「華麗な早技」

こちらからびみょーに目線をそらして置き物と化しているジュリア。
「やーね。なにもしませんて」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「と見せかけて」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ちゃぷん。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ささっ。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
しゃびしゃびしゃび。
いつもながら、流れるような動作（？）で思わず見入ってしまいます。可愛いというより笑える…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
カメラがブレるほど、目にもとまらぬ速さで水につけて、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「うまうま」

いつもこうやって水を飲んでいるかというとそうでもないのです。どのタイミングでこの「作法」をしたくなるのかは不明です。あ、でも、これをやるのは、このガラスの透明皿だけかも。そのあたりにナゾがあるのかなー。なにかの修行じゃないかと、私は睨んどるのですが。

「ダブル・ウォッチャー」

秋の日差しの中で瞑想する猫。居眠ってるようにも見えますが、あくまで瞑想なのです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
こちらはひたすら惰眠を貪る猫。二匹の距離は、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
このくらい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「お姉ちゃん、寝てばかりだと頭がとけるよ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ほぇ～」
妹のお説教なんか全然聞いてませんねー。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
そのうちティアラの眠気がジュリアに伝染…と思ったら、窓の外を大型作業トラックが通ったとたん、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
しゃきーーん
シスターズの眠りは超浅いのでした。

「ウォッチャー」

「なんか来る！」
かたたんかたたん。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「見えない」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「よいしょ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あ 」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ふ～む」
宅配の人が押す台車の音でした。外廊下は子供の声がしたり、お掃除の人が通ったり、お家猫にとっては刺激がいっぱい。聞きなれない大きな音が怖いティアラですが、ベッドルームのこの窓は網戸の外に鎧戸がはまっているので、安心感があるのか何か通るとすぐ見に来ます。それにしても、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
見事なお御足。ティアちゃん、太ったんじゃない？
ティアラの目は相変わらず一進一退で、いいかなーと思っているとまた角膜に傷ができて涙が溢れてしまいます。気温と湿度が上がってむしむしすると覿面です。痛そうなので見ているこちらもメゲる…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
↑はいい時の状態なんですけどね。

「十五夜」

各地に多大な被害を及ぼした台風18号ですが、夏のもあ～っとした空気を洗い流して行ってくれたのか、ここ数日はご覧のような真っ青な空です。ほとんどコバルトブルーですね。そして日差しの方もすっかり秋日に。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
がじがじ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ふうぅ…」
今夜は十五夜です。この分だとほぼ全国的にお月見できそうかな。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「AOYAMA FLOWER」でお月見仕様のフラワーアレンジメントを買ってみました。真ん中の黄色いピンポンマムが「満月」だそうで。それにしてもススキがかなり薄い…。ススキなんか、以前は近くの空き地とか畑の脇とかにわんさか生えていて、自由に取って来られたのに。最近はマンションが建ちまくっていて、空き地がホントに少なくなりました。消費税が上がるかもしれないという噂が立った数年前から、マンション建築が加速したような気がします。そのうち野生のススキ野原なんてなくなっちゃうんだろうな～。などと考えていたら、ジュリたぬきが出現。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「なにコレ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ねーねー、なにコレー？」

「ほめ言葉たっぷり」

すぴー
ジュリさん。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ちらっ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
すぴぴー。
ジュリはかわいいねー。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ぱち。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
すぴぴぴ～。
ジュリはホントにかわいいかわいい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「わかってる」
そっか、わかってるか。このくらい誉めとけば大丈夫でしょっと。ここのところずっと、ティアラのお世話の割合が格段に上がっているので、ちょっとスネスネしてるので、目いっぱい誉めておきました。

台風18号、すごかったですね。テレビで見た京都嵐山の空撮が衝撃的過ぎて…。うちの方は明け方からお昼過ぎあたりまでがピークだったようです。雨もだけど、風の音がすごかった。窓を閉めても唸るような音が聞こえていて、猫ずが珍しく側から離れませんでした。

「目薬な日々」

窓を開けると涼しい風が入って来て、エアコンをつけずにいられる時間が少しずつ増えて来ましたね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ぷんすか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「見ないふり、聞こえないふり」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「もぉ～～」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「やだやだやだやだ」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ティアラのお薬セット、くるねこ缶に入れてます。１日１本のヒアルロンサン目薬と１日２回のインターフェロン目薬と目のためのサプリ、その名も「メニにゃん」の３点セット。日によって状態がいい時とよくない時があるんですよね。食欲とかは普通にあるし、排泄も問題なしなんですけど。なんだかしょっちゅう目薬さしてるような気がするなー。なのでティアラもちょっと不機嫌モードです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「やーだ、まじ超ヤダ」

「７年後の夏は」

ソファの上でぬいぐるみに埋もれるジュリア。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
反対側の馬の足の間から見ると、こんな感じ。いい感じに埋もれてますな。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「仕度まだですかね」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「はやくしないとですね」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「とけてしまふ…」
2020年夏季オリンピック招致のテレビ特番をだらだら見ていたら、ジュリアがつきあってくれました。ティアラは猫部屋でとっくにお休みなんですが、ジュリアは水を替えて、夜中小腹が空いた時のご飯少々を用意して、トイレもきれいにならしてもらわないと寝ないのです。まー、手のかかるお猫だこと。
東京に決まりましたね。私はマドリードかなーなんて思っていたんですけど。特にオリンピック大好き！というわけでもなく、当初震災復興をテーマの一つに掲げたのにどうして東京でやるのか分からなかったのですが、IOCのロゲ会長が「トキオ」と告げた途端ガッツポーズして号泣するフェンシングの大田選手に、よかったねー、がんばったねーとお祝いしたくなりました。
でも…今から７年後の東京の夏。大丈夫かな、猛暑とゲリラ雷雨。ちょっと心配です。「原則運動禁止」なのにマラソンなんて。

おまけ
温度はさすがに大分下がってきましたが、湿度が高くてまだ秋の空気には程遠い…。と思っていたら、萩の花が咲き始めていました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「お姉ちゃんに譲って」

むっすぅ。
カメラのポーチをかみかみしながら、つまらなさそうなジュリア。何故かというと…
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「なんかいる！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「出て来なさい」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「しぶといわね」
ティアちゃん、左、左。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「いたー」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
てしてしっ。

ティアラに、ジャラシをひとり占めされてしまったからなのです。眼の具合が少し良くなって、遊びたい気分になって来たのかな。そんな訳で明日は病院。症状が良くなったかどうか診ていただく予定です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「びょういん？」
大丈夫。まだ暑いから、行くのはティアラだけ。君はお留守番だ。
それにしても、今日未明の雷は落ちる落ちる…。雷嫌いなジュリアがピスピス泣いて起こしにきました。

「いつまでも暑くて暑くて暑くて暑い」

「どっへぇ～～」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ティアさん、具合はどう？　やっぱり片目が細くなっちゃうね。先週２、３日涼しかったと思ったら、また暑さぶり返しで、しかもそのまま居座り続ける今年の夏。ホントに暑くて湿度も高くて疲れます。素人だからはっきりは分からないけれど、ティアラの眼が一進一退なのは、絶対この暑さも原因の一つになってると思うんですよね。早く平年よりちょっと高め、くらいでいいから、涼しくなって欲しいと願っているんですけど。
そしてジュリアは、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
むっすり。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「なんか用っすか」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ふん、だ」

目薬さしたり、コットンで拭いたりしてティアラに構っている時間が長いので、何となく不満なご様子。お姉ちゃんにちょっかい出して怒られて、さらに不機嫌。