
耳だけ警戒モード入ってます。と、そこへ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
カメラの前を横切る白い物体が。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ちゅ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「まあ、そーゆーわけだから」
そのまま去って行くティアラ姉さん。一体なにがしたかったのか、謎の行動でした。

御嶽山の噴火、なかなか収まりそうにないですね。歌に歌われているように、古くからどこか長閑で親しみのある山だったのに、やっぱり活火山はコワいです。小学生の頃の夏休みに、母親と弟と行った旅行先の木曽で、かなり間近に見たことがあるんですよね。先日の広島の土砂災害といい、日本は災害の多い国なんだということを改めて思いました。

「今年の秋は早足で」

ティアちゃん、キバが見えてるよ。
「え」
ティアラは寝ている時に声をかけると、理由は分らないけどくるっと仰向きになります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「うぅ～んん」
お腹のもっふり具合に秋を感じます。窓を開けると、どこからか金木犀の微かな香りが…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ぐっはぁー」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
くるん。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
きゅっ。
ころころとご機嫌なティアラの隣で何となく不満顔の妹ジュリア。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「（お姉ちゃん、どかないかな。アタシもそっちで寝たい）」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ざんねんでした」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「…」
「…」
今年は秋が早くて嬉しい嬉しい。猫ずにもそろそろ、あったかグッズを買ってあげようかと思ってますです。

「長く時をすごすということ」

ジュリさん、何か用ですか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「えーっとね…」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ぐーりぐーり。

家に来た４カ月の頃のジュリアはすごくコワガリで、すぐシャーシャー言うし、ちょっとお姉ちゃんの姿が見えないと、大声で鳴いたりして、結構めんどくさい子でした。２、３日で環境に慣れちゃったティアラとは大違い。その後も人見知りというか何というか…別に触れないとか呼んでも逃げてしまうとかではなかったのだけれど、ティアラに比べると距離感があったんですよね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
でも、今は私がテレビを見たり本を読んだりしていると、こんな風に近くにやってきて一緒の空間に座ります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
気が向けばちょいちょいして来るし。
これが長くともに暮らすということかな、と。ティアラとジュリア、２０日に満９歳になりました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ぐふふふ」

「日高雑感」

「むっふぅ～」
馬の鼻息は猫ズのそれのほぼ20倍くらい…？　鼻、大きいもんね。
行く前に、今回の旅は北海道感がゼロと書きましたが、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
花がいっぱいの民家の前に咲き乱れる色鮮やかなコスモスや、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
関東の町中では珍しいナナカマドの街路樹に、北海道の秋を感じました。イベントの開催地・静内は、新千歳空港から車だと100キロちょい、鉄道で正味３時間くらいな場所にある馬産中心の町です。なので、静内駅のまん前にも馬の像がどどーんと。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

今回は日高本線を利用して行ったわけですが、火曜日に書いたように行きは直前の大雨の影響で、運行スケジュールが空白というほど延着。取り敢えずその日のうちに着いて良かったわ的な感じでした。でも帰りはピーカンのお天気で、良かったですよー、日高線の旅。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ほら、線路とか何か趣があるでしょう？　映画「スタンドバイミー」っぽくないですか？　１両編成のワンマンカー車両も渋い渋い。これで海際をシャカリキで爆走するのです。スピード感がハンパなかったです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
車窓から見える海が近くて、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
近い近い、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
近いぃ！
ローカル線の旅と海とスリルが大好きな方、お薦めですよ、日高本線。ぜひぜひ。

「不機嫌シスターズ」

「あのー、なんか怒ってます？」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「そんなことはなくってよ」
昨日の午後北海道から帰って来て、ティアラとジュリアを病院に迎えに行きました。シャーッとはいうものの、ご飯も食べてティアラは目薬も差していただいて、一応いい子にしていたそうです。ところが、帰宅すると家の中を走り回り、大声でご飯を要求。さらにニ匹そろってトイレで立派な大を。やっぱり緊張して我慢してたんだなー。もう多分２泊３日なんてことはないから…。
一方ジュリアは、ご飯とトイレをすませた後は１時間くらいキャットキューブでおこもりしてました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
おこもり中。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ぐぅぅ…」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
あれ、何か書いてある。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
どんとでぃすたーぶ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「だからぁ、邪魔しないでください」

北海道からの帰りは飛行機がめっちゃ揺れたくらいで順調でしたが、行きはやっぱり大変なことに。苫小牧→様似の日高線が途中でとんでもなく徐行になって、しかも単線なので上りの電車を待ち合わせるとかで、日高門別の駅で１時間くらい待たされました。電車の中の灯り以外真っ暗で、海の側を走っているはずなのに海も見えなければ道路も見えず、乗ってる客は私とあと病院から帰って来たみたいな体調の悪そうなおばあさん…。結構スリリングでしたよー。

「ぬる～い視線とお知らせ」

リビングでテレビを見ていると、猫部屋からぼやーっとした視線が。ジュリちゃん、何か用かい？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ううん、なんにも」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
といいつつ、その後も何となくこちらを見ていましたが、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
段々溶け始めて
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ふにゃ～～ん…。

さて、私、13日～15日まで北海道日高へ行って来ます。といっても、観光というのとはちょっと違って、「引退馬ホースサミット in 日高」というイベントのお手伝いが目的です。病院にお泊まりするティアラとジュリアのストレスをなるたけ少なくするため、現地には夜着いて帰りは朝イチでという北海道感ゼロな旅でございます。
なので、２泊になっちゃうけど、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ジュリと仲良くしててね。スタッフさん達にシャーッしちゃダメだからね。よろしく～～。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「え。なになに、なんて言ったの？」

というわけで、次回更新は火曜日になっちゃうかもです。
とここまで書いたものの、大雨でエライことになっている北海道西部、無事に日高に行けるかしら。日高本線の苫小牧→静内が止まっちゃうとアウト！なんですけど。

「マックスパワー」

見よ、この柔軟性。人だったら骨折してるっちゅーに。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ジュリさん、遊びませんか？
「えー、どうしようかな」
ほれほれ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
今イチ、ノリが良くないなぁ。ジュリア、これ好きでしょ？　羽根と紙のくるくるリボンのコラボが気に入ってるじゃないですか。　などと言っていると、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「がるるるぅ」
おお、ノッて来ましたね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
高速回転～～！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
あ。
ボロッ…。
あーあ、壊しちゃいました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「アタシ、知らないもーん」
私だって知らないもーん。ジャラシにしては、結構高かったんですが、ジュリアの本気遊びには勝てません。３か月余りの寿命でした。怪力ジュリアめ…。

「集中集中！」

朝、ゴミ出しをして戻って来てみたら、玄関のドアの横の窓に何か白いものがぼーっと。何かいる！？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
じーっ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「見えないからどいて」
真剣です。睨まれてしまった…。家の中に入ると、いたいた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ティアラ監視員、お仕事中です。どうやら私も行確対象だったようで。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「おっ！」
朝は通学やら通勤やらの方が外廊下を通るので、監視員もチェックが忙しいのです。でも、しばらくすると、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「なんだか飽きちゃった」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「だって猫だもん」
そう。集中力が超短いティアラ監視員なんです。

「猫でわかる季節の変わり目」

ぱっか～ん。
猫ずの寝ている姿形で季節や気温が分るのは、猫が身近にいる人には当然の法則ですよね。夏の間、↑のように猫の開きを作りまくっていたジュリアが、10月並みの涼しさだった先週はこのとおり。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ちょんもり。
さらに
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「うふ」
おいおい、それは私のルームシューズではないかい？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ジュリ、返して。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「やーだ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「寝たふりしちゃお」ぐぅ。
ルームシューズが無事私のもとにかえってきたのは、30分ほどしてからでした。なんとなーくジュリアの形のくぼみが…。